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【水上恒司】美容に関しても面倒くさがりなタイプです

  • 2025.8.6

【MOVIE:INTERVIEW】水上恒司

「未知の領域に挑戦すること」を仕事の軸にしている水上恒司さん。今夏公開の映画『九龍ジェネリックロマンス』では実年齢より約8歳上の役を演じることに俳優としてやりがいを見出していた。

「僕はまだ20代だけど、劇中で演じる工藤が経験してきた痛みを擬似的に味わうことで、自分の中に新しい引き出しが生まれることが楽しみでした。お芝居で意識したのは工藤が“ダメな男”であること。自分から女性を抱き寄せているのに、本当は抱かれに行っていて、それを相手に見透かされているようなダメさを表現したいと思っていました」

同名の原作漫画はかつて香港に存在した九龍城砦を舞台にしたミステリーラブロマンス。今年春にアニメ化もされた人気作だ。

「原作漫画に漂う世界観に魅了されました。説明的なセリフが少なくて、絵だけで表現されているシーンもあり、読み手がさまざまな解釈を楽しめるような余白がある。そして何回も読み返したくなるような中毒性もあるので、映像化に携わることができ光栄でした」

異国情緒あふれる町並みも見どころだが、観る人の年齢で印象が変わりそう。

「九龍という謎めいた都市の空気感を表現するために、かつての香港の雰囲気が残る台湾はぴったりの場所だったと思います。でも、現地の風景や行き交う人々のファッションを『懐かしい! 平成初期っぽい!』と言っているスタッフさんもいましたが、平成11年生まれの僕にはちょっとピンとこなかったです(笑)」

Q. 映画のロケで滞在した台湾のオススメグルメは?

A. 水餃子です! 現地で行列が絶えない人気店に行ったのですが、美味しくてコスパも良くてハマりました。オススメはホタテ入りの水餃子。皮にホウレンソウが練り込まれた翡翠色のビジュアルも旨味たっぷりの味も最高でした。

Q. 健康美を保つために心がけていることは?

A. 特にないです。食事に関しては無頓着なので、美容に関しても面倒くさがりなタイプなので……。でも、役づくりで痩せる必要がある時期だけは、大好きなカップラーメンをなるべく食べないようにしています(笑)。

Q. 1週間の夏休みがあったら何をしたいですか?

A. 北海道に行って、避暑地でゆっくりしたいですね。とにかく東京の暑さから逃げたい。近年はどんどん夏の暑さが苦手になって、もともと自分が高校球児だったことが信じられないくらいです。

水上恒司さん
PROFILE

俳優

水上恒司(みずかみ こうし)

1999年5月12日生まれ。福岡県出身。ドラマ『中学聖日記』(2018)で俳優デビュー。『望み』(ʼ20)で日本アカデミー賞新人俳優賞、『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』(ʼ23)で同賞優秀主演男優賞を受賞。今後は主演映画『火喰鳥を、喰う』が10月公開予定。

MOVIE

『九龍ジェネリックロマンス』

『九龍ジェネリックロマンス』
©眉月じゅん/集英社・映画「九龍ジェネリックロマンス」製作委員会

TVアニメ化もされた同名コミックを実写映画化。懐かしさに包まれた街・九龍城砦を舞台に、不動産屋で働く鯨井令子(吉岡里帆)と先輩社員の工藤発(水上恒司)のミステリアスなラブロマンスを描く。『君は放課後インソムニア』の池田千尋が監督を務めた。8月29日公開。

撮影/nara(vale.) ヘアメイク/KOHEY(HAKU) スタイリング/藤長祥平 取材・文/浅原聡

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