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【常識を覆すフォトジェニック教会】死ぬまでに見たい!まるで巨大な万華鏡!誰もが言葉を失う中米の絶景「エル・ロサリオ」|エルサルバドル

  • 2025.9.9

中米エルサルバドルの首都サンサルバドルに、世界中の旅行者を魅了する教会があります。その名は「イグレシア・エル・ロサリオ(Iglesia El Rosario)」。コンクリート打ちっ放しの無機質な外観からは想像もつかない、息をのむほど美しい空間が内部に広がっています。一歩足を踏み入れると、そこはまるで巨大な万華鏡。壁一面のステンドグラスから差し込む光が、堂内を虹色に染め上げます。訪れる者を必ず虜にする「光の教会」の魅力と、その美しさを最大限に楽しむためのコツとは?

常識を覆す「虹色の教会」へ

教会と聞いて、あなたはどんな姿を思い浮かべますか? 荘厳な石造りの聖堂、天高くそびえる尖塔、あるいは静謐なステンドグラス……。しかし、中米エルサルバドルの首都サンサルバドルの喧騒の中に、そのあらゆる先入観を鮮やかに覆す祈りの空間が存在します。

一見すると、それは無骨なコンクリートで作られた巨大な倉庫か格納庫のよう。しかし、重い扉の向こうに待っているのは、誰もが言葉を失うほどの「虹色の絶景」です。ひんやりとした空気に満たされた静寂の中、目に飛び込んでくる圧倒的な色彩の洪水。世界で最もフォトジェニックな教会の一つとして知られる、奇跡の空間とは?

壁一面のステンドグラスが創り出す光のアート

一歩、中に足を踏み入れると、そこはまるで巨大な万華鏡の世界。コンクリートのアーチを埋め尽くす無数のステンドグラスから、色とりどりの光がシャワーのように降り注ぎます。

太陽の角度によって刻一刻と表情を変え、床や壁に映り込む虹色の光は、あまりにも幻想的。それらのガラスを透過した光がまるで生き物のように姿を変え、堂内に色彩のシャワーを降らせます。

カメラ好きならずとも、誰もがこの一瞬を永遠に留めたいと願う、神秘的な光のアート空間がここにあります。言葉を失うほどの美しさを誇る「光のアート」が、どのようにして生まれたのでしょうか?

建築家ルーベン・マルティネスの革新的なデザイン

なぜ、これほど斬新な教会が生まれたのでしょうか? それは、設計者であるエルサルバドルを代表する彫刻家、ルーベン・マルティネスの哲学にあります。「人々に向かう教会、神から逃げる教会ではない」という理念から、柱をなくし、視線を遮らないこの構造になったようです。

そしてアーチ型の段差状天井は「ステアウェイ・トゥ・ヘブン(天への階段)」と称されることがあります。そんな風に彼は、神と人が隔てなく対話できる、人々のための開かれた空間を目指しました。

この教会が建てられた1971年ごろは、エルサルバドルが内戦へと向かう激動の時代。この光に満ちた空間は、苦難の中にあった人々の魂を癒やす、希望の拠り所でもありました。単に美しいだけではない、この国の歴史と人々の祈りが宿る魂の建築。その背景を知ることで、目の前の光景はより一層深い意味を持って輝き始めます。

そしてここには、中米の独立の父親、パドレ・デルガドがここに埋葬されているそう。実際に、訪れると観光客だけでなく現地の人が訪れ祈りを捧げる姿を見て、教会の設計に込められた思いを知ると「中米で最も美しい現代教会」として称賛される理由がわかります。

首都・サンサルバドルの治安は?

そんな歴史があったエルサルバドルですが、かつてはギャングによる犯罪が多発し「世界で最も危険な国の一つ」として知られていました。しかし、2019年に就任したナジブ・ブケレ大統領が主導する徹底的な治安対策により、その状況は劇的に変化しました。

非常事態宣言のもとで大規模なギャングの取り締まりが行われ、殺人事件の発生率は歴史的な低水準まで激減。現在では「中米で最も安全な国の一つ」と評されるほど治安が改善しています。この変化により、エル・ロサリオがある旧市街も、日中は問題なく安心して歩くことができます。

入り口が不可解!?アクセスや写真撮影のコツ

アクセス

虹のように輝く教会ですが、サンサルバドルの歴史地区中心部にあるので訪れるのは簡単。しかし、入り口がややこしいのです。正面ではなく、脇道にある小さな入り口に入ります。ここでは入場料(外国人は2ドル)を支払いましょう。

写真撮影のコツ

内部での写真撮影は可能ですが、ここは敬虔な祈りの場。ミサの最中は避け、静粛を保ち、祈りを捧げる人々への配慮を忘れないでください。最高の写真を撮るなら、光が斜めに差し込む午前中がおすすめ。人も少ないので美しい光を独占することができます。

一方、教会が閉まった夜に、無骨な建物を外から見ると、中の光が輝き外が七色に輝くんだそう。時間があればこちらも必見です。

虹色のステンドグラスと差し込む光全体を捉えるなら広角レンズが有効ですが、スマートフォンでも床に映る虹を撮るだけで、驚くほどフォトジェニックな一枚が手に入ります。筆者のおすすめはスマートフォンを上下ひっくり返して撮影すると、天井が多く映るのでぜひお試しください。

注意点

注意点としては、膝より上のボトムを履いている場合、男女問わず隠す必要があります。布を入り口で借りることができます。またお昼の時間は空いていないので、訪れる時間にご注意ください。

無骨な外観からは想像もつかない、虹色の光に満ちた奇跡の空間、エル・ロサリオ教会。ここはただ美しいだけでなく、訪れた人の心に深く、そして鮮やかに刻まれる特別な場所です。

筆者は、エルサルバドルへ訪れる際、「エルサルバドルの観光地は特別何もない」と思っていたのですが、この教会に実際訪れると、「ここに訪れるためにエルサルバドルへ来てよかった」と感想を抱くほど。この吸い込まれるように美しい教会に行くためにぜひエルサルバドルへ訪れてみては?

Iglesia El Rosario

所在地 6a Avenida Sur & 4, San Salvador, エルサルバドル

営業時間

月曜〜金曜 9:00~12:00、14:00~16:30

土曜 9:00~12:00、14:00~15:30

日曜 10:40~11:15


©︎Keiko Morota

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