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泣きやまない娘に「私も大っ嫌い!」もう限界!産んで後悔…母親は泣き崩れて<アンタなんて大キライ>

  • 2025.7.31

市役所に勤務するわかなさんは、娘のゆうりちゃんを出産して現在育休中。夫のだいちさんも市役所の別部署で働いています。結婚8年目に待望の子宝に恵まれたものの、いざ出産するとわかなさんは、ゆうりちゃんを愛するどころか憎しみの感情しか湧かないことに葛藤。出産日を振り返りながら「自分は“まともな母親”ではない」と自己嫌悪しています。

産後、母乳が出ないまま退院を迎えたわかなさん。

夫のだいちさんから「努力が足りないんじゃない?」と心無い言葉を掛けられ、次第にわかなさんは追い詰められていきます。

母親がサポートに来ますが、わかなさんを非難するばかりでほとんど力になってくれず、ストレスが募っていきます。

母親の帰宅後、わかなさんは子どものころから「出来損ないだ」と言われてきたことを振り返り、母親としても認めてもらえない自分に落ち込むのでした。

ひとりで抱え込んだ苦しい育児、母親は限界に

その後も、ゆうりちゃんのお世話はわかなさんに任せきりで、だいちさんは他人事のよう。娘が泣いても抱っこしようともしません。

わかなさんは育休中で今働いていないことへの後ろめたさと、文句を言われるのが怖くて、言葉を飲みこみ、すべてを自分ひとりでやろうとします。

そしてある日、泣き止まないゆうりちゃんに苛立ちが募り「うるさい!」「勝手に泣いてろ!」「産まなきゃよかった」と暴言を吐き捨て、わかなさん自身も泣き崩れてしまうのでした。

▼育休は、育児をするための休暇であって余暇ではありません。そのため、わかなさんは「働いていないから」と後ろめたさを感じる必要はないのです。

わかなさんの態度に甘んじてか、ゆうりちゃんのお世話をしようとしないだいちさんが、もう少し父親の自覚を持って行動してくれたら、わかなさんがここまで追いつめられることはなかったかもしれません。

つらい気持ちに陥っているとき、誰かに話すだけで気分が変わることもあります。周囲に話しにくいようであれば、自治体の相談窓口などで専門家に話を聞いてもらう方法も良いでしょう。
『よりそいホットライン』では、電話、FAX、チャットやSNSによる相談に専門の相談員が対応してくれます。悩みの内容は、子育てだけでなく暮らしの悩みごとやDV・性暴力などの相談、と多岐にわたっています。まずは、0120-279-338(岩手県、宮城県、福島県からは、0120-279-226)に電話してみてください。


著者:マンガ家・イラストレーター 神谷もち

ベビーカレンダー編集部

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