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JKに恋した父、離婚へ「母さんすげぇ」今回の事件で息子が思い知った母の愛<父の思い込みトラブル>

  • 2025.9.11

大学生の兄太さんの家は、どこにでもあるようなごく普通の家庭。自営業を営む父の父夫さん、看護師として働く母の母与さん、高校に通う妹の妹子さんと、平凡ながらも幸せな日々を送っていました。
ところが、父夫さんが美容院で髪を切ったとき、妹子さんの同級生・リナちゃんから髪型を褒めらたことで舞い上がり、自己流のおしゃれや美容整形をしはじめます。

その後も、父夫さんの暴走はエスカレート! 父夫さんは「リナちゃんに嫌われたくない」という理由で、家庭の貯蓄や子どものお金を使い込むようになったのです。母与さんから離婚を言い渡された父夫さんはさっそくリナちゃんが通う高校へと向かい、校門の前で交際を申し込みますが、リナちゃんは全力で拒否!

ようやく父夫さんは自分の間違いに気付きますが、許してもらえるはずがありません。離婚に向けて、母与さんは父夫さんに1カ月の猶予を与え、自転車屋の廃業と再就職を命じます。

そんなある日。兄太さんは、父との写真を大事そうに抱え、泣きながら眠っている母を目撃。母がまだ父を想っていることを知り、好きだからこそ許せない感情があることに気付きます。

すべてを失ってしまった父から得た教訓

家を出て行く前日、兄太さんは改めて母に「本当に後悔しないか」を確認。しかし母の離婚の決意は固いようです。

こうして家を出て、母与さんの実家で暮らすことになった兄太さんたち。母が作り置きのおかずを保存容器に入れて、どこかへ出かける姿を見ながら、兄太さんは改めて母の愛情深さと、自分にとって大切な人を見失わないことの重みを学んだのでした。

▼勝手な思い込みで、家族を失ってしまうことになった父夫さん。寂しそうな表情を見ると少し気の毒にも思えますが、もとは自分が蒔いた種。なくしてから失ったものの大きさに気付いても、もう取り戻すことはできません。

本当の幸せは、何気ない日常の中にあるもの。非日常や刺激的なことについ目が向いてしまうこともあるかもしれません。それでも、なくしてから後悔することがないよう、日々の小さな幸せを大切にできる自分でありたいですね。


著者:マンガ家・イラストレーター 土井真希

ベビーカレンダー編集部

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