「あいつ馬鹿だもんね」人を振り回す行動に激怒…！嘘を楽しむ女性に「最低だね」

名前の由来は旧姓からという、たに（たにのおはなし）さん。エッセイ漫画や、知人の体験談をもとにした創作漫画をブログで発信しています。

これまで、信頼関係の中で起きた嘘や裏切り、そしてその理由をめぐる少女たちのやりとりが描かれてきました。登場人物たちの価値観の違いが、徐々にあらわになっています。

人を操る快感、価値観のぶつかり合い

 

物語は、ちなつさんがりえさんの嘘や行動を問い詰める場面から始まります。ちなつさんは、なぜそんなことをしたのかと怒りや疑問をぶつけますが、りえさんは「楽しいから」とあっけらかんと答えます。彼女は、他人を自分の思い通りに動かすことに達成感を感じると語り、友達のことも「操り人形みたいなもの」と笑いながら話します。その様子に、ちなつさんは強い嫌悪感を示し、「最低だね」と言うも、りえさんは「善人ヅラしてるちなつに言われたくない」と軽く受け流します。

さらにりえさんは、嘘がばれた理由をしつこく聞きたがるなど、人間関係をゲームのように楽しんでいる姿勢を隠しません。彼女にとっては、計画通りに人を動かし関係が壊れていくことが「超おもしろい」と感じるのです。一方で、ちなつさんは「そんなことで私たちを振り回したの？」と怒り、納得できない思いをぶつけます。しかしりえさんはどこまでも平然としており、「ちょっとのことしかしてない」「自業自得」と、他人の痛みをまるで気に留めません。

この場面を通じて、他人を操ることに快感を覚える人物と、そうした行動に疑問や怒りを抱く人物との間で、決定的な価値観の違いが浮き彫りになっています。価値観の違いが、静かな衝撃を残すお話です。

ブログ：たに（たにのおはなし）

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