「何に見える？」あなたが”人に隠している願望”がわかる心理テスト

私たちは日々の生活の中で、表立っては口にしないまでも、心の奥底でそっと抱いている「願望」があるのではないでしょうか。
「本当はこうなりたい」という思いは、時に現実の自分とのギャップから、無意識のうちに隠されてしまうことがあります。

それは、一見すると非現実的に思えたり、他人に言うのが少し恥ずかしかったりするような願望かもしれません。しかし、そうした隠された願望こそが、あなたの本質的なエネルギー源であったり、今のあなたが本当に求めているものであったりする可能性も秘めています。

この心理テストでは、一枚の抽象的な図形があなたの目にどう映るかを通して、あなたの深層心理に眠る「人に隠している願望」を探っていきます。自分でも蓋をしているかもしれない、心の奥からの本当の望みが明らかになるかもしれません。

図形が何に見えますか？直感でお答えください。

1. 鍵穴

2. エレベーターに乗る人

3. 古墳

4. コルクボードと押しピン

「鍵穴」に見えたあなたは、「真実や秘密を知りたい」という知的な探究心を人に隠している状態かもしれません。「鍵穴」は、その向こう側にある「隠されたもの」を覗き見たいという好奇心の象徴です。あなたは、物事の表面的な部分だけでは満足できないのではないでしょうか。

あなたは、人が何を考えているのか、物事の裏側で何が起こっているのか、その本質や真実を強く知りたいと願っているようです。それは、単なるゴシップ好きということではなく、知ることによって安心したい、あるいは優位に立ちたいという心理が働いているのかもしれません。

その探究心は、分析力や洞察力といった素晴らしい能力の源泉にもなるでしょう。ただし、その願望が強すぎると、他人のプライバシーに踏み込みすぎたり、知らなくてもいいことまで知ってしまい、人間関係に摩擦を生む可能性も。

「エレベーターに乗る人」に見えたあなたは、「楽にステージアップしたい」という願望を人に隠している状態かもしれません。「エレベーター」は、自分の力（階段）を使わずに楽に上の階層へ移動できる便利な道具の象徴です。

あなたは、日々の地道な努力や泥臭いプロセスを「面倒だ」と感じている側面があるようです。本当は、苦労せずにポンと次のステージに進みたい、もっと効率よく成功を手に入れたい、という合理的な（あるいは少し怠惰な）願望を秘めているのではないでしょうか。

効率を求めること自体は、決して悪いことではありません。しかし、エレベーターを待っているだけでは、いつ乗れるかわからないかもしれません。地道に階段を登る努力もしつつ、どこかに「少し楽な道」がないかを探すといった立ち回りが、あなたの願望を実現する近道になるでしょう。

「古墳」に見えたあなたは、「歴史に名を残したい」という壮大な願望を人に隠している状態かもしれません。「古墳」は、権力者の偉業を後世に伝えるためのモニュメントであり、「永続性」や「偉大な功績」の象徴です。

あなたは、ただ日々の生活を送るだけでなく、何か大きなことを成し遂げたい、自分の生きた証をこの世に残したいという、ロマンや野心を秘めているのではないでしょうか。「自分はこんなものじゃない」という、内なるエネルギーがくすぶっているのかもしれません。

その大きな志は、あなたの人生を動かす強力なモチベーションになり得ます。いきなり壮大な目標を目指すのではなく、まずは自分の仕事や趣味の分野で「これだけは誰にも負けない」というものを作ると、その願望は満たされていくでしょう。

「コルクボードと押しピン」に見えたあなたは、「物事を自分の管理下に置きたい（コントロールしたい）」という願望を人に隠している状態かもしれません。メモやタスクを「押しピン」で「コルクボード」に固定する行為は、物事を整理し、自分の管理下に置くことを象徴しています。

あなたは、先行きが不透明な状況や、他人の気まぐれに振り回されることに強いストレスを感じるのではないでしょうか。物事を自分の計画通りに進めたい、カオスな状況を整理整頓して安心したい、という秩序への強い欲求を秘めているようです。

その管理能力や計画性は、プロジェクトの進行や日常生活において非常に役立つスキルです。しかし、その「コントロールしたい」という願望が、他人や自分自身の感情にまで向かいすぎると、息苦しさを生んでしまうでしょう。

ライター: Kazuhide.Y

公認心理師、心理学ライター。心理学を「ちょっと難しい学問」ではなく「毎日の生活に役立つ知識」としてお届けします。あなたの心が少しでも軽くなるような、そんな情報発信を目指しています。