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クラシックな名品スニーカーとともに、自由に世界を駆け巡る【FUDGE dig.|私のスニーカー履歴書:NATANE 】

  • 2025.8.15

FUDGEお馴染みの着こなしやアイテムを”ディグる(深掘りする)”新たな特集連載【FUDGE dig.】。第2回のテーマはスポーツシューズの元祖であり、シンプルな構造とデザインがレトロかわいい「ローテクスニーカー」。

ローテクスニーカーのみならず、履いているスニーカーや集めているスニーカーは、その人のライフスタイルや価値観、考え方を反映する鏡のような存在。センス溢れるあの人のスニーカー履歴を通してその魅力をコラムで紹介します。

クラシックな名品スニーカーとともに、自由に世界を駆け巡る【FUDGE dig.|私のスニーカー履歴書:NATANE 】
出典 FUDGE.jp

 NATANE(なたね)

インドで出生後、家族とともにアジアの国々を旅し12歳で日本に帰国。帰国と同時にモデルとしてのキャリアをスタートさせるという、独自の経歴を持つNATANEさん。今ではモデルの活動の枠をこえて、クリエイティブで新しいことに挑戦し続けるひたむきさとエネルギッシュな姿が大きな魅力です。様々な枠を飛び越えて活躍する彼女の愛用するスニーカーとは?

 

クラシックな名品スニーカーとともに、自由に世界を駆け巡る【FUDGE dig.|私のスニーカー履歴書:NATANE 】
出典 FUDGE.jp
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12歳からモデルのキャリアをスタート。

現在は、デザイナーである母と立ち上げたハンドメイドアクセサリーブランド〈añil(アニル)〉のディレクションやフォトグラファー、犬猫のための情報誌 『Cuddle magazine』の制作など幅広く活動中。

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◼︎長年大切に履いている愛着のある3足

クラシックな名品スニーカーとともに、自由に世界を駆け巡る【FUDGE dig.|私のスニーカー履歴書:NATANE 】
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愛用中のスニーカーは、《vans》「SK8-HI」、《Onitsuka Tiger》「MEXICO」、《adidas》「Samba」の3足。断捨離をして数は少ないですが、どれも思い入れがあり長く愛用してます。

思い返せば、海外で生まれてから旅をして移動を繰り返す家族だったので、 もともとあまり物を持たないシンプルな暮らしが基本でした。年齢を重ねて本当に自分らしいものや好きなものがわかるようになり、より心地よく過ごせるようになった気がします。

たくさん持ちたくないというよりも、物を無駄にしたくない気持ちの方が強いです。断捨離をするときもドネーションのフリマに出したり、なるべく捨てないように心掛けています。スニーカーも気に入った一足を大切に長く履きたいと考えています。

◼︎クラシックなローテクが好き

形や素材などクラシックなものが好きで、スニーカーもローテク派。 トレンドを追いかけると数年後に履けない…ということもあるので、 何年経っても違和感なく履けるものを選んだ結果、ローテクスニーカーに惹かれることが多いのかな。

また各ブランドが出してる歴史が長いモデルに魅力を感じます。 廃ることなくどの時代にもフィットしているのがかっこいい!と思うから。

◼︎マイスニーカースタイル

クラシックな名品スニーカーとともに、自由に世界を駆け巡る【FUDGE dig.|私のスニーカー履歴書:NATANE 】
出典 FUDGE.jp
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パンツスタイルのイメージが強いかもしれませんが、スニーカーをワンピースやスカートに合わせて女性らしくまとめたスタイルも好きです。洋服もスニーカーと同じく、シンプルでオーソドックスなアイテムが多め。アンクレットをつけて足元にアクセントをつけることも私らしいスタイルかなと思います。

 

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◼︎特にお気に入りの一足

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出典 FUDGE.jp
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《VANS》「SK8-HI(スケートハイ)」は今ある靴のなかで一番長く愛用しており、愛着もひと塩。自転車に乗るときなど、デニムに合わせて履くのが好きです。

またサーフィンが趣味で、特に「VANS surf」 の女性ライダーが好き。よくサーフビデオを見てます。スケーターの印象が強い《VANS》ですが、カルフォルニア発祥ということからサーフィン文化とも深く関わっています。ローカルなカルチャーと結びついて盛り上げるブランドの姿勢も素敵だなと感じます。

-《Vans》「SK8-HI(スケートハイ)」-

1978年にスケータ向けに生まれたハイカットスニーカー、「SK8-HI(スケートハイ)」。スニーカー業界におけるハイカットスニーカー革命を牽引したモデル。耐久性に優れたスエードとキャンバスのアッパーに加えて、補強されたトーキャップ、パッド入りの履き口でさらにタフな仕上がりに。

◼︎ファーストスニーカーは?

12歳の時に中学校で使う靴を親と買いに行き、たまたま選んだのが《adidas》の緑と白の「samba」。かなり気に入って何年も愛用したのを覚えております。ちょうど日本に帰国した頃で、モデル撮影の現場にも履いて行ってた思い出の一足。

いろんな国に旅する中でやや野生児気味に育っていましたが…(笑)日本は子供でも礼儀正しくて、カルチャーショックを受けた記憶があります。ファッション面では、自分なりのこだわりを持っていて、その頃から無地のシンプルなアイテムを好んで着ていました。

-《adidas》の「samba(サンバ)」-

《adidas》の「samba(サンバ)」は、1950年に誕生したアディダス最古のモデルの一つで、サッカーシューズとして開発されたスニーカー。スマートなフォルムとレトロなデザインで根強い人気を誇るモデル。

クラシックな名品スニーカーとともに、自由に世界を駆け巡る【FUDGE dig.|私のスニーカー履歴書:NATANE 】
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◼︎バックパックとスニーカーで買いつけの旅へ

クラシックな名品スニーカーとともに、自由に世界を駆け巡る【FUDGE dig.|私のスニーカー履歴書:NATANE 】
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《añil(アニル)》は母が世界を旅しながら作ってきたハンドメイドのアクセサリーを私がディレクターとして引き継いだブランド。ビーズや石など材料の買いつけに、インドやタイの市場にバックパックひとつ背負って旅に出ることも多いです。

暑い地域へ出向くことが多いので、履き物はスニーカーとサンダルを一足ずつ。履いていない方をバックパックにくくり付けるのがマイスタイル。 たくさん歩くのでスニーカーは必需品で特に《New Balance》のスニーカーは、歩きやすく足が疲れにくいのででとても頼りになりました。見知らぬの土地では騙されかけたり、ふっかけられたりと うまくいかないことも多いのですが、それでも自分が解放される気がする旅が大好きです。

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◼︎シャアするスニーカーも家族の絆に

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大人になってからも家族とはとても仲良し。歳の離れた妹が大きくなり私より背が高くなりました。でも足のサイズが一緒なので 靴の貸し借りができるのがとても楽しいんです。買いつけの旅に履いていた《 New Balance 》も、今は妹のもとに。

友達みたいな姉妹だけど、妹はガーリーやエレガントなものが好きでファッションのテイストが全く違うことも面白いところ。ただ私のスニーカーはベーシックなモデルが多いので、好みが違ってもシェアできるんです。

これからも枠を超えて自分の興味があることに挑戦していきたいし、色んな場所へ訪れてみたいです。普遍的な魅力を持つローテクスニーカーはそんな時に私自身がブレない指針のような存在なのかもしれません。

 

edit_Matsukawa Asuka

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