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令和女子高生の3割「とび職カッコいい」!理由から見えた現代の“恋愛観”とは

  • 2025.8.7

一生懸命な姿に心を打たれる女子高生たち

令和の女子高生が持つ“とび職”へのイメージ
令和の女子高生が持つ“とび職”へのイメージ

ワカモノリサーチが実施した調査で、現役女子高生の30.3%が建築関係で働く「とび職」の人を「カッコいい」と感じたことがあると回答しました。約3人に1人の女子高生が惹かれるとび職の魅力とは一体何なのでしょうか。

今回の調査では、全国の現役女子高生284人を対象に「建築関係で働く”鳶職(とび職)”の人を一度でも”カッコいいな”と感じたことはありますか?」というアンケートを実施しました。

とび職をカッコいいと感じる理由として最も多く寄せられたのが「一生懸命」というキーワードでした。「汗を流しながら一生懸命仕事している姿がかっこいい」「暑い中一生懸命働いてる姿は尊敬でしかない」といった声が多数寄せられています。

他の職業と違い、とび職は街中で“リアルな職場”を目の当たりにできるのが特徴です。過酷な環境の中で必死に働く姿を実際に見ることで、心を動かされる女子高生が多いことが分かりました。

危険な仕事への憧れと男らしさへの魅力

さらに、「生死に関わる仕事なのにそれでも頑張ってやっているから」「命を落とすかもしれないのにすごいなと思ったから」といった、命がけの仕事であることにカッコ良さを感じる声も目立ちました。

ビジュアル面では「筋肉がありそうだから」「男らしいから」「腕まくりがかっこいい」「光る汗に萌える」といった意見も寄せられており、男らしく体が仕上がっている男性のタイプが好きな女子高生がとび職に惹かれる傾向にあることが判明しました。

専門家が語る女子高生の心理

この調査結果について、“7000組以上の接客経験と1500人以上のコンサル経験”設計事務所「株式会社Amigo」のCEO・小池純氏は、「近い年齢にも関わらず社会人として働いており、お金を稼いでいる事への憧れがカッコいいに繋がるのでは」と分析しています。

また、「とび職は高所での作業や足場の設置などで鍛えられた肉体美も魅力的。危険な仕事をしている男性に対して女性は大昔に狩りをしていた男性への進化心理学の知見があるともされています」と、その理由を説明しています。

一方で7割は「ヤンキーのイメージ」と敬遠

しかし、約7割の女子高生は「とび職をカッコいいと思わない」と回答しています。その理由として圧倒的に多かったのが「ヤンキーだから」という意見でした。

「とび職はヤンキーのイメージしかない」「ヤンキーだしチャラいからムリ」といった声に加え、「令和の雰囲気じゃない」という現代らしい意見も見られました。K-POP(ケーポップ)アイドルや王子様系の男性アイドルが人気の現在、優しく包み込んでくれるような男性を求める女性が増える一方で、「オラオラ系男子」のイメージが強いとび職への好意を抱く女子高生はマイノリティーになっているようです。

現実は変化している業界事情

こうした「ヤンキー」のイメージについて、小池氏は「確かにイメージはヤンキーですが、現状としてはヤンキー気質の人は減っている印象です」と説明しています。

「専門学校などで学んだ真面目な人がとび職についている事も多くなりました。更には真面目な外国人も働く事が多くなったことにより、オラオラしているだけではそれらの人に負けてしまうので昔ほどヤンキー気質は少なくなった」とのことです。

今回の調査からは、令和の女子高生の価値観の多様性と、職業に対するリアルな印象の違いが浮き彫りになりました。働く姿に憧れを抱く一方で、時代に合わないイメージが先行してしまう現実も見えてきています。

(LASISA編集部)

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