【実態調査】夏休みママの“最大の敵”は！？月1万円の食費増加より「つらいこと」とは

ママたちにとって夏休みは「戦場」

夏休みが始まると、子どもたちは大喜びです。しかし、ママたちにとっては「戦場」さながらの日々が始まります。そんな夏休みのママたちの切実な声を調査した結果、意外な実態が明らかになりました。

つらいと思うこと圧倒的1位は「食事の用意」74.5％の衝撃

iTAN（アイタン）が幼稚園・保育園・小学校・中学校に通う子どもを持つ女性1008人に「夏休みにつらいと思うこと」を調査したところ、なんと74.5％のママが「食事の用意」と回答しました。2位の「食費が増える」37.5％を大きく引き離す結果となりました。

普段なら給食やお弁当で済んでいた昼食も、夏休み中は三食すべて家庭でまかなう必要があります。約9割のママが「夏休みの子どもの食事の用意は大変」と感じており、具体的には「三食の用意」74.7％、「献立を考えること」67.8％、「栄養バランスを考えること」38.6％が上位を占めました。

1日1時間超の食事準備に追われるママたち

夏休み中の食事準備にかかる時間は「30分～1時間未満」が38.8％と最多ですが、「1～2時間未満」も29.3％と3割近くに上ります。朝・昼・夕の準備と片付け、買い出しを含めると、実際の負担はさらに大きいことが想像できます。

この負担を少しでも軽減するため、多くのママが工夫を凝らしています。最も多いのは「冷凍食品の利用」46.4％で、「市販の惣菜・お弁当の利用」44.5％、「インスタント食品の利用」44.1％が続きます。手作りにこだわりたい気持ちはあっても、現実的な対策として便利食材に頼らざるを得ない状況が浮かび上がります。

月1万円以上の食費増加で家計を圧迫

夏休みの食事問題は時間だけではありません。約9割のママが「夏休みは食費が増える」と回答し、その増加額は「1万～1万5000円未満」が28.8％と最多となりました。

食費増加の対策として、ママたちは「割引されているものを購入する」47.5％、「特売日やセールのときに購入する」46.4％、「まとめ買いをする」46％など、計画的で賢い買い物術を駆使しています。タイミングを狙った買い物で少しでも負担を軽減しようとする努力がうかがえます。

デジタル活用への高い関心度

こうした状況を受け、スーパーのクーポンやお得情報が確認できるアプリについてどう思うか聞いたところ、約9割のママが「利用したい」と回答しました。理由は「お得なクーポンを逃さず利用したいから」65.9％、「セールや割引情報をすぐに確認したいから」50.6％が上位を占めました。

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夏休みのママたちは「限られた労力と時間と予算で、いかに家族の健康と満足度を保つか」という大きな課題に直面しています。この調査結果は、単なる家事の大変さを超えて、現代の子育て家庭が抱える構造的な問題を浮き彫りにしているといえます。

（LASISA編集部）