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1DKの団地で実践する58歳月10万円暮らしぶり「これぞ年金生活へのリハーサル!」

  • 2025.9.14

1DKの団地で実践する58歳月10万円暮らしぶり「これぞ年金生活へのリハーサル!」

人生の後半戦、“自分サイズ"を見直して、シンプルかつコンパクトに暮らし替えをされた方を紹介する「小さい暮らし」の見本帖。前回に続き登場いただくのは、ユーチューバーのまめ子さん。一戸建てから団地へ移った今の暮らしについて伺いました。

広いところが気に入っているキッチン。シンク&コンロまわりにはDIYでタイル柄のシートを貼った。「もっと壁面を活用できると使いやすくなりそうなのですが、試行錯誤中です」。155センチのまめ子さんの身長に合わせて選んだ木製のキッチンボードは「ニトリ」のもの。

一戸建てから団地へ移り家計はだいぶスリムに

田舎暮らしでは念願だった保護猫との暮らしが叶い、パートナーと生活を共にした期間もあった。しかし、想定外だったのが「動物や虫との闘い」。

「サルに育てていた野菜を持っていかれたり、シカと道で遭遇して車のボンネットに飛び乗られたり。イノシシ、クマ、ヘビ、ムカデ、ハチなどにも悩まされ、玄関ドアや窓を開けるのが怖くなるほどでした」

冬の寒さも厳しく、地域住民のムラ意識に辟易する場面もあった。体力的に若いうちしかこの地では暮らせないと判断したまめ子さん。保護猫たちを看取ったタイミングで「今しかない」と住まいを売却し、都会に戻ってきたのだった。

民間アパートを経て、現在の1DKの団地に落ち着いておよそ3年。田舎暮らしの負の側面を包み隠さず紹介する内容で支持を広げたまめ子さんのユーチューブチャンネルは、団地での日常などもテーマに加えて引き続きファンを楽しませている。

「今の団地の部屋は駅から少し遠いので家賃が安め。以前より光熱費も下がり、車も手放したので家計がだいぶスリムになりました。近い将来私が受け取れる年金は月9万5000円ほど。今から月10万円前後の生活を心がけています」

気力や体力が落ちても快適に暮らせるように、今後は便利なものや安全なものへの買い替えにお金を使っていく予定。

「私が快適と感じるのはラクであること。苦手なことは頑張らず、ラクすることを優先しながら、安心して暮らせる場所にしていきたいですね」

「はじめたこと」は何ですか?

50代からはひとりがラク。さまざまなソロ活を楽しんでいます

田舎暮らしを解消してからは、ランチ、映画、カラオケと、都会ならではのソロ活を楽しむように。ランチのお店は事前にネットでリサーチ。基本的にはお金はかけないけれど、割安なホテルを予約して夜景を目いっぱい楽しんだことも。

「迎えたもの」は何ですか?

快適&楽しい暮らしの相棒として調理家電を充実させました

写真は奥から真空保温調理器「シャトルシェフ」、アイスクリームメーカー、グリル調理器「ラ・クック」。

「60歳を前に家事が辛くなってきたので、負担を軽減してくれるもの、楽しみを与えてくれるものは、どんどん導入しようと思っています」

ひとり暮らしだからこそ防災グッズの準備は万全に

枕元に日光で充電できる照明を常備。

「大地震ではものが吹き飛ぶようなのでフックにかけて対策。普段使いしてとっさのときもスムーズに使えるようにしています」。

家具のすき間を活用して、水もストック。

家事を快適にするアイテムは積極的に試して導入!

生ゴミ入れにしているのは「アマゾン」でまとめ買いした犬用のエチケット袋。丈夫でにおいがもれず重宝している。

「新しいものを導入するのは大好き。便利なものは買わないでどうする!と思っています(笑)」

Profile

まめ子さん
ユーチューバー●1966年生まれ。営業職(正社員)やヘルプデスク職(非正規)などを経て、現在は業務委託の事務職に従事。55歳でユーチューブチャンネル「まめ子のシニア生活始まるよ」をスタート。登録者数は 5.37万人(3月末時点)。「幸せな老後の準備」をテーマに動画投稿を続けている。

撮影/土屋哲朗 取材・文/志賀朝子

※この記事は「ゆうゆう」2025年6月号(主婦の友社)の内容をWEB掲載のために再編集しています。

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