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2025年秋、ブリジット・バルドーが愛した“スエードパンツ”がトレンドに返り咲く

  • 2025.8.13

この秋、ボヘミアンシックを語るなら外せないのが、スエードパンツだ。『VOGUE JAPAN』でも何度も特集してきたが、今、シェミナ・カマリが手がけるクロエCHLOÉ)が提案したボヘミアンシックは、トレンドの中心に躍り出ている。とはいえ、この秋の定番とも言えるアイテムは、実は長くモードの舞台から姿を消したことがない。1999年にはアレキサンダー マックィーン(ALEXANDER McQUEEN)がフレアカットで新解釈を示し、25年後の2025年春夏には16アーリントン16ARLINGTON)が透け感のあるタンクトップと合わせ、現代的にアップデートしてみせた。

アレキサンダー マックィーン、1999年春夏コレクション
Alexander McQueen Spring 1999 RTW, Parisアレキサンダー マックィーン、1999年春夏コレクション
16アーリントン、2025年春夏コレクション
16アーリントン、2025年春夏コレクション

時代を超えて。スエードパンツが今秋再熱

2024年以降、スエード素材はモードにおける“良質”の証のような存在に。昨夏はレトロな魅力を湛えたスエードスニーカーが街を席巻し、その波は今季パンツへと移行。デニムや冬の定番だったレザーパンツを押しのける勢いで支持を集めている。

1966年スエードパンツを纏い、映画の撮影シーンに臨むブリジット・バルドー。
Brigitte Bardot1966年スエードパンツを纏い、映画の撮影シーンに臨むブリジット・バルドー。

その魅力を誰よりも表していたのが、1960年代のブリジット・バルドー。ブーツやレザー、ニットにスエードパンツを合わせた姿は今も記憶に残る。着こなしの鍵は、彼女がまとう70年代的ムードを潔く受け入れることにある。

ベラ・ハディット
Celebrity Sightings In New York - December 12, 2024ベラ・ハディット

現代のファッションアイコンたちは、この自由なムードを自分らしく取り入れている。ベラ・ハディッドはパンツとジャケットをスエードで揃え、洗練されたセットアップ姿を披露。ティナ・クナキーは2024年のミュウミュウMIU MIU)のショーで、バギーシルエットのスエードパンツを取り入れ、ストリート感を高めた。この秋、スエードパンツは間違いなくワードローブの主役となるだろう。

ティナ・クナキー
Miu Miu : Outside - Paris Fashion Week - Womenswear Fall/Winter 2024-2025ティナ・クナキー

今秋のワードローブに加えたいスエードパンツ4選

Text: Alexandre Marain Adaptation: Mei Fujita, Saori Yoshida

From: VOGUE.FR

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