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久しぶりにミラノに行って驚いた4つのこと。(Yuka Tsukano)

  • 2016.5.20
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先日、ミラノサローネの取材で10数年ぶりにミラノを訪れました。昔よくイタリアを訪れていたので、わかったつもりでいましたが、まだまだ知らないこと、そして変貌していたことが多くてビックリ。

日曜もスーパーが開いていた。

学生時代にイタリアを訪れたとき、レストランはもちろんのこと、スーパーですら日曜に閉まってしまうこの国に戸惑いを覚えました。昼間にはシエスタがあって、数時間閉めている店も見かけました。

そして世紀も変わって2016年の今、シエスタなんて過去の産物! スーパーが日曜に開いているのはもちろんのこと、24時間営業のドラッグストアまでありました。

写真はイタリアの食スーパー「EATALY」(イータリー)。3フロアの大きな建物は、平日の昼間から地元の人々で大賑わい。1Fでは青果に書籍や調理器具、2Fでは肉と魚とチーズ、3Fではワインを扱っていて、売り場のなかにイートインできるレストランもいくつかあります。美味しい食品と活気であふれているスーパー、代官山店は残念ながら閉店してしまいましたが、日本にもう一度欲しい名店です。

デザインウィークは老人も楽しんでいた。

デザインウィーク中、ミラノの街はお祭り騒ぎ。NYのミートパッキングを思わせるトルトーナ地区は特に大変な賑わいで、夜になると東京の満員電車にも負けないほどの若者たちで溢れていました。わんさかいる若者よりも驚かされたのが、デザインウィーク中のミラノの街を闊歩している老人たちの多さ。おしゃれなシニアの姿を、エルメス、カリモク、ニルファーなど、あらゆるスポットで目にしました。

そのファッションセンスにも脱帽!パナマハットに、赤いコート、青のコンバースを合わせたこのカジュアルなイタリアンマダムは、思わずパチリ。

幼い頃から美しいデザインに触れ、当たり前のようにデザインの情操教育がなされているイタリアだからこそ、このデザインウィークを一部の限られた人だけでなく、多くの人々が自然と楽しんでいるのだと感じました。

ナヴィリオ運河がおしゃれスポットになっていた。

ミラノの大聖堂ドゥオーモ建設の際に石材を運んだというナヴィリオ運河。たぶん10数年前に訪れたときはマークもしていない下町地区だったのですが、今回訪れてみて驚き。運河沿いにレストランやショップが立ち並ぶ、おしゃれなエリアに変貌していました!

オープンカフェが様になる街ミラノで、本場のピザを楽しみました。

スマホで超簡単にカーシェアリングができた。

ミラノで取材中、次の場所へは歩いていけない距離だなと考えていたとき、撮影をしてくれていたフォトグラファーのFilippo Bamberghiが「僕のクルマに乗る?」と一言。あれ?クルマだったっけ?と思っていたら、近くに路駐されている赤のフィアットへ。彼は、イタリアのEniという会社による「Enjoy」というカーシェアリングサービスを使っていたのでした。

スマホでアプリを立ち上げ、近くにいるクルマを探し出し、アプリでクルマのロックを外し、あとは乗り捨てるだけ。安価に手軽にカーシェアリングができるので、ミラノ、トリノ、ローマ、フィレンツェへと広がっているそう。道路に駐車するルールがあるイタリアだからこそ、見つけるのも簡単で、停めるのも簡単。日本よりもカーシェアリングが浸透しているイタリアに驚きました。

参照元:VOGUE JAPAN

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