朝ドラ公式SNSが明かした“朝食の裏話”に注目「設定までおもしろい」細部の作り込みも“目が離せない”『ばけばけ』【１週間解説】

2025.10.26

髙石あかりがヒロインを務めるNHK連続テレビ小説『ばけばけ』は、第4週「フタリ、クラス、シマスカ？」が放送された。姿を消した銀二郎（寛一郎）を、松江に連れ戻すために東京へ向かった松野トキ（髙石あかり）。

この記事では、一週間の見どころを視聴者の反応とともに振り返る。

※以下本文には放送内容が含まれます。

認めてもらえない銀二郎の限界

傳（堤真一）の死から数日後、機織り工場の閉鎖が決まり、トキは職を失う。借金取りの森山（岩谷健司）は容赦なく返済を迫り、ついにはトキに遊女になるよう持ちかける。家族が楽観的な中、銀二郎だけが危機感を覚え、トキを守るため森山に仕事を紹介してもらう。しかし、朝から翌朝まで働きづめの日々が始まり、銀二郎の負担は限界に達していく。

自分を犠牲にしてでも家計を支え、トキを守ろうと奮闘するも、勘右衛門（小日向文世）からは決して認めてもらえず、銀二郎の心はついに折れ、家を出て行ってしまう。視聴者は、そんな銀二郎の姿に「限界でしょ」「不憫すぎる」「健気な旦那」など同情のコメントを寄せている。

東京での秀才たちとの出会い

姿を消した銀二郎を探すため、トキは東京へ向かう。彼の下宿先で松江一の秀才・錦織友一（吉沢亮）や、帝大生の根岸（北野秀気）、若宮（田中亨）と出会い、彼らとともに銀二郎の帰りを待つことに。一方、松江では司之介（岡部たかし）、フミ（池脇千鶴）、勘右衛門が、トキが帰らないのではと不安を募らせていた。

久しぶりのトキの手料理

東京で錦織たちと出会ったトキは、銀二郎との関係を語りながら帰りを待っていた。やがて銀二郎が戻り、2人は久々の再会を果たす。トキは松江へ共に帰ろうと誘うが、銀二郎は思い悩み、答えを出せずにいた。翌朝、泊めてもらったお礼に、朝食を作ったトキ。しじみではなく“あさり”を使った汁やおかずに銀二郎をはじめ、全員が大喜びで卓を囲んだ。

公式SNSでは、トキが作った朝ごはんの写真とメニューについて詳細が投稿されている。東京に来てまもなく食材を買いに行くのが難しいトキは、錦織が購入した前日の残りのうなぎと、朝にやってきた行商から買ったもので準備したという設定だった。

このオフショットと共に明かされた裏話に「美味しそう」「今とあまり変わらない」「設定までおもしろい」など視聴者から注目が集まった。

新しい暮らし

トキや銀二郎らは、試験に向かう錦織と、友人の庄田多吉（濱正悟）を送り出す。そしてトキは、夫婦としての暮らしを思い出すように仕事に出る銀二郎を見送った。その頃、松江では勘右衛門がタエ（北川景子）を訪ね、トキが帰らないかもしれないと胸中を明かしていた。さらに、タエは松江を去る決断をしたと勘右衛門に伝えたのだった。

錦織と共に、松江で中学教員をしていた庄田多吉が初めて登場。演じている濱は『舞い上がれ！』に続く、2度目の朝ドラ出演となる。また、『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』に宵町透真・ルパンブルー役でレギュラー出演し、人気を博していたことから「ルパンブルー！」「見たことあると思った」「嬉しい」など喜びの声が多数届いている。

松野家の覚悟と新たな一歩

下宿では錦織の教員試験合格を祝う宴が開かれ、トキはお祝いの出し物として怪談を披露。一方、松江の松野家では、司之介やフミ、勘右衛門が、トキはもう戻らないと覚悟を決めていた。翌朝、トキは銀二郎とともに西洋風の朝食を囲み、新たな一歩を踏み出そうとしていた。

銀二郎とトキ、それぞれの想いが交錯し、東京と松江で新たな運命が動き出した1週間。次週は、トキにとって決定的な変化が訪れる予感。来週も目が離せない展開になりそうだ。

NHK連続テレビ小説『ばけばけ』毎週月曜〜土曜あさ8時放送
NHK ONE（新NHKプラス）同時見逃し配信中・過去回はNHKオンデマンドで配信