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乗客「なんで止めるねん」計画運休に不満も…現役運転士の“切実な本音”に「これでも騒がず待てる?」

  • 2025.9.10
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photoAC(画像はイメージです)

近年は、台風や豪雪などの災害が予想されると、公共交通機関があらかじめ計画運休を実施することが増えました。その結果、従来よりも利用者の安全を守れる体制が整いつつあります。とはいえ、一部では「事前に止める必要はあるのか」「生活や仕事への影響が大きい」といった否定的な声も見られるようです。

運転士のひとりごと(@untenshi_hitori)さんが、「計画運休をせずに限界まで運行した場合」という話題をX(旧Twitter)に投稿し、「そういう反省を元に計画運休が始まったのに」「まったくもってこのとおり」と注目を集めています。

いったいどのような状況になるのでしょうか?

気になる投稿が、こちら!

この投稿を読んで、「確かに」と頷いた方も多いのではないでしょうか。

かつては公共交通機関の運休といえば、実際に運行が困難になった時点で行われるのが一般的でした。ところが近年は気象予測の精度が高まり、大型台風や大雪といった事態を事前に把握できるようになったため、未然に事故や混乱を防ぐ「計画運休」が実施されるようになっています。

もちろん、予測が外れることもあります。そのため「なぜ止める必要があるのか」と不満を漏らす人がいるのも事実です。ですが、万が一災害に巻き込まれたときのリスクを考えれば、計画運休は理にかなった判断と言えるでしょう。

災害大国・日本に暮らす私たちにとって、安全を最優先にした選択の大切さを改めて実感させられます。確かに不便さはありますが、命を守るための重要な措置。利用者の安全を第一に考えて判断を下してくれる公共交通機関に、感謝の気持ちを持ちたいものですね。

お客様からの声は、時間帯により変化する

投稿者さんに詳しくお話を伺いました。

ーーー運転士をされているとのことですが、お客様から直接、計画運休についてクレームなどを受けたことがありますか?差し支えなければ、どのような内容なのか教えてください。

お客様からいただく声は時間帯により変化します。

【計画運休を発表直後】
「なぜ計画運休をするのか?」
「何時からどこの路線を止めるのか教えろ」
「止めるなら止める2時間前に教えろ」

【計画運休を実施中】
「なんで止めるねん、さっさと動かせ」
「雨は止んだのになんで止めてるねん」
「平行他社線は走っているのに、なぜここは止まっているねん」
「いつになったら運転再開するのか」

鉄道は、1時間当たりの雨量および総雨量により運転規制が行われます。いずれの基準も線路状況や地形などで各路線・各社で基準が違うため、近くを走る路線であっても「走る・走っていない」の差異が生まれる場合があります。

また、一路線の特定場所のみ大雨が降っている場合、すべての路線が止まることもあります。いつまでどれくらいの雨がいつからいつまで降るのか分からない以上、お客様に出せる情報がほとんどないことが、余計にクレームにつながっていると思われます。

ーーー計画運休というものは、どのタイミングでどれぐらいの頻度であるものなのでしょうか?各社で違うと思いますが、投稿者さんが勤務している会社の場合で可能な範囲で教えてください。

計画運休は、大雨などにより安全に電車が走れないと予想される日に発表されます。悪天候により電車が駅間で止まり、長時間缶詰状態となっているが、短時間で救助する方法がないといったことを避けるために計画され、昨今では台風が接近すれば、計画運休が発表されるような感じになっています。

ーーーいつも安全な運行をありがとうございます。みなさんの努力や的確な判断のおかげで安全な交通インフラが利用できているのだと、改めて感じました。

計画運休の時こそ感謝の気持ちを

こちらの投稿には、さまざまなコメントが寄せられていました。

そういう反省を元に計画運休が始まったのにね。
まったくもってこのとおり
東海豪雨
今で言うところの大雨特別警報&緊急安全確保なのに、経営陣ゴリ押しで東海道新幹線運転→規制値→その後運輸省に厳しく怒られたという流れあったのに…
鹿児島の8.6水害では、竜ヶ水駅で列車が土砂崩れに巻き込まれましたからねぇ。
いつ止まるか分からない状態で動かすとなると現場からしたら気が気ではないですね(その事を承知の上で利用されるならいいですが…)ちなみに僕は台風の最中乗務していたら案の定、風規制で抑止、運転再開するも帰りの担当列車含め全列車運休となり帰れなくなりました

この投稿には多くの共感の声が寄せられていました。実際の体験談を語る方もおり、それを読むことで「計画運休がなかった頃の大変さ」が一層伝わってきます。

都市部では特に、交通インフラは日常生活に欠かせない存在です。その便利さに慣れているからこそ、裏側で安全を守る努力に気づきにくいのかもしれません。

だからこそ計画運休のときには、安心して移動できる環境を支えてくれている公共交通機関に、改めて感謝の気持ちを抱きたいですね。

取材協力:運転士のひとりごと(@untenshi_hitori)さん



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