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実例つき!親子で考える「ゲーム時間のルール作り」とゲームがもたらした意外な効用

  • 2025.9.4

こんにちは、アメリカで子育てをしているシングルマザーのひろこです。「いつまでやってるの!」「いい加減にしなさい!」夕食前や寝る前に繰り返される子どもとのゲーム争い、みなさんにも経験がありませんか? アメリカの調査では、親は1日平均1〜2回は子どもと「スクリーンタイムバトル」をしているそうです。私も息子がゲームに夢中になりすぎて、口論になったことが何度もあります。でも先日、「ゲームも悪くないかも?」と思う出来事があったんです。

「ゲームも悪くないかも?」と思った瞬間

夏休みに参加したサマーキャンプで、息子はポーランド出身の男の子と仲良くなりました。最終日にはゲームIDを交換して、今もゲームの中で会話しながら一緒に遊んでいます。メールや電話でのやり取りだとハードルが高いけど、ゲームなら自然にやり取りできるみたいなんです。別の日には、空港で同じゲームをしている子を見つけ、自分から話しかけて一緒に搭乗時間まで遊んでいたこともありました。「ゲームって、こんなふうに知らない子とも距離を縮められるツールでもあるんだ」と、はじめて「ゲームって悪くないかも」と思えた出来事でした。それに最近は、ゲーム自体が学びに使われることもあるんですよね。

歴史の授業でマイクラ?

アメリカの学校では、ゲームを学びに活用する動きも広がっています。マインクラフトを歴史や社会科の授業で使っている学校も。生徒が古代ローマや第一次世界大戦の街並みを再現・探検しながら歴史や文化を学ぶそうです。息子の学校ではRPG型の算数ゲーム『Prodigy Math』が導入されています。カリフォルニア州の調査では、導入校の生徒が平均より多く数学スキルを習得したという結果も報告されています。親としても「遊びながら学んでるんだ」と思えると、見守る気持ちがずっとラクになりますよね。

それでも気になる、やりすぎ問題

親の関わり方4つのタイプとは?

とはいえ、いくら学びになるとわかっていても、やりすぎはやはり心配です。実際、米国立衛生研究所(NIH)の研究では、1日3時間以上ゲームをする子どもは、注意力や衝動のコントロール力は高い一方で、睡眠や生活習慣への影響が指摘されています。ゲームそのものが悪いわけではないですが、どう付き合うかは大切ということですよね。調べてみると、ゲームやスクリーンタイムへの親の関わり方には大きく4つのタイプがあるそうです。① 一緒に楽しむ型: 親も一緒にゲームや会話をしながら見守るタイプ ② 話し合いルール型: 親が理由を説明し、子どもと話しながらルールを決めるタイプ ③ 親主導ルール型: 親がルールを決めて伝えるタイプ ④ 完全禁止型: 理由を説明せずに「ダメ!」と一方的に禁止するタイプこの中で一番効果的なのは、「話し合いルール型」です。やる時間などのルールを決める際に、理由をきちんと伝え、子どもの意見も取り入れて一緒に決める方法です。研究でも、この方法をとる家庭の子は、ゲームへの依存傾向が低いことがわかっています。フォロワーさんたちからも「うまくいっているルール作り」の工夫をたくさん聞きました。「やるべきことを済ませたら、好きなだけOK。困ったことはない」「1日1時間まで。腹筋1回で1分延長にしたら、ぽっちゃり息子がスリムに!」「1日2時間までと決めて、30分券を4枚渡し、好きなタイミングで使えるように」このルールが正解ということではなく、大切なのは親子で話し合いながら決める過程なんだなと感じます。

やめやすい環境づくりと親の姿勢

話し合って決めたルールを続けやすくするには、親の工夫も必要ですよね。「タイマーが鳴ったら終わりね」と決めておき、時間になる前に「もうすぐ鳴るよ」と声をかけておくだけでもスムーズにやめやすくなります。あと一つ試してみて欲しいのが、親自身のスマホとの関わり方です。私も以前「息子の帰宅後〜寝るまでスマホを見ない」と決めて実行したところ、自然と会話が増え、息子の問題行動も減ったということがあります。親がスマホばかり見ていると、子どもも「話すよりゲーム」となりがちです。まずは親がスマホを置くこと。それが、やめやすい雰囲気づくりの一歩かもしれません。

ゲームと上手に付き合うために

ゲームは友達とつながるツールであり、学びのきっかけにもなる一方で、やりすぎれば心配のタネになる存在です。だからこそ、親子で対話しながら「我が家のマイルール」を作っていくことが大切ですよね。みなさんがお家で工夫していることもなどもあれば、是非教えてください!

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Instagram:ひろこ(@hirorokok)

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