今、おしゃれ業界人たちは「ヌードメイク」で愛用ジュエリーを映えさせてる！【まとめ】

ファッションだけでなく身に纏うジュエリーも日常のメイクも、輝く人はいつだって自分らしさとセンスが光ってる！ おしゃれ業界人のひと技きいたメイクテクニックやコスメ、洒落たスタイリングを盛り上げる愛用ジュエリーを詳しくご紹介します。

ギャラリーオーナー 舘かおりさん

Saint Laurentのジャケット、THE ROWのTシャツは本人私物

PROFILE_セレクトショップのディレクター、プレスを経て独立、ギャラリーオーナーに。本誌やSNSで披露するモードなスタイリングセンスにファンも多い。

「華奢なデザインながらも、フルエタニティや一点で輝きを添えてくれるダイヤ入りに夢中。腕時計もクラシックな手元を盛り上げてくれるスパイスに。ノーネックレスで顔まわりはすっきりさせます」

CHROME HEARTSのリング

Cartierの時計

Cartierのリング

Tiffany ＆ Co.のリングは本人私物

ピアス¥16,500（ロン）

大人モードなヌードメイクに煌めくジュエリーで個性を添えて

「身に着けていて高揚感があるダイヤのジュエリーや腕時計で手元をクラシックなムードに盛りたい気分。旅先で出合うジュエリーにはストーリーがあり、思い入れも深いので、最近旅に出るたびに買い足しています。ソフトマットな肌と血色をおさえたリップで作るハンサムメイクでいてこそ、ジュエリーが自分らしく映える気がします。」

BASE

a glowのブリーザブルBBクリーム b SUQQUのザ プライマー c Diorのスキン フォーエヴァー スキン パーフェクト スティック 1N ニュートラル d CHANELのボーム エサンシエル スカルプティング e SUQQUのソフト マット セッティング パウダーは本人私物

aのBBクリームとbのプライマーは保湿効果もあり。cのファンデの前に仕込むことで、ツヤっぽさを適度におさえてくれる。eのパウダーでソフトマットな肌に。dを眉上、鼻筋、こめかみ、上唇の山にのせ光を集める。

EYEBROW

f M・A・Cのブロウ デュオ g ADDICTIONのアイブロウ ブラシ 01 h REFYのブロウ ティント ソフトブラウンは本人私物

fのパウダーで眉尻のみラインをやや上に意識しながらgのブラシで1本1本眉を埋めるように描き足す。眉頭はhのマスカラで毛を立たせ、眉に立体感を出す。

LIP

i Diorのルージュ ディオール 000 ディオール ナチュラルバーム j M・A・Cのリップ ペンシル オーク k M・A・Cのリップ ペンシル グレージュ l M・A・Cのパウダー キス リキッド リップカラー 950 イッツ パーソナルは本人私物

iの高保湿のリップバームを唇全体に塗布。j・kのリップペンシルは2色使いして色をなじませ唇の輪郭を整える。ややオーバーめに縁取るのもポイント。モードな印象が高まるヌードカラーと潤いを与えてくれるlを唇全体に。

FATUITEディレクター 藤井明子さん

ànukeのドレス、Chaosのインナーは本人私物

PROFILE_航空会社勤務を経て、美容インフルエンサー・モデルとして活動。2021年にスキンケアブランド「FATUITE」を立ち上げ、ディレクターに。

「カラーメイクを楽しみたいときほど、ジュエリーはシルバーでまとめたい気分。ボールタイプやチェーンなど、存在感のあるデザインの重ね着けもシルバーで統一することで大人なバランスに」

1 PARCAの華奢ネックレス 2 CADAN×LA PEAU DE GEMのネックレス

Tiffany ＆ Co.のブレスレット

PARCAの華奢セットリングと太リングは本人私物

夏らしい血色チークメイクをシルバージュエリーで引き立てる

「みずみずしいツヤと自然な透明感を意識した肌に、内側から湧き出るように発色する陽気なオレンジブラウンのチークをのせて夏らしくヘルシーに仕上げました。目元はヌーディなピンクにほんのりキラキラな質感をプラス。ジュエリーはゴールドだとゴージャスに傾くので、シルバーで統一してカジュアルなバランスを楽しんでいます。」

LIP

BOBBI BROWNのエクストラ カラー シャイン 676 ヌードラテは本人私物

リップケアを兼ね備えたツヤのある質感で、みずみずしい血色感を生むヌードカラー。ややオーバー気味に直塗りした後、指でポンポンとぼかして均一に整える。

BASE

a Diorのディオールスキン フォーエヴァー グロウ ヴェール b Joliyen.のリカバリーファンデーション 01 ライトベージュ c rom＆ndのジューシー ロールチーク 05 d NARSのライト リフレクティング プリズマティックパウダー e Joliyen.のアイベースコンシーラーは本人私物

ベースはあくまでも塗り込み過ぎず、透明感を消さず増やすように。a∙b∙eでクマなど気になる箇所にコンシーラーとしてポイント的に水スポンジで塗布し、肌のトーンを整える。dのパウダーは目まわりと鼻の部分だけに軽くまとわせ、cを頰高めの位置に指でポンポンと色づけるように肌にのせる。

EYE & EYEBROW

f HBLのアイブロウ エンドペンシル0.8 01 ナチュラル g DIDIONのアイカラー デュオ 01 Rainmaker h SUQQUのニュアンス アイライナー i PRADA BEAUTYのダイメンションズ マルチエフェクト アイシャドウ 08 j Joliyen.のマスカラカラーフィクサー シアーブラックは本人私物

眉は毛量があるので、fのペンシルでぼかす程度に。目元はiの中央にある肌なじみのいいヌードなピンクをアイホールと下まぶたに囲むように塗る。hで目尻だけにラインを足し、gを下まぶたの中央にのみキラッと潤いを与える程度に。マスカラはjのシアーブラックを軽く塗布。

フリーランスPR 上枝みどりさん

KAYLEのトップスとパンツは本人私物

PROFILE_セレクトショップの販売、大手アパレルブランドのPRを経て、フリーランスPRとして活躍。自他共に認める美容マニアとして、SNSでも美容情報を発信。

「手元のジュエリーは、ゴールドとシルバーのシンプルな地金なので、遊び心のあるネックレスもおしゃれかつ大人なバランスで受け止めてくれます。メイクの印象が強くなるアフター5は、大ぶりのシルバーピアスでピリッとスパイスをプラス」

1 TODAYFULのピアス

2 KNOWHOW JEWELRYのイヤーカフ

3 AFTER SHAVE CLUBのバングル

4 LIÉ STUDIOのネックレス

5 blanc irisのダブルリング 6 BYOKAのリング

7 Lilasのリング 8 goen°のリング

9 PLUS VENDOMEのピアスは本人私物

リングを重ねて手元に迫力を持たせピンクメイクをハンサムに仕上げる

「ワンパターンになりがちなメイクに変化を持たせたいときに選ぶのがピンクを使った目元。ポイントはパール感のないくすみピンクをチョイスすること。カジュアルスタイルの日中はツヤのあるリップでアクセントを、ドレスアップするアフター5はあえてヌーディなリップでヌケ感を意識。ジュエリーは手元にゴールドとシルバーをMIXさせて迫力を持たせながら、モードな雰囲気に」

EYE

a unevenのアイパレット ジ アザーサイド ep-01 b to/oneのペタル フロート アイズ 04

CHEEK

c LAURA MERCIERのティンティド モイスチャライザー ブラッシュは本人私物

bをアイホール全体にのせ、aの左下のくすみピンクカラーを二重幅と下まぶたを囲うように塗る。cを頰骨のあたりにうっすらと血色感を足すように指でのせる。

LIP

d unevenのリップカラー シアー コンテイジャス lc-03 e hinceのロウグロウジェルティント R001 ベアは本人私物

くすみピンクの目元になじむように色づくdのリップをややオーバーめに。ミニマルなサイズ感が持ち歩きにも便利なeを上から重ねて、ツヤとぷっくりとした印象を上乗せ。

Gongdid Designのトップスは本人私物

EYE

CANMAKEのクリーミータッチライナー 02 ミディアムブラウンは本人私物

アフター5は目元にほんのり華やぎを。黒だとコントラストが強いので、柔らかなブラウンのアイライナーをセレクト。目尻を少しハネ上げるようにすっと長めにラインを引く。

LIP

DIDIONのプランピング リップスティック 09 Classy Skinは本人私物

目元が印象的な分、リップはカラーレスなベージュ系でヌケ感を出すのがポイント。目元と口元で緩急をつけることで、よりヌーディで大人っぽいムードを演出できる。

（im）perf.ディレクター 佐藤麻理奈さん

PROFILE_大手アパレルブランドのPRを経て、2025年春独立。自身のブランド「（im）perf.（インパーフ）」のディレクターとして活動。小柄ながらモードでバランスの取れた着こなしに定評あり。

「基本ゴールド派で、華奢なフォルムとぷっくりボリュームのあるデザインを組み合わせて抑揚をつけるようにしてます。凛とクラシックな要素が際立つ、ブラックのストーンやタッセルネックレスの強さも、ゴールドとのコンビで洗練された印象に」

1・2 LOROのリング 3 GIGI JEWELRYのリング

4 Laainaのリング 5 LOROのリング

6 Gabriela Artigasのブレスレットは本人私物

カラーレスなミュートメイクに洗練ジュエリーを纏ってモダンに

「素肌感を保ちつつもハイライトやシェーディングを仕込み、陰影を強調させて上質な肌に仕立てることで、カラーレスメイクを効果的に仕上げています。ジュエリーは華奢なゴールドで手元をリュクスに飾り、タッセルのネックレスやストーンリングでクラシックな要素をプラス。メイクとジュエリーのトータルバランスでモダンなムードを意識しました」

LIP

ByURのセラムフィット ボリューミング グロースティック 04 シックは本人私物

カラーレスなミュートメイクの邪魔をせず、滑らかな潤いとツヤを演出し、上品に色づくスティックはリップカラーとして愛用。チークなどマルチに使えるのも便利。

EYEBROW

h D-UPのシルキーリキッドアイライナー ブラウンブラック i Lakaのワイルドブロウシェイパー 01 ストロングは本人私物

眉は隙間や足りない部分をhで1本ずつ描いて埋めていくイメージ。ただ、隙間を埋め過ぎないよう、まばら感を自然に整えるように描き、iで毛を立たせ眉に立体感を出す。

BASE & EYE

MATTEAUのシャツは本人私物

a SUQQUのザ プライマー b CEZANNEのブライトカラーシーラー 10 d LUNAのコンシールブレンダー パレット01 CLEAR COVER e shu uemuraのアンリミテッド ルミマット セッティング ジェル イン パウダー アオタケブルー f HERMÈSのエルメス プラン エア プードル エクラ グロー 02 ミラージュ

g ByURのセラムフィット ルースフェイスパウダー 01 クリアは本人私物

c i’m memeのアイムマルチスティックデュアル 001

aの下地を顔全体に塗り伸ばす。dのコンシーラーパレットはその日の肌悩みに合わせて色を選び、気になる箇所に丁寧に。bを目頭や顎に、eをTゾーンや目の下、口元に、fをアイホールや目の上の高めの位置に塗り光を集める。gを全体に纏わせ、cでシェーディング効果を高める。

RIM.ARKディレクター 中村真里さん

PROFILE_2016年に「RIM.ARK（リムアーク）」を立ち上げる。ブランドのディレクションのみならず、商品デザインも手がける。透明感のある美肌の持ち主。

「ブラックのストーン使いやエッジーなフォルムでリンクさせた存在感のあるジュエリーで手元にインパクトを。時計やゴールド＆シルバーの輝きは、シンプルな装いやメイクに都会的なバランスを演出してくれます」

1 blancirisのピアス

2 Adlin Hueのリング

3 HERMÈSの時計

4 Adlin Hueのリング

5 ASAMI FUJIKAWAのリング

6 Tiffany ＆ Co.のリング

7 HAPTのリング 8 blanc irisのリングは本人私物

お気に入りの辛口ジュエリーを軸にヘアやリップの色で変化を持たせて

「一点で様になるような個性的なデザインや、装いに上品さとスパイスを足せるブラックのジュエリーが好き。1日の中で気分を変えたいときに、ヘアスタイルやリップの色をチェンジするのですが、自分らしさを映すジュエリーを軸にすることで、顔まわりの印象が変わっても意思のあるスタイルを楽しめている気がします」

NUDIE LIP

SUQQU シアー マット リップスティック 14は本人私物

顔まわりの重量感とジュエリーの存在感が印象的に映るため、軽やかに色づくようなシアーマットな質感のリップをセレクト。透け感のあるソフトベージュは直塗りするだけで様に。

MODE LIP

g PRADA BEAUTYのモノクローム ウェイトレス リップカラー（マット レザー） B01 h OUT OF OFFICEの2in1 リップグロス + リップライナー LC504は本人私物

ピタッとタイトなヘアスタイルにはhのリップライナーで輪郭を整えつつ悪目立ちしないgのブラウンベージュのカラーを。セミマットな質感で唇に丸みを出すことでモードな雰囲気に。

OVER LIP

i REFYのリップグロス FAWN j FENTY BEAUTYのTRACE’D OUT ペンシルリップライナー PUNT BUTTAは本人私物

jのペンシルで唇のアウトラインをやや広めに縁取り内側にぼかす。透明感のあるブラウンベージュが品よく輝くiのグロスを唇全体に塗り、潤いとふっくらとした質感を演出。

BASE & EYE

a DECORTÉのザ スキン ミニマリスト b Diorのディオールスキン フォーエヴァー スキン コレクト コンシーラー c THE TOOL LABのハッピーリム アクアパフ d NARSのライトリフレクティング セラムクッションファンデーション MONT BLANC e BYREDOのフレーバーリップバーム カモミーユ ダンジュ f LUNASOLのモノアイカラーレーション 06は本人私物

aを顔全体に伸ばしなじませ、bのコンシーラーで気になる箇所をカバー。dのファンデをcのスポンジで均一に塗り、肌をフラットに整えてトーンアップしたツヤ肌に仕上げる。パウダーをせずに仕上げることで崩れにくく、メイク直しも楽に。目元にはfで奥行きを。リップの保湿対策はeで叶える。

M.MINEディレクター 前坂美結さん

TELOPLANのトップス、ヴィンテージのデニムビスチェは本人私物

PROFILE_美濃焼の技術や表現を生かしたジュエリーブランド「M.MINE（エムドットミネ）」のディレクター。インスタにアップされる女性らしい着こなしが人気。

「マイルドなピンクやホワイトなど、メイクとカラーリンクしたジュエリーで手元を彩ります。遊び心のあるモチーフは小面積ながら愛らしいスタイリングへと導いてくれつつ、大人っぽさもキープ」

ピアス¥18,000

リング¥27,000

リング¥28,000（全てM.MINE）

Joie de treat.のネックレス

LOHMEのリング2本は本人私物

「色もフォルムもデザインも、あえて統一感を出さずに自由に組み合わせることで、メイクの陽気なムードとマッチ。目に入るたびにときめくようなジュエリーは身につけるだけで気分が上がります」

Joie de treat.のリングは本人私物

リング¥28,000（M.MINE）

Wolf Circusのピアスは本人私物

リング¥27,000（M.MINE）

多幸感溢れるカラーメイクと共に心躍るジュエリーを自由に楽しむ

EN APARTMENTのブラウスは本人私物

「イエベ春なのでチークはオレンジみのあるピンク、もしくはブラウンみのあるオレンジで顔印象をコントロール。ただ、子どもっぽく可愛らしく見え過ぎないように、チークをのせる位置や身に着けるジュエリーとのバランスを調節して大人に引き寄せます。ジュエリーは基本的に、デザインも色もMIXして自由に飾るのが私らしいスタイルです。」

EYE & CHEEK

a CHANELのリップ＆チーク ボーム N°1 ドゥ シャネル 2 ヘルシー ピンク b hinceのニューデップスアイシャドウパレット 08 ビー・マジカル c BOBBI BROWNのロングウェア クリーム シャドウ スティック 51 ムーンストーンは本人私物

cを指でなじませてアイホールに広げ、色を入れずに印象的に見せるためbのベージュ系カラーを二重幅に重ねる。aは頰高めの位置に広く横長にのせ、内側から滲むような血色とツヤを出す。

LIP

d CHANELのルージュ ココ フラッシュ 152 シェイク e Lakaのフルーティーグラムティント 120 カフェインローズは本人私物

ピンクのチークになじむような、dのリップを唇全体に塗る。eで唇の輪郭をなぞるように丸みをつけて塗り、大人可愛い印象に仕上げる。

CHEEK & LIP

f YEUX ET LIGNEのフロスティド リップステック ヌエス g LUNASOLのカラーリングシアーチークス（グロウ） 01※廃盤商品は本人私物

鼻をまたぐようにgのチークカラーをブラシでラフに塗る。チークの色になじむfのリップで、なだらかなラインのオーバーリップになるように、上唇と下唇を丁寧に塗る。

photograph:KAORI IMAKIIRE(model),MAYA KAJITA[e7](still) hair:ITSUKA TOKI text:MAIKO WATANABE

otona MUSE 2025年9月号より