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リアルクローズの宝庫!【コペンハーゲン】ファッションウィークで見つけた、秋のお手本スタイル5選

  • 2025.9.3

17歳のころからコレクションスナップが大好物で、かれこれ30年近く欠かさずチェックしている筆者。もちろん各ブランドのコレクションを見るのも好きなのですが、スナップってよりリアルだし、トレンドもわかりやすかったりするんですよね。なので、”今”を知るために各都市のファッションウィークは欠かさずチェックしているのですが、ここ数年、すごく気になっている都市があります。
 
それがコペンハーゲンです。コレクションといえばNY・ロンドン・ミラノ・パリが有名ですが、じつは各都市で開催されているんです。もちろん東京も! ちなみに2026年春夏のファッションウィークは9月に集中しているのですが、コペンハーゲンはどこよりも先に、2025年8月4日〜8日に開催されました。で、なんでコペンハーゲンが気になるのかというと、リアルクローズの宝庫だからです。他の都市は少々コスプレチックなスタイルも多いですが(※あくまでも個人的な見解です)、コペンハーゲンはマネしたいスタイルも多くてすごく参考になるんです。
 
というわけで、8月に開催されたコペンハーゲン・ファッションウィークで、気になったスタイルをピックアップしてみました! さらにヘッドまわりのおしゃれも素敵だったので、番外編としてそちらもご紹介します。併せてチェックしてみてください。

バックストラップパンプスとソックスのバランスも絶妙です!

モノトーンでまとめているのが都会的。大人のシティーガールコーデ

少し前、メンズではトラッドとカジュアルを組み合わせたシティボーイコーデが流行った時期があったんですが、こちらのコーデはそのレディース版と言えると思います。仕立てのいいコートにパンプスというクラシックなスタイルをベースにしながら、キャップと白ソックスを絶妙なハズしとして投入。そのバランス感がなんとも洒落てて、かつモノトーンで揃えているのでより洗練された印象に仕上がっています。あえて主張控えめのバッグで、スタイリングのミックス感を引き立てているのもお見事です。

カーキとブラックのシックなカラーリングも素敵♡

トレンドど真ん中!大胆なウエストマークでトレンチをモードに昇華

2025年秋冬コレクションでやたら見かけた、ウエストにポイントを持たせたルック。なので、筆者も気になっていたのですが、彼女のスタイリングは好みドンピシャでした。オーバーサイズのトレンチの上にウエストマークしているのが秀逸で、しかもベルトは3本重ねているような幅広デザインなのが新鮮。ウエストを絞めることでシルエットにメリハリは生まれていますし、洒落度も格段にアップしています。小物もベルトと同色のブラックで揃えつつ、ヌーディなサンダルなどでレディな雰囲気をプラスしているのも見どころ。

頭に巻いたニットスカーフやデニムと色リンクしたバッグなど、小物使いも洒落てます!

この秋はこう着たい!レースとのレイヤードでデニム・オン・デニムをドラマティックに!

デニム・オン・デニムってすごく好きなのですが、ともすると野暮ったく見える可能性が高いですよね。色合わせも難しかったりするし。でも、この着こなしを見て、「この手があったか! 」と叫びました(笑)。上下ともにオーバーサイズで、色も揃っていないのですが、デニムとデニムの間にレースをレイヤードすることで、野暮ったく見えることなく好バランスな仕上がり。全体的にゆったりしているのですが、このレイヤードによってちょっとしたメリハリが生まれているような気がします。足元はあえてのトングサンダルで抜け感をプラスしているのもポイント。

なんと、サングラスのレンズもブラウンという徹底ぶり!

さりげないグラデが好バランスのカギ。旬のブラウンコーデ

春夏に引き続き、この秋冬も注目のブラウン。どう取り入れようか考えていたところ、参考にしたいオールブラウンコーデを発見しました。それがこちらなのですが、一番のポイントはグラデーションで構成しているところ。しかもサンダル以外は全てスエードのような起毛感のある素材なのですが、バッグからアウター、ボトムス、足元でブラウンのトーンをちょっとずつ変えてるのでバランスよく見えているんです。メンズライクなハーフパンツとエレガントなサンダルのミスマッチ感もツボでした!

ワンピとビーチサンダルは同系色でまとめて、あえて親和性を持たせているのも新鮮かも

ロマンティックなワンピは抜け感と辛口をトッピング。このMIX感がかなり洒落てます!

ロマンティックムード満点のワンピは永遠の定番にしたいところですが、年齢を重ねると敬遠しがち。でもやっぱりカワイイし、いくつになっても取り入れたいアイテムでもあります。その解決策となるのが、この着こなし。ボリュームもあるフリルワンピをセレクトしていますが、アウターにはハードなライダース、足元は軽快なビーチサンダルという意外なチョイス。それによって甘さは中和され、さらにはワンピの透け感とも相まって絶妙な抜け感もプラスされているんです。このほどよく力の抜けたMIXコーデ、かなり好みかも!

【番外編】コペンハーゲンはヘッドまわりもおしゃれでした!

各都市のスナップを見ていると、スタイリングは凝っているのに頭まわりは意外とシンプルだったりしません? 頭まで着飾るとやり過ぎに見えるからかもしれないし、そのコントラストが逆に洒落れてると個人的には思っています。が、シンプルな着こなしだとヘッドまわりのおしゃれも楽しみたくなりますよね。というわけで最後に、ヘア部分のスタイリングが素敵だったファッショニスタをピックアップしてみました。

帽子ではなく、スカーフやヘアバンドなどの個性派ヘッドギアを取り入れているのが、とっても洒落ています。シンプルな着こなしにも映えそう!

コペンハーゲンのファッションウィークでよく見かけたシュシュ。よりアクセサリー要素の強いデザインが多く、バックスタイルも印象的に華やかに演出していました

改めて、コペンハーゲンのファッションウィークってリアルクローズの宝庫だと実感。しかもみんな洒落てる! まだまだ残暑は厳しいですが、ぜひこの秋のスタイリングの参考にしてみてください。

text:KYOKO CHIKAMA

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