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暑い時期、雨で気温下がった日に「倦怠感」“寒暖差”による体調不良防ぐには?【医師解説】

  • 2025.9.4
暑い時期でも雨が降る日は気温が下がり、体調不良になることも
暑い時期でも雨が降る日は気温が下がり、体調不良になることも

9月に入っても全国的に気温が高い日が続いていますが、雨が降った日は気温が一時的に下がることがあります。その際、体調を崩してしまう人もいるようです。SNS上では「雨の日は体調が悪い」「倦怠(けんたい)感がある」「寒暖差疲労で寒気がする」という内容の声が上がっています。

気温が高い時期に一時的に涼しくなった際に、体調不良になりやすいのはなぜなのでしょうか。美容外科「SOグレイスクリニック」(東京都品川区)院長で美容外科医、脳神経外科専門医、医学博士の近藤惣一郎さんに聞きました。

自律神経の乱れが原因

Q.気温が高い時期に雨が降って気温が下がったときに体調を崩してしまうことがあります。なぜなのでしょうか。

近藤さん「気温が高い時期に一時的に気温が下がったときに体調不良になる主な要因は、自律神経の乱れと体の冷えです。順番に説明します」

(1)自律神経の乱れ・急激な気温の変化暑い日が続く中、天候の関係で気温が下がる日があると、体は急な温度変化に対応しようとします。この体温調節を担っているのが自律神経です。自律神経は、体を活動的にする「交感神経」と、体をリラックスさせる「副交感神経」から成り立っていますが、頻繁な気温の変化に対応するために酷使されると、このバランスが崩れてしまいます。

・冷房による寒暖差涼しい日であっても、室内では冷房が効いていて、屋外との気温差が大きい状況は珍しくありません。このように寒暖差の状態が繰り返されると、自律神経に大きな負担をかけ、バランスを乱す原因となります。自律神経が乱れると、だるさや倦怠感、頭痛、めまい、食欲不振など、様々な不調を引き起こします。

(2)体の冷え・気温の低下気温が下がると、私たちの体は熱を逃さないように血管を収縮させ、血行が悪くなります。特に、気温が高い時期に冷たい飲食物を取り過ぎたり、薄着で過ごしたりしていると、体が冷えやすくなってしまいます。

・冷房や冷たい飲食物涼しい日であっても、冷房の効いた部屋に長時間いたり、冷たいものを取り過ぎたりすると、内臓が冷えてしまい、胃腸の働きが低下することがあります。その結果、下痢や腹痛、食欲不振といった症状が出やすくなります。

(3)その他の要因・夏の疲労の蓄積涼しい日が訪れる前までの暑さで、すでに体は疲労を蓄積していることが多いです。睡眠不足や食欲不振による栄養不足なども重なり、涼しくなったタイミングで、その疲労が体調不良として現れることがあります。

これらの要因が複合的に絡み合うことで、一時的に涼しくなったときに体調を崩しやすくなるのです。

Q.気温が高い時期の寒暖差による体調不良を防ぐための対処法について、教えてください。

近藤さん「気温が高い時期の寒暖差による体調不良を防ぐためには、日頃から自律神経を整え、体を冷やさない工夫をすることが大切です。具体的な取り組みは次の通りです」

(1)規則正しい生活を送る・十分な睡眠を取る睡眠は自律神経を整える上で最も重要です。質の良い睡眠を確保するために、寝る前にスマホやパソコンを操作するのを控えたり、ぬるめのお湯にゆっくりつかったりすると良いでしょう。

・毎日、決まった時間に寝起きする毎日同じ時間に起きて、太陽の光を浴びることで、体のリズムが整いやすくなります。

(2)食生活を工夫する・栄養バランスの取れた食事を摂取する夏バテで食欲がないときでも、栄養バランスの取れた食事を心掛けましょう。

・体を温める飲食物を取る冷たいものの取り過ぎは内臓を冷やし、自律神経の乱れにつながります。温かいスープやみそ汁を飲むようにしたり、体を温める効果があるショウガやネギなどを料理に取り入れたりしましょう。

(3)適度な運動を取り入れる・軽い運動を行うウオーキングやストレッチなど、無理のない範囲で体を動かすことで、血行が促進され、自律神経のバランスが整いやすくなります。

・しっかり入浴するシャワーだけで済ませず、38~40度程度のぬるめのお湯につかることで、全身の血行が良くなり、自律神経がリラックスモードに切り替わりやすくなります。

(4)体を冷やさない工夫をする・服装の調整気温の変化に対応できるよう、羽織る物やひざ掛けなどを持ち歩くようにしましょう。特に、冷房の効いた室内では、首元や手首、足首など「首」とつく部分を冷やさないようにすることが大切です。

・エアコンを上手に使うエアコンの温度設定を低くし過ぎないようにしましょう。扇風機を併用して空気を循環させたり、除湿機能を活用したりするのも効果的です。

これらの工夫や取り組みを日頃から心掛けることで、気温が高い時期でも寒暖差に負けない体づくりを目指しましょう。

オトナンサー編集部

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