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SUPER★DRAGONがデビュー10年で見つけた“答え”。変化と、変わらなかったもの

  • 2025.8.19

2025年にグループ結成10周年を迎える「SUPER★DRAGON」(通称スパドラ)。節目となるメモリアルイヤーに、メンバーの志村玲於さん、古川毅さん、松村和哉さんへ独占インタビューを実施。これまで歩んできた軌跡や、今抱いている思いについてたっぷり語っていただきました。

( Index )

  1. 10年を経て変わったのは、ステージでの“在り方”
  2. 10年経っても変わらない、メンバーそれぞれの“軸”
  3. ちょっとダークな一面も……?

10年を経て変わったのは、ステージでの“在り方”

10年間を振り返って、「ここは大きく変わったな」と思うところはありますか?

志村玲於(以下、志村):

10年前と比べて、ステージに立つ“在り方”を強く意識するようになりました。昔の自分は、ただデビューすれば自然と人気者になれるものだと、どこか楽観的に思っていたんです。でも10年活動を続ける中で、楽曲の流れやステージの魅せ方はもちろん、プレーヤーとして、そしてクリエイターとして、あらゆる面でステージに対する捉え方が変わりました。

経験を重ねてきたからこそ、ですね。

志村:

そうですね。僕らがやりたいことと、周りが求めるものって必ずしも同じじゃないと思うんです。その中で、どうやってファンやスタッフ、みんなが納得できる形を作れるか。自分たちもちゃんと納得できる着地点を探すようになりました。

松村和哉(以下、松村):

僕は逆にどんどん子どもに戻ってる気がして。好きなことややりたいことがはっきりする分、やりたくないことには全力で“やりたくない!”って思うようになっちゃう。そういうこだわりみたいなものが、10年前よりどんどん強くなってる気がします。

古川毅(以下、古川):

僕の場合はステージではないんですけど……キッチンの立ち方が変わったかな(笑)。

志村:

えっ? キッチン……?(笑)。

古川:

昔は全然料理ができなかったんですけど、最近は家で「お腹減ったな」って思ったとき、自分で作れる選択肢が増えたのがうれしいです。

松村:

うん、それは変わったよね(笑)。

志村:

それ、ただ食べたいものを食べてるだけじゃない?(笑)。

10年経っても変わらない、メンバーそれぞれの“軸”

反対に、「ここだけは10年経っても変わらないな」と感じるところは?

志村:

中身は全然変わってないんですよね。ステージへの意識は変わったけど、根っこの部分は10年前のまま。

松村:

逆に変わったやつっている? 全員、中身は変わっていない気がする。

古川:

たしかに“軸”みたいなところは、全員10年前と変わらないよね。

ちょっとダークな一面も……?

6月11日にリリースした1stアルバム『SUPER X』のテーマ「ダークヒーロー」にちなみ、やめたいけどついやっちゃう“ダーク”な一面ってありますか?

松村:

ゲームですね。ゲーマーというほどではないんですけど、やり始めると、ずっとやっちゃう。曲を作らなきゃいけないのに、ついゲームに手が伸びてしまってたり(笑)。

古川:

ついやっちゃうこと……じゃないんですけど、僕は夜型人間なので、物理的にダークな時間のほうが元気です。朝とか昼間は全然本調子じゃなくて、夕方からどんどんテンション上がってくるんです。

志村:

そういう“ダーク”もあり?(笑) 。だったら最近買ったTシャツ、全部黒でした。3~4枚一気に買ったけど、全部黒。

松村:

おー、それもナイスダーク!(笑) 。

グループ結成10周年を迎えたスパドラ。経験を重ね、誰もが納得できるパフォーマンスを突き詰めて表現するようになったメンバーたちですが、軸は変わらないままという言葉に胸が熱くなりました。インタビュー中は、ひとりが話せばすぐ話題が広がって、和気あいあいとしたムード。「仲良しなんだな~」と思わず頬がゆるんでしまいました。

写真/松井ヒロシ 文/中野純子

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