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「カプセルトイ」ガチャガチャは無駄遣い?大人もハマる理由…使う金額、注目ジャンルなど

  • 2025.8.9

20~30代が牽引するカプセルトイブーム

20~30代が牽引するカプセルトイブーム
20~30代が牽引するカプセルトイブーム

昨今、カプセルトイ(ガチャガチャ)市場が大きな盛り上がりを見せています。マーケティング・リサーチ会社「クロス・マーケティング」が実施した調査によると、特に20~30代の若い世代でカプセルトイへの興味と購入経験が高く、現代のカプセルトイブームを牽引していることが明らかになりました。調査は2025年8月1日〜2日、全国20~69歳の男女1100人を対象にしたものです。

カプセルトイに「興味がある」と答えた人は全体の33.4%、「買ったことがある」人は52.7%という結果でした。

年代別で見ると、興味度では20代が45.5%、30代も45.5%と同率でトップとなり、購入経験でも20代が57.7%、30代が63.6%と他の年代を大きく上回っています。一方、60代では興味度が12.8%、購入経験も40.9%にとどまり、世代間で大きな差が見られました。

カプセルトイの購入場所について聞いたところ、「スーパーやショッピングモール、百貨店」での購入が76.6%と圧倒的に多く、特設会場や通路での設置が広がっていることがうかがえます。続いて「カプセルトイ専門店」が28.3%、「ゲームセンターなどのレジャー施設」が22.4%となっており、従来のゲームセンターでの設置に加えて、日常的な買い物の場でカプセルトイに触れる機会が増えていることが分かります。

連続購入金額は世代で大きな差

連続してカプセルトイを購入した際の最高金額では、全体の50.0%が「500円未満」と回答しましたが、年代別では大きな違いが見られました。

20代の平均金額は1480円、30代は1260円と比較的高額な一方で、50代は851円、60代は594円と年代が上がるにつれて金額が下がる傾向にありました。若い世代ほど、お目当ての商品が出るまで継続して購入する傾向が強いことが読み取れます。

興味があるカプセルトイのジャンルでは、「アニメ・マンガ・ゲームのキャラクター」が25.5%でトップとなりました。カプセルトイに興味がある人に限定すると、この割合は51.5%まで上昇し、キャラクター商品への関心の高さが際立っています。続いて「生き物系」が12.4%、「実用性のあるもの」が11.7%となっており、キャラクター商品の人気が他のジャンルを大きく引き離していることが分かります。

カプセルトイに関して感じることについての質問では、「現在のクオリティは高い」が19.2%でトップとなりました。近年のカプセルトイは、フィギュアの造形や塗装技術の向上により、従来のおもちゃの域を超えた商品が多数登場していることが評価されているようです。

一方で「無駄遣いのように感じる」が17.7%、「大人でも十分楽しめる」が16.3%と続き、購入に対する複雑な心境も見て取れます。興味がある人に限定すると、「何が出てくるのかわからないドキドキ感・ワクワク感がある」という回答も上位に入り、カプセルトイ特有のエンターテイメント性が支持されていることが分かります。

今回の調査結果は、現在のカプセルトイブームが単なる懐古趣味ではなく、高品質な商品とキャラクターコンテンツの人気、そして「何が出るか分からない」というガチャ要素の組み合わせによって、特に20~30代の消費者に支持されていることを示しています。市場規模の拡大とともに、今後もこの傾向は続くと予想されます。

(LASISA編集部)

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