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とにかくラフにセットするのがコツ!本当におしゃれな人が実践しているシャツのアレンジ術【4選】

  • 2025.8.17

冷房対策にもなる長袖シャツは、夏も欠かせないという女性も多いかと思います。筆者もそのクチなんですが、基本的に羽織りとして取り入れているので、脱ぎ着がしやすいように羽織ることがほとんど。すごく便利ではあるのですが、さすがにその着方ばかりではそろそろ飽きてきました。あと、屋外ではバッグなどにかけて持ち歩いているので、たまに落ちるのも地味にストレスだったりします(笑)。
 
いろいろな着方やアレンジが楽しめればスタイリングの幅も広がりますし、何よりシンプルになりがちな夏コーデの鮮度アップにもなるはず! ということで、シャツの着こなしにも定評がある業界きっての洒落者、コミュニケーションプランナー 安武俊宏さんにシャツのアレンジ術を聞いてきました。夏コーデがグッと洒落るアレンジばかりなので、覚えておいて損はなし! 早速チェックしていきましょう。

結び目がポイントになり、視覚的な脚長効果も狙えちゃいます!

シャツを普通に着るのがつまらないって人にオススメなのが、シャツの裾をフロントで結ぶ「前結び」。女性にはなじみのあるアレンジかもしれませんが、実はシャツ選びにもコツがあるんです。「このアレンジの魅力は、抜け感ある着こなしに見えること。そう見せるには、結んだときにできるドレープや結び目が垂れることも重要。なので、シャツはソフトな生地感のモノをセレクトするのがベストです。そうすれば結んだときにキレイにドレープが出ますし、結び目も自然に垂れて抜け感を演出できます。ちなみに結び目はひと結びが◎。ほどける懸念もありますが、このほうがラフさが出るんですよね。もしほどけたら結び直せば大丈夫なんで」
 
 
スタイリングにも安武流のこだわりがあるそう。「シャツ以外のアイテムは超シンプルに仕上げるようにしています。フロントに結び目があるだけでけっこうな存在感なので、その他のアイテムにもポイントを持たせるとがんばっている感が出ちゃうんです。さりげなく洒落た感じに見せたいので、合わせるアイテムは極力シンプルにするのもポイントですね! 」

後ろから見るとこんな感じ

バックの裾もあえてきちんとセットしないのが、こなれて見せる秘訣

シャツを普通に着ても悪くはないけど、ちょっとつまらないかも

同じスタイリングでも、シャツのアレンジが違うだけで表情が変わるんです!

シャツを着ないときは肩かけ・斜めかけ・腰巻きの3択。いかにラフに見せるかがポイントです!

シャツを着ないときも、できればおしゃれに持ち歩きたいですよね。さらにスタイリングのアクセントになるとなおよし! ってことで安武さんに聞いてみると「肩かけ・斜めかけ・腰巻きがオススメです」とのこと。どれもなじみのあるテクニックではありますが、よりこなれて見せるためのコツがいくつかあるそう。「まず、今回紹介するアレンジはいかにラフに見せるかが重要。きちんとセットしたくなるかもしれませんが、テキトーにセットしたほうが洒落て見えるんです」
 
「シャツのボタンはある程度留めていたほうがコンパクトに仕上がります。かけたり巻いたりするときは前身ごろを表に。ボタンがポイントになるから表にしていることもありますが、それ以前にボタンがカラダに当たらないのがイイんです。特に女性は薄着の方も多いと思うので、ボタンが当たるとストレスに感じることもありますしね。あと、どのアレンジも共通で、シャツの上部を少し折ってからかけたり巻いたりするのも、好バランスに仕上げるコツですね! 」

肩かけ

「結び目は中央ではなく、ちょっとずらすと、よりこなれますよ! 」(安武さん)

シャツの襟が片方だけ出ていても気にしない! 逆にアクセントになってくれるんです

斜めかけ

「斜めがけはメッセンジャーバッグのようでとにかくラク。自転車乗るときもオススメのアレンジです」(安武さん)

ボタンの下を2つ開けにしているのも注目ポイント。スタイリングにちょっとした動きがプラスできるんです

腰巻き

「肩かけ同様、腰巻きも結び目はずらしてセットするのがベストです」(安武さん)

腰巻きは気になるヒップ周りもカバーできるのがイイ! かつ、結ぶ位置によって脚長効果も狙えそう!

同じコーデ&アレンジなのにシャツを変えるだけで印象は激変!

「シャツのアレンジは柄や1色が足される感覚なので、同じコーデでもシャツによって表情がかなり変わるんです」と安武さん。パンツの色とリンクしたシャツにすることで、カジュアルながらもどこか大人っぽさも漂う仕上がりに

どっからどう見ても、オールインワンを腰巻きしているようにしか見えないのがすごい!

【番外編】セットアップがオールインワンに!?アイテムまで変えてしまう安武流アレンジテクがすごすぎる!

シャツアレンジの番外編として安武さんが教えてくれたのは、セットアップをオールインワンのようにアレンジするテクニック。「これは最近発見したのですが、ジャケットとパンツのセットアップを使ったアレンジ術です。やり方はいたって簡単で、ジャケットを腰に巻くだけ。それだけでオールインワンのトップを腰に巻いているように見えるんです。共地だからそう見えるのかもしれませんが、セットアップの夏の活用法として覚えておくとスタイリングの幅も広がるはずです」
 
「一点だけ注意するべきは、いわゆる男性のスーツなどに見られるしなやかで上質なウール素材は不向きです。腰で結んでもすぐにほどけてしまいますし、何より生地へのダメージが相当なものだから。なので、コットンなどのラフな素材を使ったセットアップで実践するのがオススメです! 」

シャツ同様、このアレンジもいかにラフにセットするからこなれ見えの秘訣

ジャケットも前身頃が表になるようにセットするのがポイントです!

シャツの素材にこだわったり、結ぶ位置をずらすなどのテクニック次第で、なじみのあるアレンジもこんなに変わるんですね。取材中、「さすが安武さん! 」と何度言ったことか(笑)。まだまだ暑い日は続きますし、屋内との気温差も激しいですよね。なので、このアレンジテクを習得して、おしゃれに快適に夏を乗り切りましょう!

text:KYOKO CHIKAMA

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