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「80代の壁」を超える方法とは?元ミス日本代表・谷 玉惠さんが40年継続している筋トレ健康習慣

  • 2025.9.20

「80代の壁」を超える方法とは?元ミス日本代表・谷 玉惠さんが40年継続している筋トレ健康習慣

今年の夏、80歳を迎えた元ミス・インターナショナル日本代表の谷玉惠さん。ジーンズを颯爽とはきこなす姿は、ミス時代と変わらない体のラインです。その秘訣は、お尻アップ体操と筋トレに打ち込む日々。いったいどんな筋トレを続けているのでしょうか。実際の様子を見せていただきました。

80歳の壁は、筋トレで乗り越える

今年8月、谷 玉恵さんは80歳を迎えました。
凛とした姿は、まるで年齢を感じさせません。

「いまの生活は“筋トレ一筋”と言っても、大げさではないわね」
そう笑う谷さん。

週に3回はご主人とスポーツジムへ。
1時間しっかり汗を流したあとは、帰り道の買い物や食事も楽しみのひとつです。

「これまでいくつものジムに通ってきたけど、いまのジムはとても気に入っています。集中してトレーニングできる環境がいいのよね」

使うマシンはなんと10種類!
しっかり追い込まなければ筋力はつかないから、「ひとつのマシンにつき、10回を1セットとして、適度に休みを入れながら、3セットが基本です」
その真剣さに驚かされます。

さらにジム以外の日の予定もぎっしり。週1回は仕事で東京まで訪問治療に出かけます。もう1日はタヒチアンダンスのレッスンへ。外出しないのは、週に2日ほどだけ。

筋トレを始めたのは40歳からなので、かれこれ40年。筋肉があることで、いわば“基本の体力”が整っている——、だから年齢を重ねて、体調不良になっても、回復力があるように感じているといいます。

「“80代の壁”なんて言われますね。どんな壁が待っているのかはわかりません。でも、これまで通り、筋トレ一筋! 大いに精進していきたいと思います」

80代の壁も筋トレで軽やかに飛び越える——そんな頼もしい笑顔の谷さん。筋トレの様子を見せていただきました。

谷 玉惠さんの筋トレ6箇条

【1】脚を中心に鍛えています

どこを中心に鍛えていますか?という問いには、「もちろん、脚です」と即答です。

大腿四頭筋や大臀筋など下半身をトータルに鍛えるレッグプレスは、今は90kgから97kgくらいを押しています。以前は140kgを押していたこともあったとか!

重いときは手で脚を押しながら
「脚をもどし切らないで押すのがコツ」

【2】お尻に手をやり、筋トレが効いているか確認します

筋トレは、どの筋肉がいま鍛えられているか、意識することが大事。

「筋トレ中に手を当てると、きちんと効いているか確認できます」

【3】こまめに水分補給します

筋トレをしながらこまめに水分補給をすることはとても大事。汗をかくので、脱水を防ぎます。

谷さんは、EAAというドリンクを自宅でポットに入れてもってきます。
「EAAというのは必須アミノ酸のことで、体調を整えるはたらきがあるそうですよ。正直言うと効果はよくわかりませんが、水がわりだと思って飲んでいます」

【4】筋トレのやり方は最新情報をYouTubeでチェック!

谷さんがスポーツジムで筋トレを始めたのは40歳のとき。それから40年、続けてきました。その間に、マシンもトレーニング方法も大きく変わり、当時とは全く様子が違うそうです。

「だから今はYouTubeをチェックして、最新の筋トレを取り入れるようにしています」

【5】脚だけではなく、上半身も鍛えます

「私は腕は弱いほうなので、上半身も鍛えます」と谷さん。

大胸筋を開くマルチプレス。
「角度によって効かせる筋肉が違います」

【6】重さや回数をノートにメモします

谷さんは、使うマシンごとに、重さと回数をメモしています。
前回の数字を見ながら、少しずつ重さや回数を増やしていくのだとか。

「実際、以前より今のほうが重さや回数も増えています。同じ負荷では効かなくなるのよね」

記録があるから、筋肉の成長もちゃんと見えるといいます。

谷玉惠さんプロフィール

1945年 東京都世田谷区で3人姉兄の3番目として生まれる。
1960年 東宝ニューフェイス一期生合格、養成所にて研究生となる。
1962年 ミス・シームレスコンテスト優勝(主催 アツギ)
1964年 19歳のとき、ミス・インターナショナル日本代表に選ばれる。

山野高等美容学校に入学のち、美容師免許取得。
ダイエットの第一人者である和田静朗先生のもと、体育、食事、呼吸法を取得。和田研究所の教師免許取得。
モデル、テレビ神奈川にて司会、レポーターをつとめる。
フランス、ニース大学に留学
日本鍼灸理療専門学校卒業
法政大学文学部史学科卒業
鍼灸師免許取得。健康運動士免許取得

1985年 東京都南青山にTAMAE H&B研究所開業。延べ10万人の不調の人と向き合い、鍼灸師として活躍。著書多数。
2016年 開院30年と古希を機に青山の研究所を閉院。
現在は、フリーランスの鍼灸治療家、健康運動指導士として執筆、講演、訪問治療と幅広く活躍中。

協力/リファイン フィット24

撮影/橋本哲

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