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「生きることに必死だった……」【今泉佑唯が復帰するまで】

  • 2025.8.8
今泉佑唯

子どもの喜んでいる顔を見て、復帰を決意

——以前VOCEに出演していただいたのが引退する少し前だったので、今回は約3年ぶりですね! まずは今泉さんが今回復帰を決意したきっかけからお伺いできますか?

理由はいろいろあるのですが、一番大きな理由としては、子どもの存在です。子どもと一緒に友人の結婚式に参列した際、エンディングムービーで私のソロ曲を流してくれたんですよね。それを聞いて子どもが、『ママの曲だー!』ってすごく喜んでくれて。子ども自身はその曲を聴いたのは初めてのはずなのに、声でわかったようで、とっても喜んでくれました。

そのあとも、『ママの歌だよー!』って、恥ずかしくなるくらい周りの人に言いまわっていて(笑)。『ママすごー!』って言っている姿を見て、あぁこの子のためにもう一度頑張りたいなって思ったのが一番大きなきっかけでした。

——お子さん、まだ小さい頃ですか?

はい。声だけでわかるんだ! とも思いました。それがまたすごく嬉しかったですね。それまでは逆になんというか、自分の中でももやもやしている部分がありました。そもそも週刊誌に撮られてしまったことがきっかけで一度辞めたんですけど、結局辞めても辞めなくてもしんどさというのは正直変わらなかった。自分の中では、子どもを勝手に撮られるということにすごく違和感があって……。芸能人なら撮られても仕方がないっていう人も一部いたんですけど、その言葉にも違和感を覚えました。

でもその思いも、2年経って自分の中で『そもそも撮るほうがおかしい』という結論に辿り着きました。そう思えるようになったことも大きなきっかけの一つになりましたね。

——確かに、家族のことについてはセンシティブになりますよね。

だんだん芸能人の方も、『子どもは撮らないで!』っていうようになっていっているじゃないですか。そういう風潮に変わっていってくれたらいいなっていう願いも込めて、復帰したいなという気持ちになっていきました。

——心境変化があったんですね!

そうですね。引退当初はあまりいろいろなことを考える余裕がなくて、とにかく生きることに必死でした。2年かけてようやくいろんなことが整理できるようになってきて、お仕事に対して考えられるようになったというのが、大きかったと思っています。

今泉佑唯

コールセンターで働いていた、引退期間

——生きることに必死だった、という話がありましたが、約2年半のお休み期間はどんなことをして過ごしていましたか?

在宅で事務仕事をしていました。友人の紹介で、コールセンターの受付業務を自宅でやっていましたね。手続きのやりとりをやっていたのですが、やはり自宅に子どもがいながらというのは結構難しくて……。どうしても子どもの声が入ってきちゃったりとか、体調を崩してしまったときに対応するのが自分だったりとかで、結局は9ヵ月で辞めてしまいました。

——ええ! びっくりです! まさか電話した先の相手が今泉さんだなんて……。

(笑)。でも、経験としてはすごく大きかったですね。なんていうか、芸能以外の仕事をするのは初めてだったので。生きていくためには働かなくちゃいけない、この子を生かさなきゃいけないっていう想いがすごく強かったので。やりたいかやりたくないかではなく、やらなきゃならない!という気持ちで、必死でしたね。

——そういった仕事を経験されたことも、芸能界復帰へのきっかけになりましたか?

そうですね、もう一回芸能の仕事やってみよう! って思うきっかけになりました。子育ても大変な時期にコールセンターの仕事を始めてしまったこともあって、仕事を覚えることも大変なのに、子育ても慣れないことばかりで……。まだそのときは子どもが小さかったので話すことができないから、何を訴えられているのかがわからない!というのもあり、私自身も体調を崩してしまうことが多かったです。慣れない仕事に子育てという急に環境が変わったことで、初めの1年ほどは高熱を出すことが多かったです。

今泉佑唯

4歳のときから変わっていない夢を叶えるために、これからも頑張ります!

——復帰を決意されたのは、いつ頃だったんですか?

去年の夏前かな、6月くらいに事務所にも相談を始めました。この仕事は4歳の頃からずっと目指してきて、モーニング娘。時代の辻希美さんに憧れてアイドルになりたいっていうのが夢だったので。そこから自分の夢が変わっていないんです。だから、他のお仕事にチャレンジしてみたけど、難しかったというのはあると思います。

本当に辻さんは今でも憧れで、5人のお母さんになるっていうのにあの可愛さを保てる人は普通じゃないと思うんですよ! すごいな〜って思って、うらやましいです。私も年齢を重ねてからだんだん元気がなくなっていかないように、体力をつけて頑張っていきたいです(笑)!

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