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【美容室】「ずーっと目を閉じてる」「ガン見してる」…どっちがいい?美容師さんのホンネとは

  • 2025.9.4

どっちがいいのか? 元美容師が解説

美容室の施術中、目を閉じとく? 開けとく?
美容室の施術中、目を閉じとく? 開けとく?

美容室での過ごし方。雑誌を見たり会話をしたりして過ごすのは苦手。眠らないけど目を閉じていたり、無言で鏡越しに施術の様子を見ていたりしてたらどう思われる?元美容師の筆者が解説します。

美容室での施術中、眠っている様子はないもののずっと目を閉じていたり、ただじっと鏡を見つめていたりする利用客がいます。元美容師である筆者はこうした場合、どのように接するのが良いだろうと迷ったことはあるものの、施術しやすい姿勢でいてくれるので、意識しすぎず黙々と施術をするようにしていました。

「施術しやすい姿勢ってどういうこと?」と思う人もいるかもしれません。例えば、雑誌やタブレットを見ていると、どうしてもうつむいてしまいがち。下を向いていると前髪カットなどやりにくい施術があるため、カットやカラーなどの施術をするときは、正面を向いている方が作業しやすいのです。そのため、正面を向いた状態で目を閉じていたり鏡を見ていたりしている姿勢がありがたいです。

目を閉じているお客さまは、会話が苦手だけど雑誌やタブレットを見て過ごしたいわけではないといった人が多いようです。髪の長さなど確認したいことがあるときにお声掛けをすると、目を開けてすぐに返事をしてくれるので、美容師が施術しやすいように前を向いた状態で目を閉じているのだろうと解釈しています。

また、黙って鏡を見ておられる方の場合、施術している様子や美容師の動きを見ている方が多いように思います。美容師自身、見られても大丈夫なように格好よくカットするなど意識している者もいます。

鏡を見ているお客さまも目を閉じているお客さま同様、自分から話し掛けるのは苦手という人が多いように思います。話し掛けても返事だけしてくれる人もいれば、話し掛けるとそれなりに話が広がる人もいます。

中には、きれいに(かっこよく)なっていく自分を見ているのが好き、というお客さまもいました。

施術中、じっと鏡を見続けるのは全く問題ないのですが、次に紹介するようなタイミングでは、目を閉じてもらえるとうれしいです。

美容室には、寝るタイプの「サイドシャンプー」と座るタイプの「バックシャンプー」があります。サイドシャンプーは、バックシャンプーよりもお客さまとの距離が近くなるため、お顔にガーゼやタオルをかける美容室が多いはずです。

筆者が勤めていた美容室もサイドシャンプーだったためガーゼを掛けていました。バックシャンプーはガーゼやタオルを掛けても落ちやすいため、掛けないことが多いです。

ガーゼが掛かっている場合は、目を開けていても目が合うことはないので、気まずい思いをすることは少ないでしょう。ガーゼをしない場合は、お客さままでの距離が近いため高確率で目が合います。美容師の友人が、「バッチリ目が合っているのに、視線を外してくれないお客さまがいて、気まずくて仕方なかった」と言っていたことも。

目を閉じていると不安に感じる場合は、美容師の視線の先(美容師はシャンプーしているお客さまの頭)とは違う方向に視線ずらしてもらえるとうれしいです。

ちなみに、バックシャンプーの場合、座ったお客さまの後ろに位置し同じ方向を向いているため、サイドシャンプーよりは目が合う確率が低いです。

また前髪をカットする瞬間も、目は閉じていてほしいタイミングです。髪の毛が目に入るかもしれませんし、前髪をカットしている美容師と目が合って気まずい雰囲気になる可能性があるからです。もちろん、前髪の長さを決める際は一緒に見て確認してほしいですが、カットする準備に入ったらそっと目を閉じてもらえると助かります。

実際にカットするときは、どのくらいの長さにするかなど、直接見てもらいたいですし、仕上がり時も希望するスタイルになっているか確認してほしいです。一緒に見て確認するのは、思い込みで施術してしまわないため。そして、より希望通りのスタイルに近づけるためです。

長さの確認をしておけば切り過ぎることはありませんし、仕上がりスタイルがオーダーしたときのイメージと異なれば、その場で修正に取り掛かることができます。このとき、一緒に確認をしてもらわないと、家に戻ってから気になる箇所を見つけることになり、修正をするための再予約、再来店が必要になってしまいます。

そのようなことが起こらないようにするために、長さを決めるときや仕上がり時には目を開けて確認していただきたいのです。

施術中、「ずっと目を閉じている」でも、鏡越しに「じっと見ている」でも、お客さまが心地よく過ごしてくれているのであれば何の問題もありません。

ただ、美容師側からすると「退屈なのかな」「静かに過ごしたいのかな」「話し掛けた方が良いのかな」といろいろ考えてしまうことも。そのため、カウンセリング時や席に案内されたときに一言伝えていただけると、美容師側としても安心して施術に集中できるのでありがたいです。

(マキタサナエ)

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