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親子で楽しみたい『名探偵コナン』の偉人クイズ

  • 2025.8.16

『名探偵コナン』で古今東西の偉人をチェック

『少年サンデー』での連載開始から30年以上たつ今も人気の『名探偵コナン』。ゴールデンウィークに向けて上映される映画が今も大ヒットしています。子どもの頃、漫画やアニメに夢中になった方も、今も映画を観に行っている方も多いのではないでしょうか? そんな『名探偵コナン』のもうひとつの顔が、子ども向けの学習本・学習まんがです。これまでに100冊以上が発行され、ベストセラーも多数。親子そろっての支持者が多いことがうかがわれます。

そんな中、ぜひ手にとっていただきたい新刊が登場しました。題して『名探偵コナンの小学生のうちに知っておきたい社会科の偉人103』。古代ギリシアのピタゴラスから20世紀のマイケル・ジャクソン、日本では北条時子、蔦屋重三郎、宮崎駿まで、偉人・有名人103人が登場します。この本をクリアすれば、古今東西の偉人103人を覚えることができるというわけです。

親子で3択クイズに答えてみよう

学習本と書きましたが、この本、決して机で読むようなつくりにはなっていません。登場する偉人103人の3択クイズがメインです。たとえば「天才物理学者アインシュタインが後悔していたこととは?」「奈良時代に聖武天皇が国を治めるために大事にしたのは?」といった設問に対して、3つの回答の中から正しいものを選ぶというもの。103人分、つまり103のクイズが掲載されているのです。

全ページをチェックしてみましたが、3択クイズは、大人なら正答率90~100%の一般教養レベルだと思います。でも、小学生にとっては初めて知る偉人もたくさんいるはず。そんな偉人たちに、机の上の勉強としてではなく、楽しいクイズとして出会うことができるので、子どもにとっては知識の獲得が楽しみのひとつとなりそうです。

本書の構成は、第1章「科学や文化の力で社会を変えた偉人」、第2章「政治や経済で大きな働きをした偉人」、第3章「芸術やスポーツで感動を生んだ偉人」の3章立て。各章の最初にコナンの漫画があり、その後偉人の3択クイズとなります。クイズは右ページに設問、ページをめくると左ページに回答と解説がのっています。

クイズをきっかけに、親子で教養豊かな会話を

漫画やクイズが好きな子なら、本書を渡せばひとりで楽しんでくれるかもしれません。でも、できれば親子で、こんな使い方をしてみてはいかがでしょうか?

食後や就寝前、親子で、本書をパラパラとめくって問題を選び、まず子どもが回答、次に親も回答して、「どっちが当たってるかな?」とページをめくって正解をチェック。3択ですから知らなくても正答率は33%。子どもは「当たった!」「失敗!」と楽しんでくれるはずです。親だけ正解できたら、「ママ(パパ)は、やっぱり違う」と思ってくれるかもしれません。

小学生なら知らなくて当然の問題もあるので、間違えたからといって叱ることはありません。正解しても間違っても、回答のページに掲載されている解説欄「これだけおさえる!」は一緒に読んでおきましょう。間違っても「覚えなさい」などとは言わないこと。自然なかたちで子どもの頭の中に何かひとつでも残ることを期待しましょう。

そしてできることなら、ひとつのクイズから自由な連想を続けて、親子会話を続けることができたら素晴らしいと思います。たとえば、「平清盛と関係の深い世界遺産はどれかな?」の3択クイズで「厳島神社」という正解がわかったら、「そういえば厳島神社がある広島には、もうひとつ世界遺産があったよね。知ってる?」といった具合です。こういった機会をたくさん持つことができたら、勉強時間ではなく、楽しい親子の会話の中で、子どもの知識はどんどん豊富になっていきます。

それに最近の難関中学の入試には、時事問題や一般教養的な問題が多く出題されています。これらは、子どもが日常的にどんな情報に接しているか、家庭内でどれくらい知的な会話が行われているかを調べる問題でもあります。家庭の会話が知的で教養豊かなものなら、子どもは一般教養的な問題をなんなくクリアできます。そのためのきっかけ作りにも、本書『名探偵コナンの小学生のうち知っておきたい社会科の偉人103』はぴったりだと思います。

わが子が喜ぶコナン学習本がきっとある

ところで、100冊以上あるという『名探偵コナン』の学習本の中で、いちばん人気はどれ?と出版社に聞いてみたところ、学習まんがの『日本史探偵コナン』が260万部以上、『世界史探偵コナン』が100万部以上も売れていると教えてくれました。びっくりです。また本書と同じ、『名探偵コナンの知っておきたい』シリーズの中では、『名探偵コナンの10才までに覚えたい難しいことば1000』がベストセラーとのこと。こちらはまんがのワンシーンを見ながら空欄を埋める問題がメインです。

子ども時代、『名探偵コナン』に親しんだ方は、主人公の豊富な知識に憧れ、一緒に推理するのが楽しかったのではないでしょうか。推理って、つまり考えることですよね。江戸川コナンは、子どもに豊かな知識と考える楽しみを教えてくれる素晴らしいキャラだったのだと再認識させられました。

今度書店に行ったら、『名探偵コナン』の学習本をチェックしてみてください。国語・算数・理科・社会・英語と全教科さまざまな切り口で編集された本がたくさんあると思います。その中から、わが子が喜びそうなものを選んでみるのもおすすめです。

名探偵コナンの小学生のうちに知っておきたい社会科の偉人103
原作/青山剛昌、監修/西村 創、小学館刊、定価1,650円(税込)

コナンといっしょに偉人を学ぼう! 偉人というと、みんなはどんなイメージがあるかな。教科書にもたくさんの偉い人やスゴい人が出てくるよね。でもみんな人間だから、失敗もあるし、欠点もある。この本の「はじめに」にも書かれているけど、偉人とは「やりたいことをあきらめずに続けた人」のことなんだ。科学、文化、政治、経済、芸術、スポーツといったさまざまな分野で名を残した人たちを、コナンやその仲間たちといっしょにクイズを解きながら知っていこう。

<クイズ例>
Q オランダの画家ゴッホの代表作にえがかれた花とは?
1)朝顔 2)ひまわり 3)あじさい
Q 本田宗一郎が開発した「スーパーカブ」ってどんな乗り物?
1)オートバイ 2)モーターボート 3)キックボード
Q ソ連の宇宙飛行士ガガーリンが語った言葉はどれ?
1)地球は丸かった。 2)地球は大きかった。 3)地球は青かった。

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