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【スナック植松】倦怠期?イライラ?付き合いの長い彼とのあるある悩みを解決!

  • 2025.8.10
教えてくれたのは……

ファッションプロデューサー

植松晃士さん

辛口だけど愛あるアドバイスは、ときにファッションの枠を超え、ハッピーな人生を摑むカギに!

植松晃士さん「人間の生態を理解すると生きやすいの」

お悩み1:私は彼に対して怒るけど、彼が私に怒ったような表情をすると許せません……

付き合って3年が経過。今は同棲中で一緒にいる時間が長いからかイライラして、毎日些細なことで彼に怒りまくり。でも逆に彼が怒った表情を浮かべるとものすごく許せなくて。この気持ちって鎮められますか。
ペンネーム:みーさん(29歳・会社員)

植松さん

よくある話だけど、これはね、普段彼が怒った顔をしないからこそ、されたときに「私、やりすぎたかしら」って無意識下で反省して、不安になるの。でも、絶対に謝りたくない気持ちもあり、その裏返しで、許せない気持ちになって、つい上からになっちゃってるのよ。


常連M

これ、すごくわかる。理不尽なのはわかったうえでしちゃう。


植松さん

でも、二人の関係は本来対等なはずで、それぞれが得意分野を活かして助け合いするのが基本。その観点に立ち返ると、常に上からになってしまっているみーさんは、彼にマウントをとってます。


常連M

なるほど、マウントの一種なのか!


植松さん

そうそう。人間っていう生き物はね、本能の中にマウントがプログラミングされている“マウンター”なのよ。だから、性分としてやっちゃうのは仕方がないことで、やめられない。だから、彼に対してや、家庭内に持ち込むのではなく、違うところでやるの。


常連M

でも、社会でしたらパワハラになっちゃう!


植松さん

マウントといっても、わかりやすくいばりくさったり、ハラスメントするってことではないの。たとえば仕事で活躍したら若い子を見ながら「私の経験値だからできるのよ」って心の中で思って微笑むとか、推し活で課金していい席をゲットして正当にマウントをとるとか。タイムセール中のスーパーで、あえて対象外の高級なお肉を手にして、ちらつかせながらレジまで歩くのもいいと思うわよ。


常連M

あ、私、スーパーでよくそれしてるかも(笑)。


植松さん

一ヵ所でドカンとマウントをとると問題だから、小規模なマウントをちょこっとずつがオススメよ。とにかく、いいご縁なんてそうそうないし、同棲までするような深いご縁は大事にしたほうがいい。彼は優しい人なんだろうけど、堪忍袋の大きさって日によって異なるもの。一度「はい?」ってキレると、場合によっては長く尾を引いて、そのまま浮気……みたいなことにもなるから要注意。マウントをとる行動は人間の本質ではあるけど、彼にしても得はないから、外で小出しに、ね。


【植松マスターの格言】人間は、“マウンター”。矛先は彼に向けず、外で小出しにマウント活動を
植松晃士さん

お悩み2:彼氏と話すネタがありません。楽しそうに話すカップルが羨ましいです。

最近、彼と一緒にいても沈黙が多く、話しかけても「ふーん」と返ってくるばかりで会話が即終了。レストランで隣に座ったカップルとは違いすぎるし、たった2年で話すことがないなんて、先が思いやられます。
ペンネーム:やさまるさん(27歳・会社員)

植松さん

これはね、長年連れ添った夫婦のような、揺るぎない関係になったってこと。悲観する必要はまったくないわ。だって付き合って2年でしょ。お互いの好きなもの、嫌いなもの、言われて喜ぶこと、されて嫌なことなどなど、お互いに十分わかり合っている証。実際、僕、レストランでめちゃくちゃ話している人たちを見ると「付き合いたてなのね」と思うし、結構な大人のカップルで盛り上がっていると「訳ありかしら?」と想像したり。逆に黙って静かにお食事されている方たちを見ると幸せそうに見えるけど。お互いスマホをいじっているカップルもいるけど、あれはあれで幸せの形のひとつだと思う。


常連M

なるほどね、確かにそうかも。


植松さん

2年も付き合って、話題が尽きないほうが不思議。ゴシップとか、日々のたわいのないことでそこまで盛り上がれなくて当然よ。


常連M

でも、じゃあ、ズーーーッとこのまま?


植松さん

だからこそ、共通の楽しみを見つけて作業に移るの。たとえば、「旅行に行きましょう」からの「どこ行く?」「いつ行く?」「どこ泊まる?」「何食べる?」「何する?」って話が膨らむでしょ。それは、買い物でもいいし、映画でもいい。何か二人で共通の趣味を考えるところから始めてもいいと思う。結婚を考えているなら、結婚式のプランでもいいし、子どもができたら、子どものことになる。そういう共同作業を伴う事柄をつくっていくしかないのよ、会話を持たせるには。


常連M

なるほどね、やさまるさん達はそういう段階にきてるのね。


植松さん

ただ、ひとつ気になるのは、彼女が話している内容。ゴシップとか、職場の人のたわいもない話とか、内容が薄いんじゃない? もちろん一瞬は盛り上がることもあるだろうけど、会話としては続かなくて当たり前。知性って大事で、相手が関心を持てるような会話のネタをこちらも提供しなくちゃ。とりとめもなく時間を過ごすのではなく、ちゃんと思い出に残るようなことに時間を使うように意識してみて。


【植松マスターの格言】会話が減るのは当然。共通の話題となる楽しみを見つけるべし
植松晃士さん「彼にイラつく原因は案外、自分にあるかもね」

撮影/伊藤泰寛 ヘアメイク/松本晃幸 スタイリング/曽我部将人 イラスト/中根ゆたか 取材・文/楢﨑裕美

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