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【小池栄子】劇団☆新感線オールスター大集合!『爆烈忠臣蔵』に挑む!【前編】

  • 2025.9.15

映画にドラマにと、八面六臂の活躍が眩しい小池さん。彼女と劇団☆新感線の関わりや舞台にかける意気込み、そして今回の『爆烈忠臣蔵』についての見どころなど、たっぷりとお話を伺いました!

小学校高学年の女の子をイメージして自分のキャラクターを深掘り中!

小学校高学年の女の子をイメージして自分のキャラクターを深掘り中!

──これまでも何度も出演されている劇団☆新感線ですが、新感線の魅力を教えてください!

「観終わったあとの“多幸感”が、ほかの芝居とは比べものにならないんです。アミューズメントパークに行った帰り道、みたいな気分になります。移動も含めると、新感線の舞台は長いので長時間拘束されることになるんです。料金も高いし(笑)でも、『これだけ払ってもやっぱり観られて良かった!』という圧倒的な満足感をいつもお土産に持って帰らせていただくので、唯一無二だと思います」

──しかも今回は元劇団員の方々も含めて、オールキャストが大集合です!

「先輩たちが大集合ですからね! この人だけでも面白いのに、次から次へと。『じゅんさん、早くまた出てきて!』とか『羽野さん、もっと観たいー』とか、それくらい贅沢でもったいない出方なんですよ」

──今作の台本を読まれての感想を伺えますか?

「今回はお客さんへの感謝と決意表明みたいなものがたくさん込められた台本だと思いました。『芝居はカラダひとつさえあればどこだってできるんだ!』という脚本家の中島かずきさんのメッセージが感じられる台本です。そして『僕たち、これからもバカバカしいことをやっていきますね!』と宣言されているような気もして。その舞台に、こうして自分も参加できることは本当に光栄だなと思っています」

──お稽古をしている中で、こんなところが面白いよ、というポイントはすでにありますか?

「私がやっているキャラクター像はもっとこれから深めていかないといけないのですが、観客の方は私目線で観られるようなストーリー構造になっています。行動が目的に対して一貫していて、真っ直ぐに動いていくので、演じる方としてはとてもやりやすいキャラです。ただ、脚本を読んだときのイメージは小学5、6年生の女の子みたいなイメージだったんです。だから設定を若くやろうと思って稽古では高い声を出しているのですが、早くもノドがキリキリしてきました(笑)」

──小池さんの小学生女子、何となく想像が付きそうです!(笑)

「最後まで若い設定、持つかな?(笑)本番ではかなりノドのケアをしながら、舞台以外では喋らないで過ごそうかと思っています」

──小池さんご自身は、どのように『お破(おやぶ)』という役を見せたい、と思っていますか?

「お破を通じて、『芝居をやってみたいな』という子が出てきたらいいなと思うんです。みんなでモノを作ることの大変さや楽しさ、ひとつのモノを完成させたときのうれしさなども描かれますから」

学生時代の先輩後輩が集まっている図を見て、羨ましくて、楽しい!

学生時代の先輩後輩が集まっている図を見て、羨ましくて、楽しい!

──新感線は殺陣もありますし、いつもハードなシーンも多いイメージです。

「本当だったらお稽古に2ヵ月半くらいほしいと思う量です。だから、間に合うのかなと思うんですが、結局間に合うんですよね。実際にやりながらいろいろと修正を重ねたり、お客さんの反応を見て変えていったりもあると思います。自分が経験したパターンで今回気を付けようと思っているのは、稽古場で全力でやり過ぎて、早めに声を嗄らさないようにすること! 前回もそうだったのですが、毎日カラオケに行っているようなものなので、その調整をちゃんとしようというのが目標です」

──今回のお稽古場の雰囲気はどんな感じですか?

「いのうえさんがすっごく楽しそうで。それをスタッフに『いのうえさん、いつもすごくニコニコされてます』って言ったら、『こんなに楽しそうなのを見ているのは、僕たちもうれしい』と仰っていて」

──劇団☆新感線は元々、いのうえさんが大阪芸術大学の2回生のときに旗揚げされた劇団で、皆さん先輩後輩ですもんね。

「私は客演の立場ですが、いのうえさんは劇団員が集まっているという絵がうれしいんだろうなぁって思っています。学生のときから一緒にやっている人が、この年齢まで一緒にできるのが羨ましいですね」

──今回はヴィジュアルも印象的でした!(笑) 『仮名手本忠臣蔵』だけに、小池さんの扮装は大石内蔵助なんですが……。

「うちの母親にポスターヴィジュアルを見せたら、『どこにいるか分からない』って言われました(笑)私がこの格好で出てきても、観客の皆さんはしばらく気が付かない可能性はありますね」

新感線は自分が纏っている薄皮を剝がされて、芝居の基礎を叩きこまれる場所

新感線は自分が纏っている薄皮を剝がされて、芝居の基礎を叩きこまれる場所

──橋本じゅんさんがお父さん役とのことでしたが、改めて、橋本さんに対する印象や今回改めて親子役をやることになってどんな想いかを教えてください。

「我ながら、エネルギッシュなところは似ているんじゃないかなと(笑)以前にご一緒させていただいたときに、じゅんさんのお芝居がすごく好きだなぁと思ったんです。私も基本的にはエネルギーでやっていくタイプなので」

──では、親子役もピッタリですね!

「先日も『じゅんさんだったら、ここでどんな顔をしますか?』と聞いて、それを真似させてもらったり。本当に手取り足取り、聞いたらちゃんと教えてくださる方なので、良い方が親父様で良かったです!」

──古田新太さんとの共演はお久しぶりですか?

「そうですね。古田さんは存在しているだけで、不思議だなぁって思います(笑)淡々と喋っているときは、それはそれで古田さんが発する言葉に重みが出ますし、登場して周りをただ静かに見回しているだけなんだけど、緊張感が走ることもあり。お酒が大好きだから毎日飲まれてますけど、すごいなぁって思います」

──お若いときのお酒の話は結構聞いたことがありますが、今も毎日飲まれているんですね!!!

「先日も番宣でご一緒したのですが、そんな話をされてました。健康に暮らしていても『1日2回公演でこの時間に終わると結構疲れるなぁ』とか思うんですけど、そこからお酒飲んでますからね(笑)テレビでは『根性だ!』と仰ってましたが、多分、抜きどころとかがお上手なんだと思います」

──今回の東京公演は新橋演舞場で、まさに歌舞伎の聖地でもあります!

「演舞場自体には出演したことがありますが、劇団☆新感線の舞台で出るのは初めてです。控室、楽屋も含めて、ものすごく歴史の重みを感じる場所なんです」

──花道も立派なのがありますから、楽しみですね。

「花道! 緊張しますね……。私、プロデューサーに言われて思い出したのですが、前回新感線に出させていただいたときに、初日で登場してすぐにこけたんです。まったく覚えてなくて(笑)今回も花道を使うのは緊張するけれど、きっとそれは一期一会というか、もし何か失敗があってもきっと皆さん楽しんでくださるんだろうと思います」

──劇団☆新感線にはこうやって定期的に出演されていますが、それは小池さんご自身のキャリアにとって、どんな影響をもたらしていますか?

「最高に面白い人たちだと思っているので、やっぱりすごく緊張します。この人たちに『つまんない』って言われたら立ち直れないくらい。ベタで笑いを取るのって、すごく難しいんです。こっちの照れも生まれてきちゃうわけですから。でも、定期的に呼んでくださることで芝居の基本的なこと、大切なことを思い出させてもらえるんです。オシャレぶってたこの数年間の自分を基礎に引き戻してくれる、みたいな。

──小池さんにとっては活を入れてもらえる場、なんですかね。

「『お前、何かっこつけとるんじゃ!』って先輩に叱られているみたいな。自分の周りにまとわりついてきたものを、全部剝がされていく感じを改めて感じています」

小池さんが久しぶりの劇団☆新感線の現場を心底楽しんでいる様子がお話からもどんどん伝わってきます! 後編では小池さんの仕事に対する考え方や美容に対するマインドなどについてお伺いしています!

▶後編は9月16日公開予定

\作品紹介/
2025年 劇団☆新感線 45周年興行・秋冬公演
チャンピオンまつり いのうえ歌舞伎

『爆烈忠臣蔵〜桜吹雪 THUNDERSTRUCK』

出演:古田新太 橋本じゅん 高田聖子 粟根まこと 羽野晶紀
橋本さとし/小池栄子/早乙女太一/向井理 ほか

【松本公演】 まつもと市民芸術館 9月19日(金)~9月23日(火祝)
【大阪公演】 フェスティバルホール 10月9日(木)~10月23日(木)
【東京公演】新橋演舞場 11月9日(日)~12月26日(金)

\NEWS!/
講談社より公式ムックを発売予定!
劇団☆新感線45周年記念公式ムック サムライたちの野望

劇団☆新感線45周年記念公式ムック サムライたちの野望

2025年に旗揚げ45周年を迎える劇団☆新感線、その節目を記念して15年ぶりとなる記念ムックを刊行します。新感線の屋台骨、いのうえひでのり、古田新太、中島かずきの3人のロングインタビューはもちろん、劇団をよく知る俳優の皆さんや、作家陣、スタッフの皆さんにもお話を伺い、異なる視点からの新感線の魅力や舞台づくりの裏側も紹介していきます。また、劇団所蔵の写真の中から約300枚をピックアップ。撮り下ろし写真も合わせて掲載し、ファンにとっては「読み返したくなる」「手元に置いておきたくなる」保存版の一冊を目指し、新感線の魅力と軌跡を丁寧に詰め込んでいきます。加えて、コロナ禍など演劇界が直面した困難に、新感線がどう向き合い、乗り越えてきたのかについても取材しています。

小池栄子(Eiko Koike)

1980年11月20日生まれ、東京都出身。1998年にドラマデビュー。主演映画『接吻』(2008年)での演技が評価され、第63回毎日映画コンクール女優主演賞を始めとして、多数の賞を獲得。以降、映画では『八日目の蟬』『記憶にございません!』、ドラマでは『鎌倉殿の13人』『新宿野戦病院』などの話題作に出演し、幅広い役柄を演じてきた。2011年『髑髏城の七人』で劇団☆新感線に初参加。『ラストフラワーズ』(2014年)、『Vamp Bamboo burn〜ヴァン!バン!バーン!〜』(2016年)、に出演し、圧倒的な存在感と演技力で観客を魅了。シリアスからコメディまで幅広く演じる高い演技力に多方面から信頼が厚い。45周年記念公演『爆烈忠臣蔵~桜吹雪THUNDERSTRUCK』は久々の新感線出演となる。

小池栄子(Eiko Koike)

撮影/楠本隆貴 ヘアメイク/山口公一(SLANG) スタイリスト/えなみ眞理子 取材・文/前田美保

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