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神楽坂さんぽの途中に寄りたい穴場スポット―日本家屋の居酒屋「カド」で立ち飲みはいかが?

  • 2016.5.14
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神楽坂の路地裏にある「カド」は、日本家屋を利用した和の空間が風情ある居酒屋。お昼時には定食や和風オムライスなど、全4種の和食ランチが楽しめます。食やお酒がテーマの本も読める立ち飲みスペースは、みちくさにぴったりです。

赤城神社と同じ区画の“角”にあります

東京メトロ神楽坂駅1番出口より徒歩3分。散策客でにぎわう早稲田通りから、一本路地に入ったところに「カド」があります。

縁結びのパワースポットとして知られる赤城神社のほか、一軒家も多く建ち並ぶ周辺一帯は、まるで大通りの喧騒から切り離されたかのような静けさ。築70年近い民家を利用したお店からは、粋な雰囲気を感じられます。

入口はふたつ。食事を楽しむときは向かって左側の戸から

がらがら、と引き戸を開けて、靴を脱ぎ店内へあがりましょう。厨房から漂うお出汁の香りや、踏むと板がきしむ木組みの廊下に、どこか懐かしさすらおぼえます。

入り口脇の客室は、床の間や縁側がある和室。春や秋などは通りに面した窓が開かれ、そこから店内に心地よい風が流れこみます。情趣豊かな和の空間では、座布団にすわって座卓にのせた和食をゆっくり楽しめますよ。

趣ある和室で、とっておきの和食ランチはいかが?

素材の繊細な味を生かした和食が自慢の「カド」。お昼時には、4種類の和食中心のランチメニューがそろっています。

メインのおかず1品に、玄米を混ぜたごはん、味噌汁と自家製のお漬物が付いた「日替わりカド定食」は一番人気のメニューです。この日のメインは「鯖の煮物」でした。生姜が香るお出汁を吸いふっくらとした鯖の身は、箸を入れるとほろほろとくずれるやわらかさ。身体にもやさしく、リーズナブルな価格でいただけるのが嬉しいですね。

和食店が手がける丼盛りの和風オムライス

定食のほかに、お腹も心も満たされる丼メニューもありますよ。「豚の炊き込みご飯と木クラゲのオムライス」は「カド」自慢の一品です。

玉子の下にかくれるご飯は、豚角煮の煮汁で炊いたもの。最低2日は煮込む豚角煮入りの甘辛いご飯が、半熟玉子と絶妙にマッチしています。

町歩き途中に“一杯”。昼も夜も開く、立ち飲みスペース

ふたつある入口のうち右側の戸を開くと、小さな土間が広がります。こちらではちょっとしたおつまみとともに、「カド」が厳選したお酒を楽しめます。

数種そろう日本酒をはじめ、果実酒や生ビールなど、アルコールメニューが充実しています。なかでも味わってほしいのが、山形県の地酒「麓井」(500円)。すっきりとした辛口で、するすると飲めてしまいます。黒板に書かれたおつまみも、ぜひ一緒に頼んでみて。日本酒には自家製「鯖へしこ」(500円)、洋酒には揚げたての「串揚げ」(2本付き300円)がおすすめですよ。

散策の道中、ふらりと立ち寄りひと休み…そんなひと時を過ごせるのも、神楽坂にある「カド」の醍醐味かもしれません。

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