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コネ社会を生き抜く! イタリア流・第一印象をよくする2つの方法

  • 2016.5.20
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社交好きなイタリアの人々ですが、日本人以上に第一印象はかなり気を使う人が多いなと思うことがしばしばあります。

(c) iko - Fotolia.com

イタリア人男性とつき合い始めると、ほぼ毎週彼の友人知人に紹介されることが多く、初対面の私(しかも外国人)のために、彼らには服装も言動もかなり気を使わせたようでした。

良い意味でも悪い意味でもコネ社会なイタリアで、「良い人、感じのいい人でいる」ことがこの国ではものすごく重要なのだ…とあらためて感じたのを覚えています。

ここでは、そんな彼らの「初対面の第一印象をよくするコツ」についてご紹介します。

■手のひらでジェスチャー

「笑わないのを見たことがない」と、その明るさが誰からも愛される知人女性がいます。

初対面の人と話すとき、気をつけているポイントはある?と聞いてみたところ「ボディランゲージやジェスチャーをいつもより多くやる」という答えがかえってきました。

イタリア人は男女問わず、ジェスチャーを多用する人が多いのですが、確かに彼女と初めて会ったときはそのボディランゲージの豊かさにビックリしたものです。

彼女が小さい頃、祖母と家で話していた時ほおづえをついていて「私と話すのは退屈?」と悲しそうに聞かれたことがあり、それから「おばあちゃんといる時間を楽しめるよう」ジェスチャーをよくやるようになりました。

「自然と、普段の生活でもジェスチャーが多くなった」と笑う彼女ですが、実は初対面の相手だと緊張してしまうところがあり、それが表情に出ないよう気をつける意味でいつも以上にジェスチャーが増えるといいます。

意識しているのは、大きく手を振ることやハイタッチなど、手のひらを相手に向けるものを使うこと。「手のひらからはエネルギーが出てるって言うでしょ。お互いの緊張がほぐれるよう、自分のエネルギーを届けるような気持ちでやるのがコツ」と語る彼女。

おかげで、その後のコミュニケーションはとてもスムーズになるそうです。

■TPOに合わせて香水を使い分け

顔の広い知人男性は、初対面の相手と会う時、TPOに合わせて香水を使う習慣があります。

仕事で新規の顧客と会うときはビター系、プライベートで新しい友人知人ができるような場所に行くときは柑橘系、初対面の女性とデートのときはマリンノートと、使うのは3種類。

「普段づかいの香水はもちろんあるけど、初対面の人にはいい印象を持ってもらいたいからあえて別のものを使い分ける。匂いが他人に与えるイメージはけっこう大きいよ」というのが、彼のポリシーです。

「ビジネスシーンなら落ちついた香りで信頼できそうなイメージ、プライベートなら食事や飲む機会が多いのでそれを邪魔しないフレッシュなイメージ、デートのときは爽やかな大人の男性のイメージ」を心がけていて、周りからも「いい香りがする。どこの香水を使っているの?」と聞かれ、話がはずむことが多いとか。

「人間は中身が大事」とは言いますが、そこまで自分を知ってもらうためにも第一印象はバカにできません。普段は意識しないところに最初から気を使う人ほど、いいイメージを持ってもらうことに成功=友人知人を増やしやすいと言えるでしょう。

自分なりのコツをつかんで、人の輪を広げてみてはいかがでしょうか。

(金丸 標)

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