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王者T.T彩たまが“全員卓球”で掴んだ今季初勝利 張本智和撃破の曽根翔が繋いだバトン「絶対的エースはいない」【Tリーグ】

  • 2025.8.3
T.T彩たまの曽根翔 撮影:SPREAD編集部
SPREAD : T.T彩たまの曽根翔 撮影:SPREAD編集部

ノジマTリーグ 2025-2026シーズン」が3日、浦和駒場体育館にて行われ、T.T彩たまは岡山リベッツと対戦。マッチカウント4ー0で勝利し、今季初白星を挙げた。

■昨季主将を務めながら苦しむ

昨シーズン、水野裕哉監督に率いられたチームは7年目にしてプレーオフ初制覇。連覇を狙うシーズンは琉球アスティーダ、木下マイスター東京に連敗を喫したなかでホーム2連戦目を迎えた。
そんなチームに息吹を吹き込んだのが2番手のシングルスで起用された曽根翔で、2024-25シーズンは主将を任されたなかチームは優勝したものの、シングルスでは4勝9敗と負け越した。「なかなか貢献できなくて、全然なにもできていなかった」と苦しみの1年を過ごした。
主将を木造勇人に渡して迎えた新シーズン3戦目の相手は張本智和で、岡山に電撃移籍した日本の大エース。それでも、「(ベンチ入り)メンバーが出た3日前くらいには僕が張本選手とやる方がチームにとって良い当たり方ができると思っていた」と、イメージを膨らませて挑んだ。
その言葉通り、第1ゲームから曽根の持ち味である強打で張本智を押し込むなど、11-7で幸先良いスタート。張本智の修正力の前に第2ゲームから第3ゲーム途中まではリズムを握られたが、10-10に追いついたこのゲームを取り切る。そして第4ゲームもものにして、その後の神巧也、有延大夢へバトンを繋いだ。
昨季リーグ首位のシングルス18勝を挙げた張本智相手に勝利を挙げた曽根だが、試合後に強調したのはチームによる1勝。「彩たまには絶対的エースというのはいないんですけど、全員卓球で1点を取っていくというプレースタイルだと思う」と昨年も見られたチームの特徴に触れながら、「その役割を全員ができたら連覇には近づくと思います」と混戦が予想される今季の男子についても意気込んだ。
浦和駒場体育館に駆けつけたファンの前で、各選手がそれぞれの役割をはたして掴んだ今季1勝目。そのなかで、チームが歓喜に沸いた昨季のT.T彩たまで苦しみを味わった22歳が輝きを放った。

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