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出産後に繰り返すぎっくり腰「痛いし動けなくてつらい」私を救った対策は【体験談】

  • 2025.8.8

「一度ぎっくり腰になると、癖になって何度も繰り返す」とは聞いていましたが、私の場合もまさにその言葉通り。出産後に抱っこなどお世話の疲労などでぎっくり腰になって以来、何度も繰り返すように。ぎっくり腰になったときは、痛いし動けないしで本当につらいです。そんな症状を軽くしてくれたものについてお伝えします。

毎冬ぎっくり腰に。通院も大変…

高校生のとき、部活で腰を強く打ったのをきっかけに、長い間、腰痛とともに人生を過ごしてきました。当時お世話になっていた整形外科の医師からは「腰痛は完治することがなく、一生のお付き合いになりますよ」と言われたため、若かった私はとてもショックを受けました。

その後もその医師の言葉通り、常に腰痛に悩まされていましたが、出産してからは特に悩みが深刻になりました。育児の疲労などさまざまな原因が重なり、毎冬ぎっくり腰を繰り返すようになってしまったのです。

何かの拍子にギクッという衝撃が走った後は、腰が大きく曲がった状態から姿勢を変えることが難しくなってしまい、激痛で病院に行くこともままなりません。しかも1回の通院で良くなるわけでもなく、何度も通うことになります。育児中の私には、それがとても大変でつらいものでした。

はり・きゅうのおかげで翌日には動ける体に!

ぎっくり腰だと、たとえなんとか病院に行けたとしても、長い待ち時間に椅子に座っていることがつらい……。だから、ぎっくり腰の治療は予約可能で待たなくて済む鍼灸(しんきゅう)師さんにお願いすることにしました。実は鍼灸師さんに診てもらうのはそれが初めてではなく、もともと不妊治療のときから毎月お世話になっていたので、ぎっくり腰の治療も安心して委ねることができました。

鍼灸師さんは、まず脈を診て体の状態を把握し、冷え切った体をきゅうでしっかり温めて、はりで痛みのつらさが和らぎました。おかげで大抵の場合は、翌日には動ける体になっていました。個人差があるとは思いますが、私の場合、定期的にはり・きゅうで体のメンテナンスをおこなっていたので改善が早かったのかもしれません。

セルフきゅうでぎっくり腰の予防と応急処置

毎月のようにはり・きゅうに行っていたのにぎっくり腰を繰り返してしまう理由は、おそらく私の怠慢にありました。鍼灸師さんには「月1回の施術の他にセルフきゅうで体を温めてね」と言われていたのですが、面倒でしていなかったのです。

しかし今後、加齢によって体力や筋肉量が下がってくると、より頻繁にぎっくり腰に悩まされるかもしれない……。おっくうではありましたが、対策を強化しなくてはと一念発起し、体の冷えや背中・腰の張りを感じたら、簡単なセルフきゅうをおこなうようにしました。

例えば、体に冷えを感じたときは、特に冷える足先に、台座灸(厚紙の台座の上にもぐさが乗っているもの)を片足につき4~5個ずつ据えました。指の付け根やかかとのふっくらした部分に貼ってお線香で火をつけました。5分ほどで温かくなくなったら終わりです。きゅうの後で足先を触ると温かさを感じてうれしい気持ちになりました。

また、腰に痛みや張りを感じたときは、ヨモギ由来のもぐさを小指の先ほどのピラミッド型にして、つらい部分に据えました。これは知熱灸(ちねつきゅう)というもので、お世話になっている鍼灸師さんが説明しているYouTubeを参考にして、家族にも協力してもらって施しました。

セルフきゅうで冷えやぎっくり腰が改善傾向に!

セルフきゅうを始めてから4年ほどがたちました。特に定期的におこなっているわけではなく、体の冷えや背中・腰の張りを感じたときにおこなうので、頻度にすると月に5回程度かもしれません。

それでも、少しずつ体の冷えが和らいできて、ぎっくり腰の症状も軽く済むようになってきたように思います。そして、鍼灸師さんの予約が取りづらいときも、セルフきゅうをすることでぎっくり腰の応急処置を自分でできるようになったのも、セルフきゅうを始めてよかったと思うポイントでした。

まとめ

ぎっくり腰になってしまう前にセルフきゅうで体調を整えることが、私にはとても合っていました。「熱いのかな?」など、最初は不安がありました。しかし、体の状態によって受ける感覚は異なりますが、おきゅうはほんのり温かく、心地良さを感じました。10分くらいで終わるので、意外と手軽です。

今では、お世話になっている鍼灸師さんがYouTubeで紹介されているセルフきゅうなども交えて、自分でアレンジして施術できるようになりました。ぎっくり腰にはもうなりたくありません! 引き続きセルフきゅうで対策を続けたいと思います。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

著者:片桐 花菜子/40代。小学生男児と幼稚園女児の母。子ども中心の生活だけど、ヨガや鍼灸などのセルフケアの時間も大切にしたいと思っている。

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています


監修者:医師 こまがた医院院長 駒形依子 先生

東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力~女医が教える「人には聞けない不調」の治し方(KADOKAWA)』。

ベビーカレンダー/ウーマンカレンダー編集室

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