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あなたの家は大丈夫?【50代からの防犯】玄関まわりに見慣れないマークがあったら危険! 対処法は?

  • 2025.9.8

あなたの家は大丈夫?【50代からの防犯】玄関まわりに見慣れないマークがあったら危険! 対処法は?

高齢者を狙った詐欺犯罪、凶悪化する強盗、犯罪まがいの悪質商法。その被害を防ぐためには、年々進化する犯罪手口を知ることが不可欠です。防犯アドバイザーの京師美佳さんに2025年版の防犯対策を聞きました。今回は「玄関まわりの見慣れないマーク」について聞きました。

京師美佳さん
防犯アドバイザー、犯罪予知アナリスト

きょうし・みか●防犯設備士、錠前認定資格をもつ。
セキュリティ企業、防犯ガラスメーカーを経て2005年に独立、09年に一般社団法人全国住宅等防犯設備技術適正評価監視機構理事に就任。
生活者の視点での防犯対策が各メディアで人気。

CASE③ 玄関まわりに見慣れないマーク

「この家は高齢女性のひとり暮らし」「この家は金持ち」などの情報を仲間で共有するため印をつけるのがマーキング。表札や郵便受けにおかしなものはない?

こんなマーキングに注意!

□表札に「ロS」の文字。不安になってすぐに消してしまったけれど、先に警察に通報するべきだったかも。

□敷地内に隣家の猫が入ってきて、たまたま電気メーターを見たら三角とダイヤモンドの落書きを見つけた。

マーキングは日々進化。狙われやすい家にしないために

「マーキングは進化したり、リバイバルしたりしています」と京師さん。マーキングは基本的に数字とアルファベットの組み合わせが多い。「WS9︱17〇」なら、W(女性)S(シングル)、9時から17時は不在だから狙える、という意味だ。最近は象形文字のようなマークでメッセージを残す方法(下記)も。

在宅か不在か確認するため、門扉の端に石を乗せたり落ち葉を挟んだりすることもある。

「それが落ちていたら『外出した』とわかりますよね。これは20年前に大流行した原始的なマーキングです。外国人犯罪者がやっている説もあります」

マーキングを見つけたらまず写真に撮って証拠を残してから警察に通報を。

「すぐに来てもらえない場合は消しておきましょう」

代表的なマーク

こんな手法もあります

#玄関にカニ

犯人はSNSで待っている
SNSで情報を集めるためのマーキングも増えている。犯人はターゲットの家の玄関先に生きているカニなどを置いておく。家人がそれを見つけ「家の前に何でカニが?」とSNSにアップすると、犯人は「あの家の住人はこのアカウントだ」と特定できる。そこから家族構成などの個人情報を見つけ出すのだ。

取材・文/神 素子 イラスト/シライカズアキ

※この記事は「ゆうゆう」2025年10月号(主婦の友社)の記事を、WEB掲載のために再編集したものです。

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