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これはもう“グルメ版シルク・ドゥ・ソレイユ”…!“ちびシェフ”が料理してくれる驚異のプロジェクション×美食体験が大人の心を撃ち抜く体験だった

  • 2025.8.3

舞台は、ANAインターコンチネンタルホテル東京の36階。ここで開催されているのは、プロジェクションマッピングを駆使した体験型ダイニング『Le Petit Chef(ル・プチシェフ)』です。もともとは2024年2月7日~7月31日の期間限定での開催予定でしたが、あまりの人気によりなんと2026年1月31日まで延長することが決定。世界30カ国以上で愛されてきたこの小さなシェフが、ついに東京の美食家たちまで虜(とりこ)にしてしまいました。実は東京での開催は初めてとのこと。

『Le Petit Chef(ル・プチシェフ)』の世界観が体験できる、フォトブースと衣装貸し出しが!

しかもただのエンタメ企画ではなく、お料理がちゃんと“ウマい”からスゴイ。2万円を超えるコースにもかかわらず、カップルや女性同士のお客さんも多いらしく、キッズメニューまであるからファミリーでもOK。本格フレンチが「楽しい」と「おいしい」を両立してるなんて、最高過ぎます。今回は大人気の『Le Petit Chef(ル・プチシェフ)』を会社の後輩と一緒に体験してきました。

『ル・プチシェフ』開催概要
期 間: 営業中~2026年1月31日(土)まで
定休日: 月曜・火曜 ※月曜が祝日の場合は営業し、水曜が休業
場 所: ANAインターコンチネンタルホテル東京 36階 『Le Petit Chef(ル・プチシェフ)』特設ダイニングルーム
コース(税・サービス料込み):
➢ ル・プチシェフコース 21,000円
➢ プレミアムコース 25,000円
➢ ベジタリアンコース 18,000円
➢ キッズコース 14,000円 ※5歳~12歳が対象
『ル・プチシェフ』公式サイト: https://lepetitchef.com/tokyo

アミューズ:豪華キャスト!うなぎ×フォアグラの組み合わせが正解過ぎて、もう蒲焼には戻れない。。

まず現れたのは、フォアグラとうなぎという“味の二大巨塔”が手を組んだ、奇跡の一皿。蒲焼き文化にどっぷり浸かった我々日本人にとって、フォアグラソースのうなぎは一種の事件。しかしこれが絶妙。香ばしいうなぎに、フォアグラの濃厚なコクがまとわりつき、「もう蒲焼きには戻れないかも……」と一瞬裏切りを決意するレベルです。

続くカニのサラダは、その濃厚さの中にあって唯一無二の清涼感。脂っこくなりかけた味覚を、北風のように一気に引き締めてくれます。

極めつけはマッシュルームのクリームコロッケ。衣はサクサク、中はトロトロ。口の中で山の幸が爆発するような濃厚さ。これだけでワインが1本空きそうです。

まだシェフも登場していない序章にも関わらず、フレンチの教科書に載せてほしい三重奏が奏でられていました。

アミューズで高まった期待感も相まって、もう心の準備もおなかの準備も万端です。

サラダ:農場から直送!!?フレッシュなトマトとチーズが相性抜群!

プロジェクションマッピングが一変し、目の前には小さな農場が出現。

ミニチュアの農場でプチシェフがせっせと野菜を採って運んで……と、お皿の上で料理がどんどん完成していく様子は、まるで“食の工場見学”。たまに爆発演出もあって、もう笑いながらサラダを食べることになります。

そんな世界から届いたサラダは、トマトのバリエーション豊かで一口ごとに酸味や甘みのグラデーションが楽しめます。ブッラータチーズは絹のようにとろけ、バジルソースが全体を爽やかにまとめる。サラダという名のオーケストラ、全パートが主旋律を奏でる逸品でした。

ブイヤベース:プチシェフの黄金伝説!?魚介の旨味が詰まった最高のスープ!

次にやってくるのは海のステージ。テーブルが一面ブルーに染まり、まるで南仏の漁港にワープしたかのような光景に。小さなシェフがタコと格闘しながら、ムール貝やイカ、エビを次々と調達していく様子は、『いきなり!黄金伝説 meets フランス料理』でした。

最終的にシェフは巨大タコに敗れ去りますが、スープは大勝利の味。

濃厚な魚介の旨味がこれでもかと詰まったスープは、アイオリソースを溶かすことで変化球も楽しめます。スープにパンを浸せば、もう立派なメインディッシュ。スープで白米をかき込みたくなる衝動を、パンでどうにか抑えるのがフレンチのマナーです。

メイン:グリル演出に食欲全開!メインの王様はやっぱりフィレ肉ステーキ!

さあ、いよいよメインディッシュ。テーブルがグリルに変わり、プチシェフが焼きあげるのは、国産牛フィレ肉のステーキ。お肉の焼き加減が視覚的に“食べごろ”に変わっていく演出に、食欲のアクセルが全開に。

実物のフィレ肉は、ナイフがスーッと入る柔らかさ。味は濃厚ながらも雑味ゼロで、ワインソースの余韻が“肉の余生”を彩ります。このタイミングで一気にお腹が満たされ、幸福感のピークへ。

デザート:雪景色に体感温度は-20℃!バニラアイスとモンブランで口福のエンディング!

最後はテーブルが一瞬で冬に。雪が降り、体感温度-20℃の中、シェフがアイスを調理。最後はプチシェフが氷河に沈んでいくという、演出の自由度の高さに思わず吹き出します。

バニラアイスはとろけるようなミルキーさで、カシスソースの酸味が全体を引き締め、最後まで飽きさせません。栗のモンブランは、口に入れた瞬間、優しい栗の香りが広がり、“口福”のエンディングを迎えました。

高級ホテルの本格フレンチと楽しい演出で誰とでも最高の思い出に!

絶景と、プロジェクションマッピングと、本格フレンチが三重奏を奏でる“シネマ・ダイニング”。料理は本格的で大人の味で、演出は子供心をくすぐります。高級ホテルで、五感をフルに使いながら料理を味わう体験は、特別な記念日、デート、女子会、家族旅行、どんなシーンにもフィットします。もちろんクリスマスにもぴったり。迷っているなら、ぜひ早めの予約を。

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