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24時間テレビで「黒柳徹子」役に抜てき “ハズレ作なし” 芦田愛菜は、いかにして国民的女優になったのか

  • 2025.8.22

5歳で圧巻の演技、世間に衝撃

芦田愛菜さん(2022年1月13日、時事通信フォト)
芦田愛菜さん(2022年1月13日、時事通信フォト)

女優の芦田愛菜さんが、2025年8月30日(土)、31日(日)に放送する「24時間テレビ48」(日本テレビ系)で放送するドラマスペシャルにて、黒柳徹子さんを演じることが発表されました。このドラマは、黒柳さんのエッセー「トットの欠落帖」が原案。黒柳さんが、NHK専属女優となるまでの青春時代を描く作品だと公表されています。これまでさまざまなことに挑戦し、日本で史上初のテレビ女優と言われる黒柳さんが、いかにして誕生したのかを芦田さんが演じる予定です。

今回、高い注目を集める「24時間テレビ」のドラマスペシャルで、主演を務めることになった芦田さん。この記事では、国民的人気を誇る女優である芦田さんのこれまでの仕事を振り返り、その魅力に迫ります。

まず、子役時代から活躍する芦田さんが注目されたのは2010(平成22)年に放送したドラマ「Mother」(同)です。芦田さんは、この作品で7歳の道木怜南役を担当し、撮影時にわずか5歳ながら母親から虐待を受ける少女を熱演しました。主演は松雪泰子さん、脚本が坂元裕二さんという実力派のそろった作品で、芦田さんは大人顔負けの演技を見せています。

一気に注目の子役となった芦田さんは、2011年にドラマ「さよならぼくたちのようちえん」(日本テレビ系)、「マルモのおきて」(フジテレビ系)という傑作に立て続けに出演。それぞれでメインキャストを務め、特に「マルモのおきて」は社会現象を巻き起こすほどの大ヒットとなりました。

この作品で、芦田さんは笹倉薫を演じて国民的な人気を得ます。薫は父親を亡くした少女で、双子の笹倉友樹(鈴木福)とともに父の親友である阿部サダヲさん演じる高木護に育てられることになる複雑な設定。泣き虫の弟・友樹を守るために、幼いながら気丈に振る舞う薫を、芦田さんは繊細な演技で表現しました。

それだけでなく、薫がふと見せる寂しそうな表情もうまく演じて、子役とは思えない名演技を連発。阿部さんとのコンビネーションも抜群で、演技力の高さがこの作品で日本中に広まりました。

その後は、映画「のぼうの城」やドラマ「明日、ママがいない」(日本テレビ系)などに出演。着実に作品への参加を重ねますが、バラエティー番組への出演や学業優先の時期などもあり、徐々に女優業は減っていきます。

そんな芦田さんが再び輝き出したのが、2023年放送のドラマ「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」(日本テレビ系)です。約7年ぶりに民放連ドラ出演となった芦田さんは、同作で真面目で謙虚な優等生・鵜久森叶を演じます。

いじめやタイムリープが絡む新感覚の学園ドラマとなった同作で、鵜久森はいじめで自ら命を絶ってしまう生徒。人生に絶望した鵜久森は、主人公の担任教師がタイムリープした世界では人を信じることや愛することの喜びを知り、勇気を持っていじめに立ち向かうキャラに変貌します。この、ドラマティックな心の移り変わりを芦田さんは見事に演じ、表現力の高さが再び注目されました。

さらに、日曜劇場「さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~」(TBSテレビ系)では、西島秀俊さん演じる天才指揮者の父親と仲の悪い娘・夏目響を熱演。この作品ではツンデレな表情を各所で見せつつ、最終的には父と音楽を通じて心を通わせる響を丁寧な演技で見せました。

その他にも、大ヒット映画「はたらく細胞」で演じたしっかり者の漆崎日胡など、印象に残る演技を披露。2025年9月には、阿部寛さん主演の映画「俺ではない炎上」に主要キャストで出演予定となっており、芦田さんは女優業を本格化させています。そんな中で決定した「24時間テレビ」のドラマスペシャルでの主演だけに、期待せずにはいられない状況です。

さて、黒柳さんを演じる芦田さんですが、時代背景もしっかりと理解した上でレベルの高い演技を見せてくれるでしょう。「はたらく細胞」で演じた日胡は、喜怒哀楽がはっきりとした表現力で、多くの観客の感動を誘う演技を披露しました。今回の黒柳さんも、同じようにさまざまな表情を見せ、魅力的に演じてくれることでしょう。

天才子役として大ブレークし、再び女優として注目を集めている芦田さん。「24時間テレビ」でも、卓越した演技力で視聴者に感動を届けてくれそうです。

(ゆるま小林)

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