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選ぶなら「いい男」より、「いい女にしてくれる男」【ムギ子の映画deえいご Vol.1】

  • 2016.5.20
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ハロージャパン! ライターの尾崎ムギ子です。

イラスト/尾崎ムギ子

昨年(2015年)9月から連載していた「ムギ子のまじぽん使える英会話」が、今回からリニューアルすることになりました。題して、「ムギ子の映画deえいご」。アラサーのわたくしが、映画のなかから「ヤバい! この台詞、ヤバい!」と胸に刺さった表現を紹介していきたいと思います。

皆さま、どうぞお付き合いください。

■第1回 『Black&White』に学ぶ、ロマンチックな“make”の使い方

最初にご紹介したいのが、映画『Black&White』のセリフ。この映画は、親友である男性2人が、偶然同じ女性に恋に落ちるお話です。この2人の男性(FDRとタック)、実はCIAのスパイ。“紳士協定”を結び、彼女(ローレン)の知らないところで、ローレンを巡り、壮絶なバトルを繰り広げます。

遊び人でロマンチストのFDRと、知的な英国紳士のタック。2人に惹かれたローレンは、どちらの男性を選べばよいのか、頭を抱えてしまいます。そんなとき、ローレンの友人がこうアドバイスします。

Don’t choose the better guy. Choose the guy that’s gonna make you the better girl.

(“いい男”ではなく、“いい女”にしてくれる男を選んで。)

なんて刺さる台詞…! 男性を選ぶとき、どうしても相手のスペックを基準に“いい男”かどうか判断してしまいがちですが、それよりも、自分がその人といて“いい女”になれるかどうかが重要なんですよね。

ママ友との関係で言えば、すでに十分素敵で憧れの的である人と友だちになるより、その人といると互いに高め合っていけそうな人と友だちになったほうがいい…みたいな? 私はママじゃないのですが、そんな感じかもなぁ…と思った次第です。

では、英語を細かく見ていきましょう。

“Don’t ~”は、「~してはいけない」。ここでは、“the better guy”(より良い男)を選んではいけない、という意味です。

ではだれを選べばいいのかというと、“the guy that’s gonna make you the better girl”(いい女にしてくれる男)というわけです。

この‘that’はいわゆる関係代名詞で、‘who’と同じ役割をします。後ろから名詞を修飾して、「~という人」となります。

「make + 人 + 名詞・形容詞」は、「(人)を~にする」。“make you the better girl”は、「あなたをより良い女にする」という意味です。この‘make’は、“He makes me happy.”(彼はわたしを幸せにする)といった表現にも使えます。

<すぐに使えるつぶやき例文>

My husband’s absence makes me happy.

(ダンナがいない時間は私を幸せにしてくれる。)

ちょいワルな例文ですが、ママ友とのシークレット・トークでぜひ使ってみてくださいね。

イラスト/尾崎ムギ子

(尾崎ムギ子)

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