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助産師「夏こそ浴槽キャンセルでOK」手抜きに見えて合理的!赤ちゃんのお風呂を時短でラクにする方法

  • 2025.8.19

助産師・国際ラクテーションコンサルタントの榎本さんが、赤ちゃんのシャワー浴についてお話ししてくれました。暑い今の季節に特におすすめな方法をマンガで詳しく解説します!

赤ちゃんのお風呂は、必ず湯船に入れなくてはいけないと思っている方が多いようです。けれども、夏は汗をたくさんかくので、サッと入れるシャワー浴もおすすめです。今回はシャワー浴のメリットや具体的な方法をお伝えします。

夏におすすめなのは”シャワー浴”!?

シャワー浴のメリット

シャワー浴のメリットはたくさんあります。

1.お湯の準備や片づけも少なく、手軽にできる

2.マットに寝かせる方法の場合、両手を使って洗いやすい

3.1日に1回でなくても、汗をたくさんかいたときなど気軽に入れられる

4.スペースによっては、シャワー付きの洗面台でもできる

5.デリケートな赤ちゃんの肌は、湯船につかると汚れだけでなく皮脂が取れ過ぎてしまうこともあり、乾燥などの肌トラブルの予防になる

準備する物と注意点

【準備する物】

赤ちゃんを寝かせる場所に敷く物

お風呂マットがおすすめですが、レジャーシートやビニール袋などで代用もできます。シャワーチェアなどを利用してもよいでしょう。

洗面台の上でおこなうときは、転落防止のためにそばを離れないようにします。寝返りなどできる赤ちゃんの場合は、床にマットなどを敷いておこなうようにしましょう。

泡タイプのボディソープ

洗いやすく、赤ちゃんを洗っている時間も短縮になり、便利です。

▼注意点

・はじめはお湯が熱いことがあるので、腕のあたりや手の甲にシャワーのお湯を1回あてて、温度をたしかめるようにしましょう(手のひらは熱さを感じにくいことがあります)。

・シャワーの水圧が強くならないように調整しましょう。

シャワー浴の方法

【1】水圧を調整して、腕や手の甲にあてて温度が熱くないかチェックします。

【2】全体にシャワーをかけて濡らしたあとに、手に泡をつけて、顔や頭から足にかけて(上から下の方向で)洗います。

【3】背中を洗うときは、少し体を横に向かせたり、首のうしろに手を入れて上半身を少し持ち上げて、背中に少し手を入れるスペースを作り、洗います。

【4】最後に陰部やおしりを洗います。

【5】洗い終わったら、もう一度お湯の温度を確認してからシャワーで泡を流します。

※おすわりができる子は座らせて洗うとやりやすいです。おすわりをさせているときや寝返りして動く子は危ないので、洗面台など高さがある場所は避けたほうが良いでしょう。

沐浴や入浴は、毎日となると負担が多いものかと思います。汗をかきやすい季節は、気軽にできるシャワー浴もぜひ試してみてくださいね。


監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀

2001年に助産師免許取得後、杏林大学医学部付属病院・さいたま市立病院・順天堂大学練馬病院の勤務を経て、2013年に埼玉県さいたま市に訪問型の助産院「みき母乳相談室」を開業しました。病院勤務での経験を元に、母乳育児支援の国際ライセンスである国際ラクテーションコンサルタントとして、地域の母乳育児を支援しています。訪問時の相談は、母乳だけではなく離乳食や抱っこひも、スキンケア、寝かしつけなど多岐にわたることも。また、おむつなし育児アドバイザーとして、トイレトレーニングなどの相談も受けています。自身も一児の母として奮闘中です。

ベビーカレンダー編集部

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