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有村藍里「インプットに欠かせない時間」2024年は61本、今年は36本…映画鑑賞から受け取る“かけがえのないもの”

  • 2025.9.5

映画鑑賞は私にとって、大切なインプットの時間

こんにちは、有村藍里です。イベントが終わると、しばらくは抜け殻になります。達成感で胸はいっぱいなのに、目は冴えてしまって。静かな部屋で、夏の終わりを感じて少しだけさみしくなります。そんな夜は、映画の再生ボタンを押します。明かりを少し落として、お茶を用意して。物語の中に身を置くと、呼吸が少しゆっくりになります。映画鑑賞は私にとって、大切なインプットの時間です。知らない街や季節、初めて出会う価値観。もし自分ならどう行動するだろう、どんな言葉を選ぶだろう? 答えは出なくても、考える時間が好きです。観終わったら、ノートに一行メモ。それから、いろいろな人の感想や考察を読みます。自分とは違う見方に出会うと、「その考えがあったか」と思えて、思考が少し広がります。作り手の方々がかけた時間や工夫を想像すると、自然と背筋が伸びます。エンドロールを見るのも好き。たくさんの名前が流れていくたび、映画は大勢の手で生まれるのだと感じます。ロケ地を検索して、「いつか行ってみたい」と思うこともあります。昨年から「一年で100本映画を観る」と、目標を立てました。完全に趣味の挑戦です。2024年は61本でおしまい。100本には届かなかったけれど、一本ごとに確かな発見がありました。今年は、9月に入ってから36本目に。数字だけを追わず、観たあと数日、その映画が頭の片隅に残っているくらい、丁寧に付き合いたいと思っています。だから、達成できなくても満足です。数字は道しるべで、ゴールではないから。本数を重ねるほど、好みも見えてきました。時間や記憶をめぐるテーマ。少し不穏な未来を描く世界。手がかりを追っていくミステリー。自分の選択や行動が物語を変えていくタイプ。ファンタジー。90分~2時間前後の作品が、今の私にはちょうどいい。音や「間」がきれいな作品は、心がすっと落ち着きます。朝に一本観る日もあります。窓を開けて深呼吸をしてから、短めの作品を。その日が少し整います。眠る前に観る日は、余韻が強すぎない一本を選ぶようになりました。映画との距離感も、少しずつ学んでいるところです。

人からおすすめされて観る映画も好き

観るときは、私なりの“小さなルール”があります。途中でスマホは触らない。音量は控えめ。字幕でも吹替でも、入りやすい方を選ぶ。観終わったらタイトルと一行メモ。星はつけません。その日の私の体調や気分で印象は変わるから、言葉だけ残します。観られなかった日も、空白としてそのまま残します。空白も履歴。焦らない。ノートには日付、監督、好きだった一場面、覚えておきたい台詞、心の温度を記します。自分の言葉で置いておくこと。このルーティンが落ち着きます。人からおすすめされて観る映画も好きです。自分の好みが偏ってきたなと思ったら、「人生で一番好きな一本を教えて!」と聞きます。観終わったあとに語り合う時間、好きな理由を聞いたりする時間も好き。作品の余韻が、やさしく深まります。同じ作品でも、人の数だけ好きな理由があることを知るのが好きです。好みから外れていても、観ます。「たぶん合わないかも」と思った一本に、まだ知らない扉があったことを何度も知ったから。重たいテーマのドキュメンタリーは、言葉にならない感情が長く残ります。正解はなくて、ただ「受け取ったものがあった」ことだけが、静かに残る。ときには二度観ます。別の日に観ると、同じ場面が別の表情を見せてくれる。最近、心に残ったのは、「相手の幸せを最優先に願う愛」を描くシーン。自分がいない未来を選ぶことが、相手の幸せにつながるのなら――。私は同じように思えるだろうか。たぶん、簡単ではない。それでも、その静かな強さに、長く立ち止まりました。劇場で観る日は、始まる前の静けさや客席のざわめきも含めて体験になります。家で観る日は、環境音が遠くで混じるのも、その日の記憶の一部に。同じ一本でも、場所が変わると受け取り方が少し変わるのがおもしろい。どちらにも、それぞれの良さがあります。エンドロールでは、録音、編集、美術、照明、小道具、整音……と役割を目で追います。こんなにも多くの人が関わって作られているんだと、作品のことをより深く知りたいと思います。イベントの準備期間は、内側から言葉や音を引っぱり出す毎日でした。終わったあとは、映画から外側の栄養を分けてもらう時間に。役者さんの表情、間の取り方、話す速度や息継ぎ。仕事にも、暮らしにも、少しずつ染みていきます。空っぽの時間は悪いものではなくて、次に向かうための余白だったのかもしれません。文章。暮らしの整え。心身の健康。新しいチャレンジ。音楽も、続けたい。映画がくれた余白と栄養を持って、また少しずつ歩きます。一本ずつ、扉を開けるみたいに、明日も、きっと素敵な一本に出会える。小さな光を見つけたら、そっとノートに挟んでおく。そんなふうに、静かに続けていきます。今週も最後まで読んでくださってありがとうございました。有村藍里

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