人気メニュー入り必至！面倒な下準備や手間なしで美味しい「魚料理」レシピ2品

こんにちは。料理家の中願寺あゆみです。

魚ってどれくらいの頻度で食べていますか？ グリルで焼くと掃除も面倒だし、煮魚は難しそう、フライなんかも手間がかかる……など、ちょっとハードルが高い魚料理。

そこで今回は、簡単な調理方法でおいしく食べられる魚レシピをご紹介します。

1：その手があったか！手軽に魚が楽しめる「魚の湯煮」

最近注目されている魚の食べ方「湯煮」。少量の酒を加えた湯で、ゆでる調理法です。

切り身はもちろんのこと、一尾でも。白身魚のほかにも、塩鮭や鯖、干物などもOKです。沸騰させずにゆっくり火を通すので、身がふっくらでおいしいですよ。

【材料】（2人分）
鯛切り身・・・2切れ（100g／1切れ）
酒・・・大さじ1
塩・・・小さじ1／2
白ネギ・・・1／3本
A醤油・・・小さじ2
A黒酢・・・小さじ2
Aオイスターソース・・・小さじ2
ごま油・・・大さじ1

＜作り方＞

（1）鯛に塩をして10分置き、出てきた水分をペーパーでふき取る。白ネギは斜め薄切りにして、水にさらす。Aを容器に入れ、混ぜ合わせる。

（2）鯛が入るサイズのフライパンに魚全体が浸るくらいの湯（分量外）を沸かし、沸騰したら酒と鯛を加える。

（3）鯛の表面が白くなったら弱火にして（ゆらゆらとするくらい）、7分ほど煮る。

（4）キッチンペーパーの上に鯛を取り出し、水分を取る。皿に盛って混ぜ合わせたAをかけ、水気を切った白ネギをのせる。

（5）フライパンにごま油を入れ熱し（煙が出るくらい）、白ネギの上にかける。

私は朝、塩鮭をこの方法でゆでて食べることが多いです。塩が抜けるのでは？と思いますが、そこまで気になりません。

魚を煮て食べるのは「ちり鍋」をイメージしてもらえば、合わせるたれや薬味がおのずと想像がつくのではないでしょうか？ 今回ご紹介した中華風のたれのほかにも、ポン酢やゴマダレなど、その日の気分で食べてみて。

2：簡単なのにおしゃれ見え！粉をはたいて焼くだけ「鯛のソテー～バターレモンソース～」

難しい工程も、手のかかる下準備も無し！ ばたばたと帰った夜でも作れる魚レシピです。

今回は鯛を使っていますが、鰆やタラ、スズキなどもおすすめです。

【材料】（2人分）
鯛切り身・・・2切れ（100g／1切れ）
☆アスパラガス・・・2～3本
☆ミニトマト・・・2個
☆イタリアンパセリ・・・少々
塩・・・小さじ1／4
小麦粉・・・適量
白コショウ・・・適量
バター（無塩）・・・30g
レモンのしぼり汁・・・大さじ1
オリーブオイル・・・小さじ2
白ワイン（酒）・・・大さじ1
塩／コショウ・・・適量

＜作り方＞

（1）鯛の切り身の全体に塩をして10分置き、水分をペーパーでふき取る。白コショウを振った後、全体に小麦粉をまぶす。アスパラガスは食べやすい長さに切る。

（2）フライパンにオリーブオイルを入れ中火にかける。温まったら、鯛を皮目から入れて両面を焼く。途中、白ワインを加え、ふたをして蒸し焼きにする。アスパラガスも加えて焼き、焼きあがったらミニトマトと一緒に皿に盛る。

（3）（2）のフライパンにバターを入れて溶かす。泡が出てきて完全に溶けたら、塩とコショウを振ってレモンのしぼり汁を加えてなじませ、火を消す。

（4）ソースを鯛の上にかける。イタリアンパセリを添える。

☆は付け合わせなのでお好きなものや冷蔵庫にあるものを使ってください。パセリは刻んで散らしても◎。有塩バターを使う場合は、塩は入れず白コショウのみでOKです。

切り身は皮のほうを先に焼くと、焼き上がりがきれいに仕上がります。皮が縮み、身が反ったりするので、フライ返しなどで軽く押さえつけて皮をフライパンに密着させると、パリッと焼けますよ。

いかがでしたか？ 意外と簡単で取り入れやすい魚料理をご紹介しました。 魚が安い時にでもぜひ作ってみてくださいね。（文／中願寺あゆみ）
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