「くだらなすぎる…」夫が生活費をくれなかった理由が判明。あきれた言い訳にあ然…今後のために私は？＜ゼロ円夫＞

沙織さんが娘の綾ちゃんを里帰り出産して、自宅に戻ると、夫の淳一さんから急な転勤報告。仕事に復帰したかった沙織さんですが、夫に話を聞いてもらえず、転勤先について行くことに。
新天地へ引っ越し、専業主婦となった沙織さん。生活費や貯金のことを夫に相談するも、またも話を聞いてもらえません。生活費も十分に渡されず、沙織さんは398円のスイーツも、美容室も我慢する節約生活。
独身時代の貯金から生活費を捻出し、なんとか生活を続ける沙織さんは限界寸前。生活費をもらっていないと夫に訴えますが、夫が1カ月分として渡してきたのは、1万円チャージされたスーパーのプリペイドカード。
沙織さんが苦しい生活を送る一方、生活費を1万円から3千円に減額し、散財する夫。洋服や美容、ジム通いと自分に大金をかけていることが判明し、沙織さんは娘を連れて実家に帰りました。事情を知った沙織さんの父に怒られ、心を入れ替えたように見えた夫ですが、今度は“イクメンパパ”と名乗り、綾ちゃんや自宅の写真を載せ、SNSを運用していることが判明し……。

夫が生活費をくれなかった理由とは

ママ友が教えてくれた『イクメンパパ』と名乗る淳一さんのSNSアカウントには、「妻にジムを禁止された」「妻は昼寝中」などと沙織さんが悪者になるような嘘ばかりが綴られていました。

それどころか、綾ちゃんの顔がはっきりわかる写真や、近所の公園やお店の写真など、簡単に個人を特定できるような投稿が多数。

沙織さんが「削除して！」と迫ると、淳一さんは逆ギレし始め……。

「ジムや買い物の楽しみを奪ったお前が悪い」
そう言って、沙織さんに逆ギレする淳一さんは、「俺はフォロワーが数百人もいる、インフルエンサーなんだよ！」とドヤ顔で続けます。

綾ちゃんの写真を載せたり、自宅や近所の公園の写真を載せたりしていたのは、ハイスペ会社員から、イクメンに路線変更したからだと説明しました。

どうやら、淳一さんが美容やファッションに大金をかけていたのは、インフルエンサーとしての見栄や、SNS映えのためだったようです。

生活費をくれなかった理由が、あまりにもくだらないことのためだったと知り、言葉を失う沙織さん。

数々の問題行動で、淳一さんへの信頼をすっかり失った沙織さん。しかし、これからの生活のために、今までのことを清算し、今後の態度で『本物のイクメン』になれるかどうか淳一さんを見極めていこうと決意を新たにする沙織さんなのでした。

淳一さんが生活費を渡さなかった理由が判明しましたが、その理由はやはり自分のためでした。SNSは、悩みを共有できたり、得たい情報をキャッチできたりと便利な反面、使い方によっては人の生活や人生に大きな変化を与えてしまうほどの影響力もあります。のめり込みすぎず、しっかりと線を引いて付き合っていけるといいですね。

未来のために、再構築を決意した沙織さん。安全で楽しい毎日のために、今後は何事も夫婦でしっかり話し合い、幸せに過ごしていけるといいですね。

---

著者：マンガ家・イラストレーター ゆりゆ

ベビーカレンダー編集部