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「おもちゃが少なくて、子どもがかわいそう」と言われて片づけのプロが気づいた、本当に大切なこと

  • 2025.9.13

こんにちは。片付けのサポートをしている、ありママです。子どもが部屋でおもちゃで遊んでいる写真をSNSに投稿したとき、こんなコメントをいただきました。「おもちゃが少なくて、何だか寂しそうでかわいそう……」

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そのコメントが目に入った瞬間、「え、うちの子ってかわいそうに見えるの!?」と、思わずびっくりしてしまいました(笑)。たしかに、この一枚の写真だけを見ると、そう感じるかもしれません。でもそれと同時に、「“おもちゃがないとかわいそう”は、大人の価値観から来ているんだ」と、ふと気づきました。

おもちゃを与えないと「かわいそう?」

私が片付けサポートしているママの中にも、「子どものためを思って」「かわいそうだから」という理由で、たくさんのおもちゃを与えている方が多くいらっしゃいます。あるママは、仕事復帰してからバタバタの毎日。「寂しい思いをさせてるんじゃないか」と思い、ついおもちゃやゲーム、お菓子など、“目に見えるモノ”で埋め合わせしようとしていたそうです。そして気づけば、リビングや子ども部屋にはおもちゃがあふれ、足の踏み場もない状態に。また、あるママは、「みんなが持ってるから、私も欲しい」という子どもの声に、「うちの子だけ持っていないのはかわいそう」と、買い続けたそう。その結果、収納からモノがあふれ、どこに何があるのか分からない状態に。どちらも、ママの優しさからの行動です。でもその優しさが、子どもや家族にとって本当にプラスに働いているかというと……そうとは限らないのです。

誕生日プレゼント事件のとき、夫の言葉にハッとさせられた

最初でもお話ししたとおり、私の家は「おもちゃが少ない」と言われることがあります。でも、誕生日やクリスマスにはプレゼントを用意しています。今年の誕生日にも、6歳と8歳の娘それぞれ好きなモノを選んでもらいました。「自分が本当に欲しいモノで、大切に使えるモノにしようね」と、数ヵ月前から声をかけ、二人とも迷いながらもそれぞれ違うおもちゃを選びました。でもその後、妹が姉のおもちゃをじーっと見始め、やがてこう言いました。「やっぱりお姉ちゃんと同じのがよかった……!」そう泣きながら駄々をこね始めたのです。姉が選んだおもちゃは、スイーツデコの手作りキット。「じゃあ、クリスマスに買おうか」「それかお小遣いで買おうね」となだめるも、次女は「今欲しい!」の一点張り。正直、私は「もう仕方ない! 買ってあげるか……」と、言いかけそうになりました。そのとき、夫が悩む様子の私にこう言ったのです。「また買っても、一時的に満足するだけで、結局この子はずっと“人のモノの方が良く思ってしまう子”になっちゃうね。今あるもので楽しむことを知らないと」夫の一言に、ハッとしました。そうだ、買って与えることは一時的には満たされるかもしれないけれど、それが本当の満足とは限らない。親として「欲しいって言ってるんだから、買ってあげたい」と思うのは当然だけれど、夫の言うとおり、なんでも買って満たすことに慣れてしまったら、足りないものにばかり目がいく子になってしまうかもしれない。「買ってあげればかわいそうじゃない」という考え方は、大人のエゴなのかもしれない、と。その後、夫は次女に「じゃあ、ちょっと作ってみよう!」と提案。紙コップと折り紙で土台を作り、姉の余った部品でなんとか似たようなスイーツを完成させてくれました。

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「量」より「関わり」が大切

次女の誕生日プレゼントの件から確信したのは、大切なのは親子の関わり方だということ。あのとき、夫が娘に提案しながら一緒に作ってくれた時間。それこそが娘にとって必要で、子どもの気持ちに応えるのが、本当に“心を満たすこと”に繋がるのだと思います。実際、「おもちゃがたくさんあった方が、脳に刺激が与えられるからいいに決まっている!」と思っていたママも、見直してみると、そうではないことに気づく人が多かったのです。むしろ「量を減らした方が集中して遊ぶようになった」ということも。おもちゃを選ぶときに、「ないと寂しいかも」という基準で考えることを手放してみましょう。それよりも「本当に必要か?」「大切にできるか?」「使いこなせるか?」という視点を大切に。誰かと比べたり、少ないからかわいそうと思うのではなく、お子さんの「ちょうどいい」を見つけていけたら、それが一番素敵なバランスです。

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持ち方、買い方を見直すと、暮らしが変わる

そうしておもちゃの持ち方や買い方を見直すことで、日々の生活も変わっていきます。おもちゃをたくさん与えていたころは、結局片付けが大変で、親も子どももイライラしていたのに、少し見直すだけで状況は一変。整理整頓がラクになり、子どもが自分で管理できて、そして、ママのイライラも減! モノの量が減れば、そのスペースを他のことに活かすことだってできます。あなたのおもちゃの与え方はいかがですか? もし「子どものためを思って」たくさん与えているのだとしたら、一度立ち止まって、見直してみるのはいかがでしょうか。

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Instagram:ありママ(@arima1987_home)

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