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60代の肌のヒアルロン酸量は、30代の半分以下!?「ヒアルロン酸」配合コスメできめ細やかなハリ肌に!【60代が知っておきたい美容成分】

  • 2025.8.4

製品名に入っていたり、セールスポイントとして特記されていることの多い美容成分名。エイジングケアに注力したい素敵世代が、化粧品を選ぶ際の指標として知っておきたい美容成分を、美容ジャーナリスト倉田真由美さんが長年にわたり化粧品開発に携わってきた次田哲也さんと一緒に熟考しました。今回は、ヒアルロン酸をご紹介します。

【おさえておくべき美容成分】高い水分保持機能でキメをみっちり整える!「ヒアルロン酸」

効果が期待される場所/角層、表皮、真皮

パッケージ表示名(カッコ内は医薬部外品表示名)/ヒアルロン酸Na(ヒアルロン酸ナトリウム液など)、アセチルヒアルロン酸Na(アセチル化ヒアルロン酸ナトリウム)

ヒアルロン酸の働き

骨や筋肉など全身のいたるところに存在するヒアルロン酸ですが、その半分以上が肌に存在し、真皮と表皮、角層のすべてを満たしています。大量の水を抱える性質を持つことから、肌に潤いやハリ、しなやかさをもたらす成分として、古くから化粧品に使われてきました。コラーゲンの再生速度が十数年なのに対し、ヒアルロン酸は、わずか一日か数日程度。元々は体内で作られるものですが年齢とともに減少し、60代の肌のヒアルロン酸量は、30代の半分以下とも。ヒアルロン酸の代謝スピードに負けないよう、せっせとスキンケアで補うのが得策といえるでしょう。かつては、鶏のトサカから抽出されていましたが、近年は、乳酸球菌による発酵法で製造したものが主流になっています。

編集部おすすめコスメ

①まるで美容医療。ピンポイントでヒアルロン酸を補充

バリア機能をサポートする高分子ヒアルロン酸と、深く潤いを届ける中分子ヒアルロン酸を配合。小ジワや肌痩せが気になる部分にピンポイントで補充が可能。カプチュール トータル ヒアルショット 15㎖ ¥12,980/パルファン・クリスチャン・ディオール

②みずみずしさと保湿感を両立させた“ヒアルロン酸の水”

みずみずしくスッとなじむテクスチャーなのに驚くほどしっかり潤う、という理由で、ロングセラー人気を博している“ヒアルロン酸の水”。乾燥はもちろん、肌荒れや過剰な皮脂のバランスも整えます。ザ・タイムR アクア(医薬部外品)200㎖ ¥4,730/イプサ

濃密な保水膜が、一日中肌を乾燥させない頼もしさ

ヒアルロン酸Naを含む濃密なセラム化粧液が、肌に浸透しながらピタッと密着して強力な保水膜を形成。長時間、潤いが絶えない満足感の高さが頼もしい。DEW アフターグロウ ドロップ170㎖ ¥3,850(編集部調べ)/カネボウ化粧品

“貼るヒアルロン酸”で小ジワ、くすみを解決

高分子ヒアルロン酸をニードル状に固めたニードルパッチ。小ジワやくすみが気になる目元に、長時間貼ったままにすることで、ヒアルロン酸注入のように潤いが深く浸透。メディリフトマイクロフィラー アイ 1セット¥2,200、4セット ¥7,700/ヤーマン

撮影/相沢千冬 文/倉田真由美

※素敵なあの人2025年8月号「素敵世代がおさえておくべき 美容成分総ざらい」より
※掲載中の情報は誌面掲載時のものです。商品は販売を終了している場合があります。
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください。

お話を伺ったのは 美容ジャーナリスト 倉田真由美さん

35年以上にわたり、雑誌や新聞、Webなどに美容記事やコラムを執筆。美容や健康、エイジングケアを通し、消費者の立場に立ったわかりやすい情報を発信している。

お話を伺ったのは スキンケア・サイエンスコミュニケーター博士(工学) 次田哲也さん

大手化粧品メーカーで31年間、商品の開発研究などに携わる。国立大学法人東京農工大学大学院の非常勤講師も務め、2023年、カイロススキンケアを発足し代表へ。

この記事を書いた人 素敵なあの人編集部

「年を重ねて似合うもの 60代からの大人の装い」をテーマに、ファッション情報のほか、美容、健康、旅行、グルメなど60代女性に役立つ情報をお届けします!

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