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保育園・幼稚園で違う「お昼寝事情」と就学前の“午睡卒業”計画って?

  • 2025.9.6

こんにちは。保育士のはるです。今年度ももう半分が過ぎ去ろうとしているこの時期、年長クラスのお子さんをもつ保護者の方の悩みの一つにあげられるのが、保育園でのお昼寝問題ではないでしょうか。「うちの子、年長なのにまだ昼寝してるって…大丈夫?」「小学校に上がってついていけるか不安で…」という声はよくいただきますし、今年度年長の息子、いまだに保育園でお昼寝をがっつりしていて「今日も良く寝た!」と報告してくれます。保育の現場で年長児のお昼寝について議論が始まるのもちょうどこの時期が多く、実際にお昼寝がなくなるのは年明けだったとしても、徐々に寝かす時間を遅くしたり、運動会の練習でお昼寝の時間を使用したり。就学に向けて少しずつ変化していきます。今回は、「幼稚園と保育園の午睡の違い」や「年長児が眠くなってしまうときの対応」、「ご家庭でのサポート方法」まで、現役保育士の視点からお伝えしていきます。

そもそも幼稚園にはお昼寝がないけど……

まず大前提として、幼稚園には基本的に「午睡(お昼寝)」の時間がありません。幼稚園の主な教育時間は9時〜14時前後。保育時間が短いため、食後に体を休める時間は特に設けられていません。ただ、預かり保育を実施している幼稚園では年少時は午睡時間を設けていたり、眠い子用にベッドを用意いしてる園も一部あるようです。一方で、保育園は開園時間が長く、朝7時頃から夕方18時以降まで預かるご家庭も少なくありません。そのため、特に乳児クラスでは体力的にも午睡が不可欠とされ、年齢が上がるごとに徐々に午睡時間を減らしていく、というのが一般的な流れです。保育所保育指針では午睡は生活のリズムを構成する重要な要素であり、安心して眠ることのできる安全な睡眠環境を確保するとともに、在園時間が異なることや、睡眠時間は子どもの発達の状況や個人によって差があることから、一律とならないよう配慮すること。と明記されており、一律にお昼寝の時間を設けるのではなく、個々に合わせて配慮を行うという記載があります。

保育園で午睡がなくなるタイミングはいつなのか

以前フォロワーさんにアンケートをとったところ、お昼寝がなくなるタイミングとして多かったのは年長の後半。私の子どもの園も年中の終わりから時間は徐々に短くなってきますが(寝る前に絵本を読んだり、子ども同士で話し合いをするといった活動が設けられる)、午睡が完全になくなるのは年長の最後、1月ごろでした。今まで働いてきた園の多くが年長の11月~1月を目途にお昼寝がなくなりましたが、最近は自由午睡といって子どもが寝るか遊ぶかを選べるように対応している園が増えてきました。

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なぜ秋を過ぎてからなのか

夏は、体力的にも疲れやすい季節です。特にここ最近は猛暑が続き、エアコンが効いた室内で過ごしていたとしても、あ走り回ると汗をかき、体力の消耗も早く、子どもたちは給食後にはぐったり……。多くの園では年長さんも夏の間は午睡を続けているのが現状です。年少・年中から午睡がなくなった保育園でも、夏場の水遊びの日は休息の時間を設けるといった対応をとっているところもあります。また、夏が終わり9月に入ると始まるのが運動会の練習。最近は練習らしい練習をせず、子どもの主体性を大切に考え、遊びの延長として行事を展開している園も少なくないですが、とはいえ身体を動かすことが増えます。夏が終わって涼しくなってついつい散歩にも行きたくなりますしね(保育士が)。そのため、大体お昼寝の見直しが始まるのが11月頃。・午睡がなくても集中できているか・午後の活動にしっかり参加できるか・夜の就寝時間に影響が出ていないかこうした観点から、子ども一人ひとりの状態を確認しながら、「お昼寝卒業」に向けたステップを踏んでいきます。

お昼寝卒業ってどうやって進めているの?

基本的に保育園では、いきなり「今日からもうお昼寝はナシね!」ということはしません。以下のような段階的なステップを踏んでいます。1. 布団に横になるけれど、無理に寝かさないそもそもお昼寝は「休む時間」。子どもにも午前中たくさん遊んだから休憩を取ろうね、脳や体を休めようねというお話をしています。とはいえ他クラスと合同だったり、同じクラスでもお昼寝をしたい子もいるのでお話をしたりするのは基本的にはなしにしています。2. 寝る時間を徐々に遅らせる今までお昼ご飯の後にそのまま寝ていたのを、静かな遊びの時間(走ったりせず絵本を読んだり机上で遊んだりする)や行事の話し合いの時間にあてて、お昼寝の時間を徐々に遅らせていくことで時間を短くしていきます。2時間ほどあったお昼寝の時間も、1時間、30分……と短くなり、寝ないでただ横になっている子も多くなってきます。3. 徐々に午後の活動時間にシフト園によっては、午後の特別活動(文字・数あそびなど)や就学準備の時間を、少しずつ取り入れていきます。遅くとも1月頃にはお昼寝の時間が無くなり、以前働いていた保育園では他クラスがお昼寝している2時間を使って普段はいけないような遠いところまで散歩に行ったこともありました(結果疲れて帰ってきたのですが……)。

対応できない現状もある

保育士としても子どもたちがまだまだ遊びたがっているな、そろそろお昼寝を短くしたいなと思っていても、人手不足や場所が足りず対応できないという現状があります。特に都心部ではホールがなかったり、ワンフロアで隣のクラスが繋がっていたりする園も。乳児クラスではまだまだ寝たい子も多く、でも年長児が騒いでいるとうるさくて寝られない……という問題が出てくるんですよね(3月に園庭で遊んでいたら、園庭近くの1歳児の担任に「もうちょっと静かに遊べる?」と相談されたことも……)。園によって対応は異なるので、懇談会などでどのくらいの時期からお昼寝がなくなっていくのか確認するのもひとつの手だと思います。

まだまだ寝ているけど大丈夫?

夜寝なくなるから困る!という保護者の意見とは逆で、「周りのお友だちがもう寝ていないのに、うちの子だけ昼寝してる」と不安になる方もいらっしゃると思います。息子も年長ですが、まだまだお昼寝が必須。休日は寝ないこともあれど、保育園ではほぼほぼ寝て帰ってきます。体力や発達のスピードには個人差があり、睡眠は、子どもの脳や心の成長にとってとても大切なもの。眠ってしまう=だめなこと、ではないのです。とはいえ小学校にはお昼寝の時間がありません。ただ、小学校の活動は保育園とはまた異なってきます。土日もお昼寝してしまい、体力が持たない……といった悩みがある場合は早めに相談するのが良いですね。

家庭でできる就学に向けた「お昼寝」の取り組み

保育園でお昼寝がなくなるのと合わせて、家庭でも就学に向けた生活リズムの見直しをしていけると良いですね。

休日の過ごし方

晴れている日は公園や近所を散歩したり、虫探しやかけっこをしたりするだけでも体力の発散になります。特別な場所でなくても、季節を感じながら身体を使って遊ぶ時間があると良いですね。ずっと起きているためにはある程度の体力が必要になるので、私も休日は息子と出かけたり、お迎えの時に歩きにしてみたりと工夫をしています。ダラダラするのももちろんいいですが、土日だから昼まで寝るのではなく、ある程度のメリハリをつけると良いかなと思います。また、太陽の光を浴びることには、体内時計を整えるという大きなメリットもありますよ。

早寝早起きの習慣をつける

お昼寝がなくなるということは、夜にしっかり眠れるかどうかが大切になってきます。また、小学生になると今より朝の時間が早くなるというご家庭もあるのではないでしょうか。朝は7時までに起きる、夜は21時までには寝かせるというリズムを意識することが大切。できるのであれば就寝時間はさらに早くても問題ないでしょう。

Instagram:はる(@hr_hoiku)

Blog:保育士ママのリアルな毎日

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