【次に買いたい車】ランキング！2位はヴォクシー！ヤリス・フリードも急上昇…なら、1位は？2年連続で女性から熱烈支持

次に買いたい車ランキング、ヤリス・フリードが大幅上昇でトップ10入り

ソニー損害保険（ソニー損保）が実施した「2025年全国カーライフ実態調査」の結果から、次に購入したい車の最新動向が明らかになりました。昨年17位だった「ヤリス（トヨタ）」と「フリード（ホンダ）」が大幅上昇し、それぞれ6位と10位にランクインするなど、消費者の車選びに変化が見られています。

軽自動車人気が継続、女性の支持率は男性の2倍以上

今回の調査は2025年7月4日から7日にかけて、自家用車を所有し月に1回以上車を運転する18歳から59歳の男女1000人を対象に実施されました。

現在乗っている車のボディタイプでは、「軽自動車」が36.4％でトップを維持しました。続いて「コンパクトカー」が18.1％、「SUV（エスユーブイ）・クロカン」が14.6％となっています。

特に注目すべきは男女別の結果です。女性の軽自動車利用率は50.4％と、男性の22.4％と比べて28.0ポイントも高く、女性の2倍以上となりました。年代別では30代女性と50代女性でいずれも52.0％が軽自動車を選択しており、女性にとって軽自動車が実用的な選択肢として定着していることがうかがえます。

ハイブリッド車への関心は微減、ガソリン車が依然主流

現在乗っている車のエンジン・モーターのタイプを見ると、「ガソリン自動車」が66.5％で最多となりました。「ハイブリッド自動車（HV（エイチブイ））」は21.6％で、昨年の24.8％から3.2ポイント減少しています。

一方、次に購入したい車のエンジン・モーターのタイプでは、「ガソリン自動車」が42.1％、「ハイブリッド自動車」が40.2％とほぼ拮抗しており、環境への関心や燃費を考慮して、購入時にはハイブリッド車を検討する人が多いことが分かります。

N-BOX（エヌボックス）が2年連続首位、ヴォクシーが急上昇

最も購入したいと思う車種のランキングでは、「N-BOX（エヌボックス）（ホンダ）」が5.0％で2年連続の1位となりました。2位は「ヴォクシー（トヨタ）」の4.1％で、昨年の7位から大幅にランクアップしています。

3位は「アクア（トヨタ）」の3.9％、4位「アルファード（トヨタ）」3.2％、5位「ルーミー（トヨタ）」2.9％と続きました。

男女別の結果を見ると、男性では「ヴォクシー（トヨタ）」が5.0％で1位、女性では「N-BOX（エヌボックス）（ホンダ）」が7.6％で1位となり、性別によって明確に好みが分かれる結果となりました。女性の上位には「ルーミー（トヨタ）」4.3％、「タント（ダイハツ）」3.8％、「ムーヴ キャンバス（ダイハツ）」3.3％など、コンパクトで使い勝手のいい車種が並んでいます。

トヨタ車の人気復活が鮮明に

今回の調査結果では、トヨタ車の人気復活が鮮明に現れています。「ヴォクシー」の2位浮上、「アルファード」の4位、「ハリアー」の8位など、昨年から順位を上げた車種の多くがトヨタ車でした。

これらの動向は、各メーカーの新型車投入や燃費性能の向上、デザインの刷新などが消費者の購買意欲に影響を与えていることを示唆しています。特に「ヤリス」と「フリード」の大幅上昇は、コンパクトカーやミニバンセグメントでの競争激化を表しているといえるでしょう。

自動車業界では電気自動車（EV）への移行が話題となる中、日本の消費者はまだガソリン車やハイブリッド車を中心とした選択を続けており、実用性を重視した車選びが主流であることが改めて確認される結果となりました。

（LASISA編集部）