中毒性抜群、“陽キャ”男女が繰り広げる、恋愛の交差「シャッフルアイランド Season6」3〜4話

まいか登場でりくが覚醒！「俺を中心に置いて」

現在全話無料配信中のABEMAの人気恋愛リアリティーショー「シャッフルアイランド Season6」が、ここにきて本気モードへ突入。常夏のフィジーを舞台に、二つの島をシャッフルしながら恋を深めていくというシンプルながら中毒性抜群のシリーズだが、第3〜4話では「恋の本気度」が一気に跳ね上がった。新メンバーの登場、予測不能なシャッフルルール、そして揺れ動く心の機微。それぞれの参加者が“本命”を定めつつあるなかで、物語はさらに熱を帯びていく。

BLUE島に新メンバーとして登場したのは、ダンサーのまいか。明らかに空気が変わり、男性陣の顔色が動揺を隠せないなか、いち早く動いたのが美容師のりくだ。

「美容師だから手が冷たいんだよね」という謎のトークを皮切りに、まいかとの距離をぐっと縮める。肩に触れたり、手を繋いだりと、自然なスキンシップを繰り出すあたり、さすがの陽キャ力。そして「ほかの男と話す機会があっても、俺を中心に置いてほしい」という大胆な一言からは、りくの本気度がひしひしと伝わってくる。

「多分今後、あの子（まいか）以外いかない」とまで言い切ったりく。本気の恋が、いままさに始まった。

一方、インフルエンサーのしんは、前回に続いてフラダンサーのフィーナをツーショットに誘う。見た目もテンションも“陽キャ”全開のしんだが、今回印象的だったのは、フィーナがほかの男性からも誘われていたと話す場面での冷静な対応。

「しんくんが誘ってくれたあと、別の人も誘ってくれた」と語るフィーナの話に、落ち着いて耳を傾けるしんの姿には、意外な“聞き手”としての誠実さがにじんでいた。恋は熱さだけじゃなく、こうした静かな受け止めも大切だと教えてくれる。

赤い貝で涙の別れ、黒い貝で予測不能の対面へ

プロサッカー選手のかつよしは、みれいとのツーショットを勝ち取るため、別の男性との“リフティング対決”に挑む。勝利し、ようやく掴んだ時間で想いを真っ直ぐに伝えるが、みれいの心は複雑だ。

「もし付き合っても、遠距離になってしまう。私は遠距離恋愛の経験がない」と涙をこぼしながら不安を口にするみれい。それを聞いたかつよしは、自分の気持ちが届かなかったと感じたようだった。

恋を始めることと、続けることは違う。そんな現実の重みが静かに押し寄せる瞬間だった。

第3話終盤、恒例のシャッフルタイムが“運任せ”の新ルールに変化。砂に埋まった貝の色によって、移動が決まる仕組みだ。

赤い貝を引いたのは、シンガーソングライターのsaeと、みれいへの想いを募らせていただいすけ。離れ離れになる直前、だいすけは涙を浮かべながらみれいにブレスレットを手渡し、みれいはだいすけにマッサージクリームを託す。

「また会いたい」と言葉を交わしながら、想いのこもったアイテムを交換しあうふたり。島は離れても、心はまだつながっている──そんな温かなラストシーンだった。

そしてさらなる波乱を巻き起こしたのが“黒い貝”。これを別々の島で互いに引き当てたかつよしとフィーナは、「ブラックボート」に乗せられ、行き先も告げられぬまま移動することに。

着いた先でふたりは朝7時まで一緒に過ごすことになり、海辺で語らい、お酒を飲み、ベッドで同じ夜を明かす展開に。かつよしにずっと会いたかったというフィーナは「どこにでも会いに行くよ」と語りかける。

この言葉が、ファイーナとしん、しんたろうそれぞれの関係に一つの区切りをもたらす。

離れても、想いは残る──“心のシャッフル”が見えた夜

一方で、女性側からのアプローチも目立った今回。ももはしんに「ほかの人とも話してみたい」と正直に伝えたうえで、だいすけへと舵を切る。

「もっと私のことも気になってほしい」と積極的に話しかけるが、だいすけはまだみれいへの未練がある様子。会話の主導権を握るももとの温度差が気になるところだ。

同様に、らるむもしんたろうに猛アプローチ。「忘れないでね」と繰り返し伝える様子に、少し押しすぎな印象を受ける場面も。女性陣の“攻め”が恋を動かすのか、それともすれ違いを生むのか──今後の展開に注目したい。

第3〜4話で描かれたのは、物理的なシャッフル以上に、“心の揺れ”の物語だった。運に任された移動、離れることで強まる想い、そして新しい出会いがもたらす混乱。それぞれの感情がぶつかり合うなかで、恋はますます複雑さを増していく。

次にシャッフルされるのは、誰の心なのか？「シャッフルアイランド Season6」は、いま確実に「本気の恋愛リアリティーショー」へと進化している。

（北村有）