「どんなメール？」あなたが"今、感じている対人ストレス"がわかる【心理テスト】

私たちは、他者と関わり合いながら社会生活を送っています。その中で、人間関係は喜びや支えをもたらしてくれる一方で、時には大きなストレスの原因となることもあるでしょう。

対人ストレスと一口に言っても、その種類はさまざまです。誰かと比較してしまう焦燥感、面倒な頼み事をされる煩わしさ、あるいは自分が相手に負担をかけていないかという不安など、人によって感じやすいストレスのポイントは異なります。

この心理テストでは、友人からの「気になるメッセージ」というシチュエーションを通して、あなたが今、どのような対人ストレスを感じやすい状態にあるのかを探っていきます。

あなたは今、友人から久しぶりに一件のメッセージが届きました。内容を開く前、あなたは「もし、こんな内容だったら少し気になるな…」と想像しました。

それは、次のうちどれですか？

1. 結婚報告

2. 相談事

3. 気軽なお誘い

4. 噂話

「結婚報告」が気になると感じたあなたは、「取り残される焦り」から来る対人ストレスを感じやすい状態かもしれません。結婚や昇進といった他者の「幸せな報告」は、本来喜ばしいものですが、あなたはそれを素直に喜べない心の余裕のなさを感じているのではないでしょうか。

他人の人生のステージが進んでいるのを見ると、自分だけが同じ場所に留まっているような感覚に陥り、無意識に自分と相手を比較してしまっているようです。その結果、周囲との足並みが揃わないことに孤独感や焦燥感を抱えているのかもしれません。

他人は他人、自分は自分と頭で分かっていても、焦ってしまうことはあるでしょう。大切なのは、自分の人生の「ものさし」を他人ではなく自分の中に持つことです。自分のペースで得てきた小さな成功や幸せを丁寧に数え直してみることで、心の焦りも和らいでくるかもしれません。

「相談事」が気になると感じたあなたは、「期待に応え続ける」ことから来る対人ストレスを感じやすい状態かもしれません。あなたは普段から「頼りになる人」「しっかりした人」という役割を無意識に引き受けているのではないでしょうか。

「相談＝面倒なこと」と捉えているあなたは、他者からの頼み事や期待に応え続けることに、少し疲れを感じ始めているようです。「自分が何とかしなければ」という責任感が、かえって自分自身の首を絞めている可能性もあるでしょう。

あなたの優しさや責任感は素晴らしい長所ですが、時には「できないことはできない」と勇気を持って断ることも、自分を守るためには必要です。自分のキャパシティを正直に伝えたり、相手自身で解決できる方法を一緒に考えたりする姿勢も、対等な関係を築く上では大切になるでしょう。

「気軽なお誘い」が気になると感じたあなたは、自分が「相手に気を遣わせているのではないか」という対人ストレスを感じやすい状態かもしれません。あなたは今、心身が少し疲れており、本当は一人で静かに過ごしたいと思っているのではないでしょうか。

「お誘い」自体は嬉しくても、今の自分の状態（疲れや気分の落ち込み）を相手に悟られてしまい、結果として相手に気を遣わせたり、場の空気を悪くしたりすることを恐れているようです。誘いを断ることへの罪悪感も感じているのかもしれません。

疲れている時に休みたいと思うのは、ごく自然なことです。無理に相手に合わせる必要はありません。「誘ってくれてありがとう。でも今少し疲れているから、また今度」と素直に伝える方が、お互いにとって誠実な対応になるでしょう。まずは自分の心の回復を最優先に考えてみてください。

「噂話」が気になると感じたあなたは、「面倒事に巻き込まれる」ことから来る対人ストレスを感じやすい状態かもしれません。あなたは、自分とは直接関係のない他人のゴシップや悪口など、ネガティブな人間関係のしがらみにうんざりしているのではないでしょうか。

あなたは平和を好み、できるだけ穏便に過ごしたいと願っているようです。それにもかかわらず、自分の意図しないところで誰かの対立に巻き込まれたり、不必要な情報を聞かされたりすることに、強い警戒心や不快感を抱いているのかもしれません。

そうした話題からは、物理的に距離を置くのが一番の対策になるでしょう。「そういう話はあまり得意じゃないんだ」とやんわりと伝えたりするなど、毅然とした態度で「自分はそこに参加しない」という意思表示をすることが大切です。自分の心の平和を守ることを優先しましょう。

ライター: Kazuhide.Y
公認心理師、心理学ライター。心理学を「ちょっと難しい学問」ではなく「毎日の生活に役立つ知識」としてお届けします。あなたの心が少しでも軽くなるような、そんな情報発信を目指しています。