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築30年の工場をリノベーション グリーンに囲まれた癒やしのブックカフェ#上野#ROUTE BOOKS #おしゃれカフェ Vol.18

  • 2016.5.19
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東京イーストエリアからのカルチャーの発信が多いなか、2015年11月、上野に誕生したのが「ROUTE89 BLDG.」。10年間使われていなかった築30年の工場を工務店「YUKUIDO(ゆくい堂)」がまるごとリノベーションしました。

新しく生まれかわったROUTE89 BLDG.は、赤くさびた鉄扉が目印の4階建てのビルです。上野駅入谷口から徒歩5分、上野動物園や美術館の反対側で、もとは町工場が建ちならんだエリアです。

■古いものを再利用した遊び心のあるインテリア

1階はゆくい堂のオフィスと倉庫、2階はグリーンを扱うユナイテッドフラワーズのアトリエ、3階はシェアアトリエ、4階がブックカフェ「ROUTE BOOKS(ルートブックス)」です。

ルートブックスを運営するゆくい堂は、清澄白河の複合施設「fukadaso」、や西荻窪のカフェ「松庵文庫」なども手がけた人気の工務店です。

「オフィスとしてはもちろん、加工場や倉庫にもなる広い場所を探して出会ったのがこの古いビルです。ボロボロだったけど、リノベーションできる私たちにはお宝のようでした。設計図もひかずに妄想しながらつくっていき、4階をシェアオフィスにする予定でしたが、つくっているうちに本屋にすることに。

グリーンは知人に声をかけ、ここに合いそうな雑貨などを仕入れました。工務店はお客さまと直接やり取りして家をつくりますが、そんな産地直送的な発想で、つくり手からの思いをつなぐ場所にしたいですね」と語る代表取締役の丸野信次郎さん。

細い階段を上がった4階は、入口からは想像がつかない世界が広がっていました。天井からぶら下がるグリーンやエアプランツ、多肉植物、廃材として捨てられてしまうような物に遊び心を加えて形にした雑貨、いろんなものが混在するおもしろい空間です。

店内の什器もみなひと工夫され、キッチンカウンターの天板は、このビルで使用されていたシャワールームの壁を再利用したもの。海外サイズのパレットは本を置く台に形を変えています。DIY好きには参考になるアイディアでいっぱいです。

千駄木の「往来堂書店」による選書も気になるところ。キッチンまわりには食や料理の本、多肉植物などのコーナー近くには、植物図鑑、園芸、道具、エコ系、DIYの関するものなど、ルートブックスの世界観を膨らますセレクトで、大型書店では見落としていた本との出会いがありそうです。

■コーヒーを飲みながら、ゆっくり本を選ぶ

カフェメニューは、ペルー産の豆を使ったハンドドリップコーヒーやジンジャーエール、アップルサイダー、コーラ、アルコールなど。カウンターにはスコーンやパウンドケーキなどのお菓子が並びます。

ハンドドリップコーヒー400円(税込)、シナモンクッキー 240円(税別)、アンティークの琺瑯プレート2500円(税別)

チョコチャンク スコーン 260円(税別)

「今後は地元の人たちと仲良くなって、町内会のようなコミュニティの場にしたい。屋上を利用したBBQやワインの試飲会、キッチンを使って料理のイベントやライブなど、本を軸にした学びの場所にしたいですね。」と丸野さん。

リビングのような空間でゆっくりと本を選び、コーヒーを楽しめるのはもちろん、読書会やワークショップなど、単発企画も魅力的。スケジュールは、お店のTwitterやFacebookをチェックしてください。

ROUTE BOOKS

東京都台東区東上野4−13−9 ROUTE89 BLDG.4F

tel.03-5830-2666

12:00-19:00

水曜定休

Twitter

(vingt-deux)

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