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茶師十段が作る濃厚抹茶かき氷が話題。行列のできる日本茶専門店「しもきた茶苑大山」

  • 2016.5.22
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「しもきた茶苑大山」は、全国で13名しかいない茶師十段の認定者が2名いる日本茶専門店。確かな舌や鼻で選び抜いた日本茶を販売しているほか、喫茶室では抹茶やほうじ茶のかき氷を提供。そのふんわり食感や濃厚な味をもとめて人々が行列をつくっています。

日本茶の名人がいる創業46年の店

下北沢駅北口より、しもきた駅前通り商店街を歩いて約2分。「茶」と書かれたのれんが目印の日本茶専門店「しもきた茶苑大山(しもきたちゃえんおおやま)」があります。

こちらのお店の茶師十段認定者は、大山泰成さんと拓朗さんご兄弟。茶師とは日本茶の特性を熟知し、品質のよしあしを鑑定したり、それぞれの持ち味が出るようにブレンドしたりする人。「全国茶審査技術競技大会」によって段位が認定され、十段が最高位です。

一年中食べられるふんわり食感のかき氷

同じ建物の2階にある喫茶室では一年を通して、かき氷が食べられます。1〜5月、10〜12月はほかに北海道十勝産小豆を炊いた「ぜんざい」(800円)や「抹茶」(700円、セットの場合は400円)なども味わえる一方、6〜9月はかき氷のみのメニューになります。

気温が上がる4〜9月は行列ができる日が多く、開店1時間前の13時から整理券が配られます。できるだけ長時間並ばずに食べたい人は早めに行って整理券を手に入れ、下北沢の街を散策しながら順番を待つのがおすすめですよ。

人気のかき氷は、兄の泰成さん選りすぐりの京都宇治産高級抹茶を使用した「微糖抹茶」(メイン写真 1130円)。抹茶の味と香りを最大限に楽しめるように、抹茶シロップをかけたうえに、さらにムースのような泡状の抹茶エスプーマがたっぷりとかけられています。

氷が粉雪のようにやわらかくてふわふわなのは、ゆっくりと凍らせたものを細かく削っているから。口の中に入れると一瞬にして溶け、舌の上に抹茶の濃厚な風味が残ります。黒みつ、白みつ、ミルクのなかから選んだみつをかければ、抹茶と甘味が織りなす上品な味わいも広がります。

「ほうじ茶あずき」も、お茶の深い味わいをしっかりと楽しめるかき氷です。こちらは氷の中に、ほどよい甘さにふっくらと炊かれた小豆が入っていて、香ばしいほうじ茶と絶妙の相性。あらためて、お茶のおいしさを気づかせてくれます。

茶師十段が入れるお茶を飲みたいときは茶会へ

喫茶室では、7~9月を除く水曜に「茶会」も開催しています。日本茶をおいしく入れるには、高級な煎茶や玉露はぬるめのお湯で時間をかけると旨味が出るといわれますが、重要なのは自分の好きなお茶の味を知ることなのだとか。どの茶葉をどう入れたらおいしく感じるかがわかるようになると、日本茶がもっと好きになりそうですね。

まずは、茶師十段のかき氷をどうぞ。行列に並んでも食べたいという人が続出する味わいですよ。

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