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栄養士が回答《夏のお弁当》入れると危険な食材は? 意外な食材もランクイン、食中毒対策についても!

  • 2025.7.29

夏に気を付けたい《お弁当》おかず

夏に気を付けたい《お弁当》おかず
夏に気を付けたい《お弁当》おかず

夏はお弁当の内容に悩む人も多いのではないでしょうか? 衛生的な観点から、避けるべき食材について、キッチンスタジオ「エミッシュ」が行った「夏のお弁当づくり」に関する調査結果を参照して紹介します。調査は2025年3月26日〜4月6日、栄養士・管理栄養士資格保有者100人を対象にしたものです。

結果をみていくと、「葉物を含む生野菜」31件、「ミニトマト」25件、「半熟卵・卵料理」20件、「ポテトサラダ」17件が上位に挙がっていました。しかし、注目すべきは5位に入った「ちくわやハム、チーズ(非加熱)」16件です。これらの加工食品は普段そのまま食べることができるため、多くの人がお弁当にもそのまま入れてしまいがちな食材ですが、管理栄養士の小野くみ氏によると、「これらは冷蔵保存が前提で、常温で持ち歩くことで黄色ブドウ球菌などの食中毒菌が増える可能性があり、お弁当には不向きな場合があります。お弁当に入れる場合は必ず加熱してから入れるようにしましょう」とコメントしています。

調査では、栄養士たちが実際に行っている食中毒対策についても紹介されています。最も多く挙げられたのは「しっかり冷ます」61件で、ごはんやおかずの粗熱をしっかり取ってから詰めることの重要性が浮き彫りとなりました。続いて「素手で触らない」18件、「水分を切る・除く」17件、「持ち歩き時の保冷対策」13件、「十分な加熱」12件、「弁当箱の消毒・乾燥」11件、「作り置きおかずの扱い」10件、「冷凍食品の取り扱い」6件が挙がっていました。特に「十分な加熱」では、卵・肉・魚類のしっかりとした加熱に加え、「ちくわやハム、非加熱チーズなどの加工品も加熱してから使う」という具体的な対策が示されていました。

味付きごはんや自家製冷凍食品についても、水分量や加熱・保冷の不十分が原因で菌の増殖につながる恐れがあると指摘されています。小野氏は「安心してお弁当を楽しむためには、ごはんは白ごはんにする、しっかり加熱し冷ます、持ち歩く際の保冷対策を行うなど基本を守ることが大切です」と述べています。

(LASISA編集部)

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