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【50代の奈良旅】オープン1周年を迎えたならまちのシロビルへ小林聡美さんがミューズを務める「entwa」とカフェ「fuai」が素敵!

  • 2025.9.20

こんにちは、奈良在住の編集者・ふなつあさこです。今回は、奈良きってのおしゃれエリア・ならまちに昨秋オープンした真っ白なビル、シロビルを訪れました。

1Fには大人のおしゃれ手帖世代にもおすすめなアパレルブランド「entwa(エントワ)」、2Fにはカフェ「fuai(ファイ)」があり、どちらも素敵なショップです。

また、本作りからはじまった系列レーベル「ループ舎」から8月に刊行されたモデルで文筆家・小谷実由(おたにみゆ)さんの刊行記念イベントがNAOT NARAで開催されたので、その模様もレポートします!

50代にもおすすめ! “心と体がよろこぶ日常着” entwa

奈良を拠点に、本当によいと思ういくつかの型だけを厳選した素材で作り続けているアパレルブランド、entwa。2024年秋にオープンしたシロビル1Fがentwaのショップです。

ようやく少しずつ秋の足音を感じる今日この頃、店頭にも秋物が並び始めていました。うなぎの寝床のように奥行きのあるスペースからして、元々は町家だったのかな?

独特なテクスチャー感のワンピース。entwaのベーシックはシャツ+パンツですが、生地との出合いからワンピースやジャケット、スカートが生まれることも。

2022年のentwa立ち上げ当初からのロングセラーモデルは、ワイドパンツ。毎シーズン、さまざまな生地や色で展開されています。

膝の生地だけが伸びてしまってポコッと飛び出してしまうことがないように、と考えられたパターンがもとになっているentwaのパンツは、動きやすい快適な着心地!

entwaのパンツは丈のみが異なる3サイズ展開ですが、ウエストの内側にひと手間かけて切れ目を入れてあり、中のゴム(しかも3本入っていて、よれない!)を調節できるようになっています。オーバーサイズシルエットですが、華奢な体型の方にも安心。

シャツもentwaの定番。こちらのダッチカラーのようにひとクセある襟がアクセントになっていて、一枚でサマになります。オリジナルのソックスも、秋冬カラーが登場。奈良は靴下の生産量日本一ですから、もちろん奈良産です!

entwaのスタッフのおふたりは、いずれもentwaのウェア+NAOTのシューズというコーディネート。片やラベンダーのワントーンコーデ、もうおひとりはベージュのセットアップとそれぞれにお似合いの着こなし。すとんとした落ち感のパンツは、どんな体型でもこなれて見える優れもの。

entwaの直営店は奈良の本店と「NAOT AICHI」内の一角のみですが、9/27(土)・9/28(日)には蔵前の「NAOT TOKYO」にてポップアップショップ「よそおい展 秋」が開催されます。商品を実際に見てみたいというお近くの方は、ぜひ足を運んでみてください。

2025年秋冬コレクションのミューズを務めているのは、春夏コレクションに引き続き、俳優の小林聡美さん。「すでに大人の私たちがなりたい大人」=「自分の “好き” に真っ直ぐな大人」を体現するかのようなビジュアルの撮影は、entwaのショップで行われたそう。

fuaiのユニークな包子(パオズ)でブレイクタイム

シロビルの2Fにあるカフェ、fuaiでひと休み。名物は、セロリやパクチーなどの香味野菜をアクセントにした「香味包子」。「いちじくあんまん」や、不定期で登場する世界各国の味をイメージした「ワールドワイドまん」も。全粒粉を混ぜることで絶妙なモチふわ感を出した生地で、個性的な味わいのあんを包んだ唯一無二の包子です。

この日は、セロリ豚まん、パクチーチキンまん、いちじくあんまんを自家製の香味コーラとともにいただきました。

あんや生地から自家製。スタッフさんたちがオープン前に手際よく準備していました。

壁面はショップスペース。オリジナル商品やスタッフの皆さんによるセレクトアイテムが並びます。

イチオシは、ショルダーストラップから底までぐるりとひと続きになっている「loop bag」。

13.5cmと思い切りのいい幅にすることで、パソコンなどの重いものを入れても肩に食い込みづらい優れもの。小技の効いた3つの内ポケット付きなのも便利!

ショップのあちこちにひそんでいる(?)不思議なこの子たちは「ファイくん」。一点一点手作りで、同じ子はいないそう。気に入った子がいたら、連れて帰ってあげてください。

ちなみに、ブランド名は“yes でもなく、no でもない。答えは、ファ〜イ。”からきているそう。なんでも白黒ハッキリさせるのって、ちょっときゅうくつ。ときにはあいまいでもいいですよね。無理せず、たくさん笑いましょう!

スタッフのおふたりの着こなしの主役は、fuaiのエプロン。まるでカンガルーのような大きなポケットと、深めの中央スリットが足捌きのよい「kangaroo apron」です。着たまま出かけても可愛い。

洗いざらしのシワも絵になるので、私のようなズボラにもぴったり! と、思わず白エプロンを購入。

「一度食べたらクセになる!」と大好評の香味包子は、通販もスタート。冷凍で届くので、お昼やおやつのストックにも最適。ギフトにも喜ばれそう。

おみゆさんの新刊『集めずにはいられない』刊行記念イベント at NAOT NARA

私もたびたびお仕事をご一緒させていただいている人気モデル、小谷実由さん。「おみゆ」さんの愛称で親しまれている彼女、気に入ったもの(とくにクシ)を蒐集するクセがあるとは聞いていましたが、趣味が昂じてエッセイ集『集めずにはいられない』を刊行。

先日、仲よしのシンガーソングライター・吉澤嘉代子さんをゲストに招き、シロビルからもほど近いNAOT NARAで刊行記念トークイベントが開催されました。

新刊のタイトルにもなっている「集めずにはいられない」をテーマに語り合うふたり。途中、吉澤さんが集めずにはいられないものをこっそりおみゆさんに耳打ちするひとコマ。

イベントに参加した人には教えてくれましたが「この場限りでお願いします」とのこと。さて、なんでしょう?

本にも登場するおみゆさんコレクションの一部が額装して展示されていました。500本以上あるというクシのうち、実は日常的に使っているクシは5本ぐらいで、残りはすべて使わずに置いているそうです。愛がすごい。

『集めずにはいられない』は、おみゆさんにとって2022年に刊行したエッセイ集『隙間時間』に続く2冊目となる書籍。書く仕事も増やしていきたいそうなので、文筆家としてのこれからの活躍も楽しみ。

イベントは満員御礼。男女・世代問わないファン層の広さにびっくり。

シャイなおふたりはその熱気にちょっと押され気味のようだったので、私はそっと心のなかでエールを送りました。

トークイベントの前後には、fuaiでおみゆさんゆかりのメニュー「ワールドワイドまん(シンガポール)」が提供され、おみゆさん自らが制作したアクセサリーも販売されていました(※関連イベントは終了しています)。

おみゆさんの新刊の詳細や関連グッズは、ループ舎の公式サイトからチェックを。

ちなみに、トークイベントのためにおみゆさんが奈良に来はることを知った私は、ちゃっかり別のお仕事をお願いしてしまいました。

宝島社から好評発売中の疲労回復ウェアのご紹介ページに、おみゆさんが登場してくれます。ちゃっかりついでに、entwa、NAOTに衣装協力いただきました。『大人のおしゃれ手帖』11月号に掲載されますので、チェックしてください〜。

この記事を書いた人

編集者 ふなつあさこ

ふなつあさこ

生まれも育ちも東京ながら、幼少の頃より関西(とくに奈良)に憧れ、奈良女子大学に進学。卒業後、宝島社にて編集職に就き『LOVE! 京都』はじめ関西ブランドのムックなどを手がける。2022年、結婚を機に奈良へ“Nターン”。現在はフリーランスの編集者として奈良と東京を行き来しながら働きつつ、ほんのり梵妻業もこなす日々。

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