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【ガーデニング】バラの夏剪定後に!秋の開花を成功させる肥料の与え方と切り花アレンジ術

  • 2025.9.7

【ガーデニング】バラの夏剪定後に!秋の開花を成功させる肥料の与え方と切り花アレンジ術

前回、前々回と、バラの夏剪定についてお話しました。みなさん、夏剪定はプランは立てましたか? まだの方は今すぐに検討を! 剪定で株を整えたら、肥料を与えて秋の開花を待つばかり……。また、庭にバラのない9月は寂しいものですが、こんな時期にはお花屋さんのバラを飾ったり、アレンジするのも素敵です。

秋バラのための肥料を与えましょう

夏剪定が終わったら、秋によい花を咲かせるための肥料を与えます。市販のバラ専用の肥料なら簡単ですが、一般的な化成肥料でもいいでしょう。
バラの本数が多い方や、よい土作りをしたいと考えている方は有機質肥料を与えてみてください。バケツなどの容器に油かす、骨粉、草木灰をバラ1株あたり各100~200g入れ混ぜ、さらに腐葉土も多めに入れてよく混ぜます。有機質肥料は化成肥料のような即効性はありませんが、土中でゆっくりと分解されてよい土となり、結果としてがっしりしたよい株に育ちます。

ただし株が小さかったり、弱っている場合、多すぎる肥料は根に負担となります。また油かすなどのチッソ肥料が多すぎると株が茂りすぎたり、病害虫の被害に合いやすくなるので、心配な場合は量を半分にし、株の様子をみながら9月中に2回に分けて与えてもかまいません。

肥料は株の周囲にぐるりとドーナツ状に

次に肥料を入れる位置ですが、株の周囲30㎝ほどのところにドーナツ形に5㎝ほどの溝を掘ります。溝に肥料をバラバラと均一に入れたら、掘り上げた周囲の土をかぶせて埋め戻します。

一般家庭の庭はバラ園などと違ってバラのほかにもさまざまな植物が植えられており、ドーナツ型の溝がきれいに掘れないことも多いものです。そんな時は株の周囲30㎝ほどのところに3~4カ所穴を掘って肥料を入れれば大丈夫。土を戻したらたっぷりと水を与えて施肥は終了です。

なお、鉢植えバラの場合は、いっぺんにたくさんの肥料を与えることがしにくいため、化成肥料を月に1回、鉢の縁にバラまき軽く土をかぶせておきます。肥料の袋に『ゆっくり長く効く』などと書いてある緩効性の化成肥料なら最適です。9月下旬からは1週間か10日に1回、液肥も与えますが、秋バラの蕾が色づいてきたら肥料は中止します。

9月はお花屋さんのバラを飾って

夏剪定が終わった庭はすっきりとし、緑の葉が茂って生き生きとしていますが、そうは言っても春から繰り返し花を付けていたバラが全部なくなってしまうのは寂しいものです。前回の記事で、一斉に剪定をせずに花がら摘みを継続するやり方もあることをお話しましたが、その場合はちらほらとバラが咲き続けて心を慰めてくれます。

真冬の季節もそうですが、バラがない時期こそお花屋さんのバラに親しんでみませんか。茎が曲がっていたり、葉に虫食いがある、親しみやすいガーデンローズと違い、花店のバラは完璧な美しさに満ちています。

こうしたバラは大輪のハイブリッドティーローズが一般的で、芯が高く、花弁を何層にも巻いたバラの美しさに圧倒されるほど。お値段も高めなので1、2輪だけ買っても気が引けないのもうれしいところです。ほかにはスプレーバラといって、1枝から複数枝分かれして花をつけるタイプの中輪~小輪のバラも売られています。こちらは枝を切り分けて使えるので、1枝でもにぎやかに飾れてアレンジに重宝します。

また、1枝にブーケのように多くの中輪花を付ける房咲きタイプ(フロリバンダ系など)もあり、ガーデンローズの趣です。花店のスタッフさんにバラを長く持たせる方法や、じょうずな枝の切り分け方を教えてもらい、バラのある暮らしを楽しんでみてくださいね!

※2023年9月16日に配信した記事を再編集しています。

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